職業の分類一覧表

職業の分類一覧表

転職活動の際、面接で「あなたの希望する職種は何ですか?」「以前の会社はどんな業種でしたか?」などと聞かれることがありますが、「産業」「業種」「職業」「職種」の意味について、うまく答えられるでしょうか。

それぞれの意味は少しややこしいものの、転職活動にあたっては、言葉の定義を正確に理解しておくことで、「自分が好きな仕事はこれ」と納得しながら活動することができます。この点があいまいだと、2次面接、3次面接へと進んでいった時に、うまく答えられずに残念な結果になってしまいかねないのです。

職業の分類方法は現在、政府の各種統計調査に用いられる総務省の「日本標準職業分類」、ハローワークで使用している厚生労働省の「職業分類」が主なところだですが、どちらも言い回しや細部などは多少異なるものの、基本的には同じような分け方をしています。ここでは総務省の「日本標準職業分類」をもとに一覧を紹介してみよう。

職業とは

「職業」とは、私たちが日常従事する仕事のことで、大分類(一番大きなくくり)は、「管理職」「専門・技術職」「事務職」「販売職」「サービス職」「保安職」「農林漁業職」「生産工程職」「輸送・機械運転職」「建設・採掘職」「運搬・清掃・包装等職」の11種類と「分類不能」を合わせて合計12種類に分かれています。

日本標準職業分類

大分類 小分類
A.管理職 課(課相当を含む)以上の組織の管理的仕事に従事する者をいいます。法人・団体の役員や課長・店長などの管理職、国会議員、知事などの公務員管理職、地方公共団体の局・部・課長
B.専門・技術職 高度の専門的水準において、科学的知識を応用した技術的な仕事に従事する者及び医療・法律・芸術その他の専門的性質の仕事に従事する者をいいます。
たとえば、研究者、農林水産技術者、開発技術者、製造技術者、建築・土木・測量技術者、情報処理・通信技術者、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、医療技術者、裁判官、弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士など士業、教諭、教授など教育職、宗教家、著述家、記者、編集者、美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者、音楽家、舞台芸術家など
「専門・技術職の仕事内容と特徴」を見る
C.事務職 一般に課長(課長相当職を含む)以上の職務にあるものの監督を受けて、庶務・文書・人事・会計・調査・企画・運輸・通信・生産関連・営業販売・外勤に関する事務及び事務用機械の操作の仕事に従事する者をいいます 。
例えば、一般事務員、会計事務、営業・販売関連事務、銀行の窓口事務員、旅行会社カウンター係、案内係、フロント、集金人、メーター検針員、オペレーター、有料道路料金係、出改札係など
「事務職の仕事内容と特徴」を見る
D.販売職 商品(サービスを含む)・不動産・証券などの売買、売買の仲立・取次・代理などの仕事、保険外交、商品の売買・製造などに関する取引上の勧誘・交渉・受注の仕事に従事する者をいいます。
例えば、企業の営業職、一般商店・コンビニエンスストア・スーパー・デパートなどの販売店員、レジ係、商品販売外交員、保険外交員、銀行外交員、スーパー店長、新聞拡張員、不動産仲介人など
「販売職・営業職の仕事内容と特徴」を見る
E.サービス職 理容・美容・クリーニング・調理・接客・娯楽など個人に対するサービス、居住施設・ビルなどの管理サービス及びその他のサービスの仕事に従事する者をいいます。
例えば、理容・美容師、クリーニング工、調理人、ウェイター、ウェイトレス、接客係、ホームヘルパー、ベビーシッター、駐車場・ビル管理人、寮管理人、ツアーコンダクター、ビデオレンタル店員、広告ビラ配達員など
「サービス職の仕事内容と特徴」を見る
F.保安職 社会・個人・財産の保護、法と秩序の維持などの仕事に従事する者をいいます。自衛官、司法警察職員(警察官や海上保安官)、その他の保安の職業(看守、消防員、警備員など)
「保安職の仕事内容と特徴」を見る
G.農林漁業職 農業、林業、漁業の職種に従事する者をいいます
H.生産工程職 生産設備の制御・監視の仕事、機械・器具・手動具などを用いて原料・材料を加工する仕事、各種の機械器具を組立・調整・修理・検査する仕事、製版・印刷・製本の作業、生産工程で行われる仕事に関連する仕事及び生産に類似する技能的な仕事に従事する者をいいます。
例えば、生産設備制御・監視員、機械組立設備制御・監視員、製品製造・加工処理工、機械組立工、機械修理工、自動車整備工、製品検査工など
「生産工程職の仕事内容と特徴」を見る
I.輸送・機械運転職 鉄道運転、自動車運転、船舶・航空機運転、その他の輸送(車掌やフォークリフト運転)、定置・建設機械運転(発電員、変電員、ボイラーなど)の職業
「運搬・清掃・包装職の仕事内容と特徴」を見る
J.建設・採掘職 建設の仕事、電気工事に係る作業を行う仕事、ダム・トンネルの掘削などの仕事、鉱物の探査・試掘・採掘・採取・選鉱の仕事に従事する者をいいます。(ただし、建設機械を操作する仕事に従事する者は「輸送・機械運転の仕事」となります。)
例えば、型枠大工、とび職、鉄筋工、大工、れんが積工、ブロック積工、タイル張工、屋根ふき工、左官、畳工、配管工、送電線電工、外線電工、通信線架線工、電信機据付工、電気工事従事者、土木従事者、坑内採鉱員、石切工、砂利採取員など
「建設・採掘職の仕事内容と特徴」を見る
K.運搬・清掃・包装等職 主に身体を使って行う定型的な作業のうち、運搬・配達・梱包・清掃・包装等に従事する者をいいます。
例えば、郵便・電報外務員、船内・沿岸荷役従事者、陸上荷役・運搬従事者、倉庫現場員、配達員、荷造工、清掃従事者、包装工など
「運搬・清掃・包装職の仕事内容と特徴」を見る
L.分類不能

