営業職に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など

営業職に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など

「営業職」とは主に企業において顧客の開拓から商品・サービスの売り込み、契約、フォローをおこなう仕事で、営業マン、営業レディーとも呼ばれています。「営業職」にはどのような人が向いているのでしょうか、またどのような人が向いていないと思われるのでしょうか。ここでは実際に「営業職」として働いている人、働いていた人に必要な能力や性格、適職性など現場の生の考えを聞いてみました。経験者ならではの含蓄ある意見、ユニークなアドバイスが集まっています。「営業職」へ転職を考えている人はぜひ参考にして、面接での質問回答の受け答えにお役立てください。

お客の潜在的ニーズを汲み上げ、提案に結びつける「営業職」

ものを売るというのは商売の基本でもあります。いくらいい商品を作っても売れなければ事業は成り立ちません。
「販売職・営業職に転職-仕事内容や平均年収・給与」ページでも詳しく解説していますが、「営業職」は「商品販売職」や「販売類似職」などと同じ「販売職」に分けられます。
飲食料品、化学品、医薬品、自動車や電器、通信・情報システム、金融・保険、不動産営業ほか、デパート外商、旅行、広告、製造受注から会員勧誘員、新聞拡張員までが含まれます。世の中の企業で、得意先を訪問して、商品やサービスを説明、販売する仕事はほぼ「営業職」に当たります。就労者数は全国で約340万人といわれています。(平成27年 労働力調査年報参考)
※なおデパートやモール、量販店などの「販売職」に向いている人はこちらで紹介しています。

黙っていても商品が売れた良い時代と違って、インターネットやメディアで情報が氾濫している現在では、金額や性能・機能の説明よりも、購入・導入することでどのような効果が得られるか、どう改善されるかといった導入効果の提案や、まだ表面化していない課題やニーズの汲み上げといった能力が必要になってきています。数値や機能の比較はネットでも簡単に調べられますが、人間にしか出来ないサービスの提案が求められているのです。

「営業職」の分類

「営業職」には下記の仕事があります。

小分類 職業
飲食料品販売営業 飲食料品営業、飲食料品ルート営業
化学品販売営業 化学品営業、化学品ルート営業
医薬品営業 医薬情報担当、医薬品卸売業、MR
機械器具販売営業 一般機械器具、電気機械器、自動車販売営業
通信・情報システム営業 通信営業、システム営業、システム開発営業
金融・保険営業 銀行等渉外、証券営業、保険営業
不動産営業 住宅・不動産会社営業、住宅リフォーム営業
その他の営業 旅行営業、広告営業、印刷営業、会員勧誘員、デパート外商

ちなみに「営業職・販売職」全体の分類は

ちなみに「営業職・販売職」全体では下記のように、主に小売業の「商品販売職」、主に企業内の「営業職」、不動産仲介や保険代理などの「販売類似職」の職種に分かれています。求職にあたっても、各営業職・販売職の内容を理解しておくことが必要です。

大分類 中分類
営業職・販売職
全体の平均年収や給与、解説はこちら
商品販売職
営業職
販売類似職

「営業職」に向いている人、向いてない人

これら「営業職」はどのような資質や性格、能力が求められるのでしょうか。反対にどのような人が向いていないのでしょうか。世間の様子をみていると、優秀な「営業職」とは、決して立て板に水を流すようにトークが出来る人、押し出しが強い人、人の何倍もパワフルな人だけでは無さそうです。
ここでは実際に「営業職」として働いている人、働いていた人に考えを聞いてみました。現場の生の声をぜひご覧下さい。

相手にわかりやすい表現で伝える能力が重要

●営業職に向いている人は
営業職に向いている人独立系のシステム開発会社で営業担当として働いています。サービスの提案だけでなく、開発を担当するスタッフに問い合わせたり、お客側とのスケジュール調整を行ったりするのが仕事です。
私の職場で重視されているのは、自分の持つ情報を的確なものとし、相手にわかりやすい表現で伝える能力です。話す相手の意識をひくことも大切ですが、何よりも相手に納得していただくことが営業には求められます。
また、お客が必ずしも情報分野に詳しい方とは限りませんから、専門用語を相手がわかる表現にかみ砕く必要も出てきます。単に口が達者というよりは、相手が自然と聞き入る話し方の方が営業に向いていると思います。

