専門職・技術職に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

専門職・技術職に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

「専門職」「技術職」は弁護士や医師、研究者、開発技術者、看護師、デザイナーなど自分の技術と知識、そして資格を最大限生かすことのできる仕事で、景気に左右されにくく、生涯に渡って働くことができるのも魅力です。今回は専門職・技術職に転職する人向けに、専門職・技術職の仕事内容、平均年収・給与、また現在働いている人から専門職・技術職に向いている人向いていない人について解説いたします。ぜひ転職活動の参考にしてください。

「専門的職業」「技術的職業」とは

「専門的職業」「技術的職業」とは、高度の専門的水準において、科学的知識を応用した技術的な仕事や医療・法律・芸術などで仕事で働く人をいいます。わかりやすく言うと、一芸に秀でていて、特殊なスキルを持った職業ということでしょうか。会社や団体の研究部門、開発部門などで活躍する働き方のほか、個人の知識や技術を生かし、独立してフリーランスや個人事業主として働いている人も多い職種です。

「専門的職業」「技術的職業」で働く人この職業はハローワークの求人分類でも幅広く分類されています。
理学、工学、医学、農学などの「研究者」、電気・電子・自動車・食品・化学業界での「開発技術者」と「製造技術者」、建築設計士、建築工事現場監督、測量士などの「建築・土木・測量技術者」、システムコンサルタントやソフトウェア開発技術者、通信ネットワーク技術者などの「情報処理・通信技術者」や、医療関連では、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師保健師、助産師、看護師ほか、理学療法士、診療放射線技師などの「医療技術者」「栄養士」「管理栄養士」「ケアマネジャー(介護支援専門員)」、「福祉相談・指導専門員」「保育士」などが該当します。

また「裁判官」「弁護士」「司法書士」「公認会計士」「税理士」「社会保険労務士」などの士業、幼稚園から大学までの「学校教員」、著述家、記者、編集者、美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者、音楽家、舞台芸術家、プロのスポーツ選手まで、実に多岐に渡ります。あらためて見ると、子どもの頃になりたいと思っていた職業が多いのも特徴です。

小分類 職業
研究者 理学、工学、農学・林学、医学、人文科学、社会科学などの研究者
農林水産技術職 農業、畜産、林業、水産の技術指導職
開発技術職 食品、電気・電子・電気通信、機械、自動車、輸送用機器、金属製錬・材料の開発技術職
製造技術職 食品、電気・電子・電気通信、機械、自動車、輸送用機器、金属製錬・材料の製造技術職
建築・土木・測量技術職 建築構造設計技術者、建築設計士、工事現場監督などの建築技術者、土木技術者、測量技術者
情報処理・通信技術職 システムコンサルタント、システム設計技術、ソフトウェア開発技術者、通信ネットワーク技術者、システム運用管理者など
その他の技術者 労働安全衛生技術者、環境衛生技術者、地質調査技術員、ボイラー検査員など
医師、歯科医師、薬剤師 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
保健師、助産師、看護師 保健師、助産師、看護師、准看護師
医療技術職 診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師理学療法士作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、歯科衛生士歯科技工士
その他の保健医療職 栄養士、管理栄養士、あん摩マッサージ指圧師、はり・きゅう師、柔道整復師、義肢装具士、病院の心理カウンセラー、臨床心理士
社会福祉専門的職 保育士、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、福祉相談員、福祉施設の指導専門員、医療ソーシャルワーカー、社会福祉施設の心理カウンセラー
法務職 裁判官、検察官、弁護士、弁理士、司法書士、土地家屋調査士、他に分類されない法務職
経営・金融・保険の専門職 公認会計士、税理士、社会保険労務士、アクチュアリー、証券アナリスト、中小企業診断士など経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナー
教育職 幼稚園、小中高校教員、大学教員、専修学校教員、各種学校教員、職業訓練指導員、研修施設教員
宗教家 キリスト教聖職者、神職、仏教僧侶
著述家、記者、編集者 文芸家、翻訳家、コピーライター、脚本家、シナリオライター、記者、新聞・雑誌・図書編集者、映画編集者
美術家、デザイナー、写真家 彫刻家、画家、書家、漫画家、工芸美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
音楽家、舞台芸術家 音楽家、舞踊家、俳優、プロデューサー、演出家、演芸家
その他の専門的職 図書館司書、学芸員、カウンセラー、学習塾教師などの個人教師、職業スポーツ家、通信機器操作員、行政書士、不動産鑑定士、アナウンサー通訳、調律師、調教師、通関士、アートディレクター、カラーコーディネーター、スタイリスト、フードコーディネーター、料理研究家

「専門的職業」「技術的職業」で働く人

「専門的職業」「技術的職業」を仕事としている人はどれくらいいるのでしょうか。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)によると、「専門的職業」「技術的職業」に従事している人は、全国で約1,014万人となっており、男女の割合では男性が約549万人、女性が465万人と男性の方が多くなっています。
この数字はすべての職種職業の中では「事務職」の約1,240万人に次いで2番目に多い人数で、割合では約15.7%を占めています。
日本には専門的な技術や知識を仕事に生かしている人が多いと言えるほか、ウェブデザイナーなどのように技術の進化によって新しく生まれた職業が多いこと、また個人としても独立しやすい職業であることが言えるでしょう。