さらに大分類は、約70の中分類、約350以上の小分類に分けられており、たとえば「管理職」だと会社役員、「専門・技術職」の医師、「サービス職」の理容師、「保安職」の自衛官、「輸送・機械運転職」の電車運転士、「建設・採掘職」の大工など、細分化されていきます。

転職活動では「希望する業界」も「希望する職業」も重要

ハローワークで求人情報を探す時には、「希望業種」からではなく「希望職業」を訪ねられることが大半です。ハローワークは正式名称を「公共職業安定所」といい、職業安定法によってできた国の職業紹介機関だから当然といえば当然なのですが、リクナビNEXTやマイナビ転職などの転職情報サイトでも独自の区分けにより「業種から探す」「勤務地から探す」がメインになっていることが多い。

これは「職業」はその人が身につけたスキルであり、異業種にいっても通用することが多いからです。例えばアパレルで「販売職」に従事していた人は、他の業種に転職しても「販売職」でうまくいく可能性が高く、特に「専門・技術職」などは同業種への転職が当たり前のようにおこなわれています。

もちろん人によっては「どんな仕事でもいいからこの業界に携わりたい」という人もいるでしょう。また調理人の業界でも「管理職はいやなのでずっと現場でコックでいる方が良い」という話しもよく耳にします。

近年は、業務の効率化や産業の多様化などによって、職業の区分けが難しく、あいまいになってきており、これまでは1つの仕事だけをやっていればよかったものが、2つ、3つの職務をこなさなければならないいこともよくあります。例えば、管理職的な立場でありつつ、自身で販売活動もおこなう「プレイングマネージャー」などもそう。厳しいプロ野球の世界ですら「監督兼選手」なんていう例もあります。これは人手不足が理由であったり、優秀であるがゆえの兼任だったりするのですが、本人とっては嬉しいのか迷惑なのか・・。

転職にあたっては、もう一度「自分が本当にやりたいこと」「好きなのは職業なのか業種なのか」「それは妥協できるのか出来ないのか」をしっかり考えて見た方がいいでしょう。こちらの「産業・業種の分類一覧表」も合わせてどうぞ。

転職体験談(成功・失敗)

  1. 食品専門商社へ転職
  2. [転職体験談] クレジットカード会社に転職したY.Sさん(男性)のケース (内定辞退の話も)
  3. [転職体験談] 美容卸業界から飲料卸会社に転職を決めた愛知県のS.Nさん(男性)
  4. [転職体験談] 実務翻訳者から南の島で念願の広告代理店に転職(沖縄県R.Nさん女性)

面接の前に自己診断を!

面接の前に「自己診断テスト(無料)」をして、自分の強みを言えるようにしておこう

入社したい会社の面接は緊張するもの。面接官は役職付きのケースがほとんどだからプレッシャーもかかります。無料の「自己診断テスト」で自分の強みを上手にアピール出来るようにしておきましょう。 自分の強みを把握して、面接の自己アピール