●反対に営業職に向いていない人は
営業をやって欲しくないのは、自分の都合や意見を強要したがる人です。
営業は、お客様にサービスの提案を行う立場ではありますが、同時にお客様の課題解決を担う立場にあります。お客様の置かれた状況や制約条件についてよく知る姿勢なしに、課題の解決を図ることはできません。
「私(我が社)はこういうことができる」「こうすれば解決できるだろう」と先にこちらから切り出してしまうと、別のより良い提案を選べなくなってしまいます。
まずは相手の言い分を聞き、その上で自分が何を提案できるか、開発スタッフに何を尋ねるべきかを明らかにする。その相手本位な姿勢こそが、営業のとるべき姿だと私達は考えています。
(男性 32歳 東京都)

吸収する力がない人はどんどんおいて行かれます

●営業職に向いている人は
事務機器販売の営業です。一番大切なことは、会社の成長を考えている人です。常に会社の成長を考えていれば、おのずと何をするべきなのか次々に思い浮かべることができます。会社の利益が、自分に返ってきます。大きな会社になると、金額がわかりにくくやりがいを持てなくなる時があるかもしれませんが、きちんと見ている上司は必ずいます。口先ばかりで深く考えずに行動する人は数年で底が知れるでしょう。
考え、行動ができれば年齢は関係ありません。しかし、営業での若い労働力は非常に大切です。至らない所も多く見受けられますが、怒られれば真摯に受け止め改善していく心を持ちましょう。

●反対に営業職に向いていない人は
男女の差は悲しいながらあります。女性は男性と同じ仕事をするだけの体力はありません。それを女性に求めるのは酷です。しかし、営業職が向かないという訳ではなく、女性ならではの細やかさで勝負すれば良いと思います。
年齢を重ねていくと、新しい情報を入れる能力がグンと落ちます。昔の栄光にすがりつき新しい物を嫌っていては前に進みません。吸収する力がない人はどんどんおいて行かれます。
知識を吸収するだけではなく、人からの助言もスポンジのように吸収しなければなりません。営業は知識とそれを広める口の力が不可欠です。素直になって新しい事を学べるようになって欲しいです。
(女性 33歳 兵庫県)

どんなに業績が良くても謙虚な姿勢で向き合うこと

●営業職に向いている人は
営業職に向いている人営業職は根気も必要ですが何よりもくじけない粘り強さが大事だと思います。
職場によりますが飛び込み営業なんて断られるのが当たり前、いちいちそれで落ち込んでいるようではとても続きません。
引き継ぎで取引先があるのは有利ですが、常に新規開拓はしておかなければならないのが営業職の辛いところでもありますし、そのためには自分から進んで行動を起こす勇気が不可欠になります。
開拓できたら次はどうやってそのパイプを継続するかです。
取引先が一気に離れてしまうなんてことも珍しくないので、どんなに業績が良くても謙虚な姿勢で向き合うのが好ましいです。
丁寧かざっくばらんかは相手次第ですが、やはり誠意がある対応を求められると思います。

●反対に営業職に向いていない人は
すぐに諦めてしまう性格は向いていません。
無駄だと思うことが後々成果に結びつくことはよくあることです。取引がなくても挨拶を欠かさず、顔を売っておくぐらいの余裕がないと人は信用してくれないものです。
年齢的な向き不向きは無くはないですが、それ以上に適性があるかどうかの方が大事です。
キャリアがあればそれでも実直な姿勢、若ければ体力を活かすべきです。
あくまでお客様、取引先様があってこその仕事ですから、自分のことばかり優先するとすぐに結果に出てしまいます。まずは相手を儲けさせるとかメリットをもたらせるような心配りがないと長続きしません。
(男性 50歳 東京都)