「専門的職業」「技術的職業」で働く人
(全国で約1,014万人となっており、男女の割合では男性が約549万人、女性が465万人と男性の方が多い)

   男性 女性 合計
「専門的職業」「技術的職業」で働く人 約549万人 約465万人 約1,014万人

「専門的職業」「技術的職業」の平均年収・給与

それでは次に「専門的職業」「技術的職業」の平均給与、平均年収をみてみましょう。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると
この職業は分野が幅広く、個人の技術や知識によっても大きく異なるため、給与も年収の高低差があることがわかります。
比較的、年収が高いのが、「研究者」や「システム・エンジニア」「医師」「弁護士」「公認会計士、税理士」「各種教員」「記者」でしょうか。

ただしこの分野は、国家資格やそれに準ずる資格も多いため、一つ一つスキルアップしていきながら、年収を上げていくことが可能なほか、またスキルを買われてのヘッドハンティングや独立開業の道も開かれている職業だといえます。よく「手に職をつけなさい」といいますが、まさにこの職業のことを指しているのでしょう。

男性の場合の平均年収・給与

男性の場合 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
自然科学系研究者 39.2 43.6万円 134.5万円
化学分析員 39.2 36.2万円 119.6万円
技術士 44.0 41.4万円 110.3万円
一級建築士 50.2 42.6万円 141.0万円
測量技術者 43.5 31.9万円 82.1万円
システム・エンジニア 38.6 41.2万円 116.2万円
プログラマー 33.2 30.7万円 50.1万円
医師 41.1 91.0万円 86.7万円
歯科医師 39.4 53.5万円 32.0万円
獣医師 43.1 45.3万円 130.6万円
薬剤師 38.8 42.7万円 74.4万円
看護師 35.2 33.5万円 84.2万円
准看護師 41.5 29.2万円 65.4万円
看護補助者 37.5 22.3万円 44.0万円
診療放射線
診療エックス線技師
42.1 38.3万円 93.1万円
臨床検査技師 40.2 35.1万円 92.6万円
理学療法士、作業療法士 31.9 29.2万円 65.5万円
歯科衛生士
歯科技工士 42.3 33.7万円 45.4万円
栄養士 35.6 25.2万円 58.2万円
保育士(保父) 30.9 23.8万円 60.4万円
介護支援専門員
(ケアマネージャー)
42.2 28.1万円 57.7万円
ホームヘルパー 37.5 23.7万円 29.3万円
福祉施設介護員 37.3 23.8万円 53.3万円
弁護士 35.0 86.9万円 117.4万円
公認会計士、税理士 39.3 51.6万円 170.7万円
社会保険労務士 49.0 44.0万円 165.2万円
不動産鑑定士 45.8 48.1万円 164.0万円
幼稚園教諭 40.5 32.7万円 96.9万円
高等学校教員 43.9 44.3万円 173.3万円
大学教授 57.6 66.5万円 301.6万円
大学准教授 46.7 53.9万円 221.5万円
大学講師 43.6 50.3万円 171.3万円
各種学校
専修学校教員
44.0 37.2万円 106.3万円
個人教師
塾・予備校講師
36.8 30.3万円 43.1万円
記者 40.0 55.8万円 195.2万円
デザイナー 38.3 36.0万円 53.6万円
ワープロ・オペレーター 37.9 31.9万円 57.1万円
キーパンチャー 45.3 33.6万円 97.6万円
電子計算機オペレーター 36.8 29.7万円 86.7万円

女性の場合の平均年収・給与

女性の場合 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
自然科学系研究者 36.2 34.7万円 66.2万円
化学分析員 37.9 27.7万円 79.4万円
技術士 37.8 30.9万円 93.7万円
一級建築士 40.9 35.0万円 93.4万円
測量技術者 41.7 19.5万円 60.3万円
システム・エンジニア 34.8 33.8万円 87.5万円
プログラマー 30.4 26.2万円 46.0万円
医師 37.0 67.3万円 61.6万円
歯科医師 35.3 47.6万円 37.6万円
獣医師 34.3 40.3万円 88.9万円
薬剤師 38.7 35.5万円 76.2万円
看護師 38.5 32.8万円 83.1万円
准看護師 49.0 27.5万円 63.6万円
看護補助者 45.1 20.3万円 43.0万円
診療放射線
診療エックス線技師
34.2 32.4万円 86.7万円
臨床検査技師 37.9 30.5万円 81.8万円
理学療法士、作業療法士 31.1 27.4万円 62.1万円
歯科衛生士 33.2 25.7万円 44.1万円
歯科技工士 35.8 23.4万円 25.0万円
栄養士 34.7 23.4万円 57.6万円
保育士(保母) 35.2 21.8万円 60.2万円
介護支援専門員
(ケアマネージャー)
48.9 25.4万円 56.3万円
ホームヘルパー 47.6 22.1万円 35.5万円
福祉施設介護員 41.0 21.5万円 45.0万円
弁護士 38.5 58.5万円 64.3万円
公認会計士、税理士 43.5 39.1万円 100.0万円
社会保険労務士 38.6 39.4万円 158.0万円
不動産鑑定士 59.5 18.5万円 84.0万円
幼稚園教諭 31.9 22.4万円 62.6万円
高等学校教員 40.2 37.9万円 134.6万円
大学教授 57.2 61.7万円 281.0万円
大学准教授 47.8 51.3万円 205.9万円
大学講師 43.0 43.6万円 147.6万円
各種学校
専修学校教員
43.5 33.0万円 96.4万円
個人教師
塾・予備校講師
33.1 23.7万円 25.4万円
記者 34.7 44.8万円 142.7万円
デザイナー 33.9 26.9万円 35.1万円
ワープロ・オペレーター 41.2 23.7万円 41.8万円
キーパンチャー 39.6 22.4万円 46.0万円
電子計算機オペレーター 37.9 22.0万円 44.2万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

