作業療法士に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

作業療法士に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

「作業療法士」は、身体障害や精神障害がある人に対して、入浴や食事など日常生活の動作、手芸や木工作などの作業など生活全般の活動を通して治療・訓練をおこないます。今回は「作業療法士」に転職する人向けに、「作業療法士」の仕事内容、平均年収・給与、また現在働いている人から「作業療法士」に向いている人向いていない人について解説いたします。ぜひ転職活動の参考にしてください。

「作業療法士」とは

「作業療法士」は、OT(Occupational Therapist)とも呼ばれ、身体障害や精神障害がある人に対して、入浴や食事など日常生活の動作、手芸や木工作などの作業など生活全般の活動を通して治療・訓練をおこない、心身の機能の回復と社会生活への復帰を支援するのが仕事です。よくいわれる「理学療法士」との違いは、「理学療法士」が基本的動作能力の回復を目指すのに対して、「作業療法士」はおもにその後の(基本的動作能力回復後の)社会適応に向けた心と身体のリハビリが多くなります。
作業療法対象の患者構成は、厚労省(ハローワーク)データによると、身体障害・老年期障害が約70%、発達障害が約10%、精神障害が約20%の割合となっています。
「作業療法士」の仕事は、ハローワークなどでの職業分類は、高度な技術、専門的な技術を要する「専門的・技術的職業」の中の、中分類「医療技術職」に属しています。

「作業療法士」で働く人

「作業療法士」を仕事としている人はどれくらいいるのでしょうか。
「平成27年国勢調査」(総務省)によると、「理学療法士」または「作業療法士」に従事している人は全国で約14.1万人と、他の医療技術職の中でも比較的大勢の人が働いています。男女の割合では男性が約7.6万人、女性が約6.5万人となっており男女の割合はほぼ半々です。

なお、雇用形態については、正規雇用は約13.3万人、パートアルバイトなどの非正規雇用が約8,000人となっています。ほとんどが正規雇用です。

全就業者数 性別 人数
理学療法士・作業療法士全体で 14.1万人 女性 約6.5万人
男性 約7.6万人

理学療法士・作業療法士

「作業療法士」として働くには

201944-1作業療法士になるためには、4年制大学、短期大学(3年制)、専門学校(3年制、4年制)などの養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけた上で、毎年おこなわれる「作業療法士国家試験」に合格する必要があります。
試験内容は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学)、臨床医学大要及び作業療法の一般問題、運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要及び作業療法に関する実地問題、口述試験及び実技試験で、試験の受験者数と合格率は、平成28年度の場合で、受験者数は約6,100人、合格者数が約5,300人、合格率は87.6%となっています。
「作業療法士」の勤務先は、理学療法士と同様に、病院やリハビリテーションセンターや老人ホームなど社会福祉施設のほか、精神科病院、障害者福祉施設、児童養護施設などで働く人も大勢います。
また作業療法士の国家資格取得後のキャリアアップとして、専門性を高め、良質なサービスを提供する臨床能力を習得することで、「認定作業療法士」「専門作業療法士」の制度を設けられています。
※なお同日実施の「理学療法士国家試験」の場合、受験者数は約2倍の約12,000人、合格者数が約9,200人、合格率は74.1%となっています。

「作業療法士」の平均年収・給与

それでは次に「作業療法士」の平均給与、平均年収をみてみましょう。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると、男性が31.9歳の場合で給与が29.2万円、ボーナスが65.5万円、女性は31.1歳の場合で給与が27.4万円、ボーナスが62.1万円となっています。他の医療技術職と比べても、平均的な金額になっています。

作業療法士の平均年収・給与
性別 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
男性 31.9 29.2万円 65.5万円
女性 31.1 27.4万円 62.1万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

「作業療法士」に向いている人、向いてない人

では「作業療法士」はどのような人が向いているのでしょうか。実際に「作業療法士」で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。転職に当たっての参考にしていただければと思います。

「作業療法士」に向いている人
技師「作業療法士」に向いている人は、必要な能力は客観的な評価と、数値化しにくい観察の両面から、対象者の困っていることに対しての解決策を提示できることです。
理由は、医療の世界での客観的評価の信頼性はどんどん上がっているので、観察から得られる数値化できない対象者個別の特性を踏まえた上で、観察や経験のみに頼るだけでなく、数値化された評価をきちんと使える必要があると考えるからです。
資質としては、人と接することが好きな人、病気や障害を持つ人の役に立ちたいと思える人、常に新しい知識や技術を学ぶための努力ができる人(書籍や文献を読む、研修会に参加することもそうだが、目の前の対象者から学ぶ姿勢を持てることも大切)多職種からの意見を取り入れ柔軟に対応ができる人。

反対に向いていない人は
・対人緊張の強い人(最近、対象者とのコミュニケーションが取りにくい実習生に多いように思います。私たち作業療法士は雑談をしながら必要な情報を得るための会話をしているのですが、そもそも雑談ができない人が増えているように感じます)
・対象者やその家族を人として尊敬できない人(これはどちらかというと、有資格者に多い。話し方や態度がえらそうになっている人がいます。医療職は医療の中にいるときは専門家なのだからその知識があって当然で、でも対象者は私たちとは違う分野で生きてこられた方たちだし、年齢も私たちより上の方も多数いる。敬う態度や気持ちが全然見られない人は、人としてどうかと思います)。
・新しい知識を取り入れようとしない人、他者からの意見を聞こうとしない人
(女性 39歳 滋賀県 現在作業療法士)

医療技術職と医業関連職の分類

「医療技術職」は、医師、歯科医師、獣医師のほかにも、多くの職業があります。人の生命に直接関わる医療の仕事は、高度な技術と専門性が求められるため、そのほとんどは国家資格が必要となります。

中分類 小分類
医療技術職 診療放射線技師
臨床工学技士
臨床検査技師
理学療法士
作業療法士
視能訓練士、言語聴覚士
歯科衛生士
歯科技工士
中分類 小分類
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師 医師
歯科医師
獣医師
薬剤師
保健師、助産師、看護師 看護師、准看護師
保健師
助産師
保健医療職 栄養士、管理栄養士
あん摩指圧師、はり・きゅう師
柔道整復師
その他の保健医療職

「作業療法士」に転職を考えている人へ

転職アドバイス「作業療法士」は昭和40年、「理学療法士及び作業療法士法」により新しく生まれた国家資格です。近年は特に高齢者の増加や核家族化による一人暮らしの増加により、リハビリの専門家「作業療法士」の仕事は増えています。
就業場所も理学療法士と同様に、病院やリハビリテーションセンターのほかにも、精神科病院、老人保健施設、障害者福祉施設、児童養護施設など、身体障害、精神障害に関する施設のほぼ全てが対象になっており、日常生活をスムーズに送るための動作訓練が社会には欠かせないものとなっています。
転職にあたっては大学病院・総合病院・精神科病院などの医療施設、老人保健施設などの社会福祉施設、さらに障害者福祉施設、児童養護施設などでも募集しています。医療系転職サイトや各都道府県の作業療法士協会、ハローワークに情報が集まっていますので見逃さないように随時チェックすることが重要です。

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