相手が何を求めているか理解し、伝える事ができる人

●営業職に向いている人は
営業職、販売職に向いている人というのは、人と話す事が好き、元気がある人と思われがちですが、それは大きな間違いです。
本当に営業職向きだと思われる人は、人の話をよく聞く人であり、そして相手が何を求めているか理解し、それを伝える事ができる人です。
つまり、人の気持ちを読むのが上手な人です。もちろん笑顔が多いに越した事はありませんが、人の気持ちを読む事ができる人は、いずれ必ず相手と深い信頼関係を築く事ができます。それが自分の数字、成績へと繋がっていきます。将来的には、自分が積極的に動かなくても、相手から仕事を依頼される事が多くなってきます。

●反対に営業職に向いていない人は
営業職に向かない人は、曖昧な言い方をし、自信を持って「~だと考えられるからこうしましょう。」と言い切る事ができない人だと思います。失敗をいつまでも引きずる人も向いていないかもしれません。
これは男性女性も年齢も関係ありませんし、元気の良さやコミュニケーション力も必要ありません。自分の勧め方や自分のサービス説明のどこに不足部分があったのかを反省する前向きさがなければ長くは続かないと思います。
(女性 35歳 東京都)

メールはすぐに返信、質問されたことを放置しない、曖昧な回答はしない

●営業職に向いている人は
営業職で一番大切なのは、相手(顧客)の信用を得ることにつきます。一見ニコニコしていて愛想がよく見える人でも仕事が信用できなければうまくいきませんし、一見愛想が悪く見える人でも仕事がきちんとしていれば結果的に相手といい関係が築けます。私の周囲で相手の信用を得ている人の具体的な特徴は、メールはすぐに返信すること、質問されたことを放置しないこと、質問に曖昧な回答はしないこと、答えがわからない場合は一旦保留にし、きちんと確認してから回答することです。これらがきちんとできる人が向いている職種だと思います。

●反対に営業職に向いていない人は
もちろん上記ができない人が最も向いていないと思います。一番悪いケースが、相手からの質問を放置したり、口だけ何かをすると言っておいて結局しないことです。ですので失念が多い人や大雑把すぎる人は致命的になると思います。男女の差については特に感じたことはありませんが、年齢については得意不得意ではないですが、やりやすさ・やりにくさとして差があると思います。正直なところ、20代の若い方であれば、ある程度のミスや無礼があっても許されると思います。当然ですが、30代半ばあたりから年齢がすすむにつれ、周りからの目も厳しくなってくると思います。
(女性 30歳 兵庫県)

最後に編集部から

「営業職」というと、社交的で話しが上手で人当たりが良い、押し出しが強くて強引、といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。また最近では、毎月のノルマに追われて残業ばかりで大変とか、精神がよほど図太くないと務まらないなどの理由で、敬遠されることも多いようです。

でも全国に約340万人いるといわれている営業職の中でイメージ通りの人はほんの一握り、ほとんどの人は、他の職業の人と同じ様に、人と話す時に緊張したり、口べたであったり、気が弱くて人に強く言えないタイプではないでしょうか。営業職だけが特別ではないと思います。

営業職の醍醐味といえば、やはりお客さんから信用してもらい、仕事を依頼してもらった時でしょう。人は他人から頼りにされた時、必要とされた時に、一番やりがいや充実を感じるといいます。それを仕事に中で何度も体験できるのが営業職なのです。

たしかに対お客さんは、人間同士でうまくいかないことも、怒られることもあります。社内では嫌な上司からノルマを追求され辞めたくなることも多いかも知れません。

でもそれは学校や部活、家族の中でも同じことです。人は人間関係で一番苦労しますが、一番楽しい嬉しい思いをするのも人間関係なのです。もし機会があれば、ぜひチャレンジしてみるべき職業だと思います。

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