「専門的職業」「技術的職業」に向いている人、向いてない人

では「専門的職業」「技術的職業」はどのような人が向いているのでしょうか。実際に「専門的職業」「技術的職業」で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。
この職業は、仕事内容がバラバラですので、一概に言えないところもありますが、技術を突き詰める点、知識を突き詰める点では同じだと思いますので、それぞれ参考にしてみてください。

電気制御関係の仕事(主に検査など)の場合
技術細かいところまできちんと目を通せる几帳面な方、また地味な作業でも根気よくできる方が向いていると思います。
図面に沿って一つずつ整合性が取れているか確認を取ったり、動作の確認などの過程で同じような作業を繰り返すこともあります。ですが、すべて意味のある作業なので、これらの1つでも省略してしまうと後で大きなミスにつながる可能性があるからです。このような作業をコツコツと最後まで積み上げていくことが必要な仕事だからです。ですので、忍耐力、几帳面さは欠かせない資質だと思います。

反対に向いていない人は
大雑把で何事も大体で済ませてしまうような人は向いていないです。また、自分の考えを伝えられない人も難しいかもしれません。
きちんとした結果が求められる仕事なので、自分で一から十まで目を通すことができないような人は難しいと思います。自分で確認した検査の結果や不審な点への質問・連絡などもこなさないといけないので、それらをまとめ伝えることができない人も向かないと思います。
それ以外では男女の差・年齢の差はないように感じます。ですが、電気を扱う仕事なので、個人差はあると思いますが苦手意識は出てくると思います。
(徳島県 女性 33歳)

新聞記者の場合
新聞記者の場合常日頃からテレビ、新聞、雑誌など幅広いメディアのニュースをチェックし、世の中で何が起きているかを常に把握していることが必要です。そのため、高い情報処理能力や記憶力が求められます。
また、偏った意見に惑わされず、情報をさまざまな角度から総合的に判断し、真偽を明らかにすることが必要です。報道によって世の中を良くしたいという正義感のある人が向いていますが、正義感も偏っていてはいけません。物事を公正、公平に判断できる能力が必要です。たくさん本を読み、自分の意見を文章にまとめることが好きな人が向いています。

反対に向いていない人は
担当の部署にもよりますが、基本的に生活は非常に不規則です。取材先が出勤する前の早朝に自宅まで行き取材する朝駆け、取材先が帰宅するまで自宅前で張り込んで取材する夜討ちを毎日やります。他社の新聞に自分が担当する事案の独自記事が載っていれば、未明に電話でたたき起こされ取材、執筆を要請されます。
また、地震や火事、洪水など災害が起きた場合も土日祝日に限らずかり出されます。男女同じ仕事をすることが求められますので、被災地での取材や徹夜の取材も体力的にきついものがあります。常に現場の最前線にいることが求められるので、女性が結婚して出産し、希望通りに職場復帰できるかというと現状は難しいです。
(東京都 女性 31歳)

最後に 「専門的職業」「技術的職業」に転職を考えている方へ

この職業は、自分自身の技術や知識が最大限求められる仕事なので、異業種からの転職よりも、同業他社または近似職種への転職が多いようです。
ただし、その一方で、この職業は国家資格やそれに準ずる資格が多く、技術を身に付けることで生涯に渡って働けることや、時代の好不況に左右されにくい職業であることから、たとえば「営業職」から一念発起で、懸命に勉強をして「弁護士」「税理士」など士業の資格を取ったり、「事務職」から有望な医療や介護の世界に飛び込む人もいます。個人の努力や頑張りが反映されやすく、やりがいのある職業といえます。独立をしてフリーランスや個人事業で生計を立てている人が多いのはその証左といえるでしょう。

子どもの頃からなりたかった職業、自分が本当にやりたい仕事、といえば、なんといっても「専門的職業」「技術的職業」ではないでしょうか。

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