アパレル小売業の販売職の面接で聞かれた質問と回答集

アパレル小売業の販売職の面接で聞かれた質問と回答集

転職の面接でよくある質問と回答を「業種別」「職業別」に紹介するコーナーです。今回は雇用者数が多い「アパレル小売業の販売職」の面接で聞かれた質問と回答集です。競争率の高い仕事だからこそ、面接当時に慌てないように事前に想定問答を学んで、面接を勝ち抜きましょう。

●じゃあ今から僕を全力で接客してみてください

ファッション卸、小売を展開している社員数1000人ほどのアパレル会社に面接に行きました。フレンドリーな社風で最終面接に社長と話した際に、「販売からゆくゆくは企画に行きたい」と話すと、ニコニコしながら「じゃあ今から僕を全力で接客してみてください。つまり僕が喜ぶだろうと思う事をして下さい!」と言われました。一瞬深読みしてしまいましたが、全くそういう雰囲気ではなく、「いきなり言われても困るだろうから3分時間を与えます」と考える時間を頂けました。それまでの面接で割と私のことを気に入ってくださっている感じではありました。

会社、社風、社長の事に関しては下調べしていました。たまたまバイク好きという共通点があったので。「バイク好きなんですよね。私も大好きなんです!」と世間話を始めました。
特に何をするわけでもなくバイクの事、娘さんの事を話すこと約60分ほど、時間が長引いてしまったようで、社長は次のアポの時間になりました。笑いながらその場で「話せて楽しかったよ。合格だからこのまま前期(10月)の内定式に出て下さい」と言われ、たまたまその日にあっていた内定式に参加しました。ちなみにミラーリング、メラビアンの法則等のコミュニケーションを円滑にする為の手法を駆使しました。
(女性 22歳 福岡県)

●土日は冠婚葬祭以外は中々休めないけど大丈夫?

洋服販売の店頭勤務での面接で、「土日は冠婚葬祭以外は中々休めないけど大丈夫?」と言われました。
この質問は絶対そうだろうと覚悟していましたが、次の質問はすこしびっくりしました。
「確認したいんだけどお付き合いしている彼はいる?」と聞かれてぽかんとしてしまいました。理由は、「もし彼氏がいるなら、クリスマスやお正月一緒に居たいでしょう?でもこういう仕事はそういう特別な日も休めない場合も多いし、それより休まれたら困るから一応聞いてるのよ」とのこと。
また、最後の方に「他のファッション会社でも掛け持ちで面接受けてる?」と聞かれました。

土日休みの事に関しては、「承知してます」と答えました。
彼氏がいるかの質問に関しては、幸いその当時は付き合っている彼はいなかったので「現在付き合っている方はいません、もし働き始めてから彼氏が出来たとしても仕事を優先します」と返答したら、面接官はなんとなく穏やかな表情になった気がします。
最後の質問に関しては、一瞬だけ嘘を付いた方が良いかな、と考えましたが実際は他の会社、2社の面接を受けて返答待ちという事は事実でしたので、ここは思い切って「はい、受けています。2社から返答待ちです。」と言いました。
面接官は自分の会社が本命で他は受けていないと思い試しに聞いているのだな、と思い込んでいたので、正直に答えてしまった私は面接後に少し後悔しました。でもその1週間後、合格通知が来ました。
条件的にも他の2社より良かったのが正直な気持ちだったので迷いなく入社しました。
入社後、何ヶ月が経った頃に面接官の方とお会い出来る機会があり、その時に私の顔を覚えていてくれたようで「頑張ってるみたいだね、正直で真面目な方を求めているからね」と言って下さったのです。嘘も方便と言いますが、大事な時には嘘はついてはいけないですね。結果的に良かったです。
(女性 31歳 神奈川県)

●声はよく通りますか?体力はありますか?

服飾アパレル販売の正社員になりたくて面接を受けました。販売業なので売り上げの事などや接客についての質問をされるかと思いましたが「声はよく通りますか?」と聞かれました。セール販売時などはやはりお客様に対して声を出す機会が多いからだそうです。あと「体力はありますか?」とアパレル販売のイメージとは異なる質問もされました。
華がある職業に思われがちですが、面接の際に質問された通りお客様に対しての声かけやセールストークなどをして「声」が大変重要になっていると思いました。あと体力勝負の部分もあり、やりがいを感じていました。

学生の時に発声練習や腹式呼吸の練習をしていたので元気良く「発声には自信があります。声もよく通ります。」と答えました。
面接官の方の雰囲気は最初は堅い感じでしたが、元気良く答えたので少し笑顔になっていた気がします。「体力もあります」と答えただけでは分かりづらいと思ったので、自己管理の具体的なことも伝えました。(普段ウォーキングをしていることなど)面接の結果「採用」だったので嬉しかったです。入社してやはり声の重要性を改めて感じました。セール販売時は「声と体力」が大事なので面接の際に聞かれた質問は働き始めて納得しました。
(女性 33歳 岡山県)

●顧客には外国の方や、芸能関係者の方、経営者の方など

アパレル業界の販売員の正社員の面接での話しです。
都内某有名百貨店内のラグジュアリーブランド、社員数50名程の会社に面接に行った所、男性の面接担当の方から「初めに、ざっくりとお伝えさせて頂きたいのが、弊社は客層の幅がすごく広いです。癖の強い顧客様も沢山います。商品の単価も高く、正直すごく難しいと思います。今お伝えしたことを踏まえてどう思いますか?」と質問がきました。単価も1万円~120万円、平均20万円ぐらいの設定で、顧客には外国の方や、芸能関係者の方、経営者の方から主婦、学生などといった本当にピンからキリまでといった層でした。

私はこれまでに若者向け10~20代向けのお洋服専門ブランドでの経験しかなく、お客様の層も9割が女性でしめていたので正直戸惑いましたが、勿論憧れて面接を受けに行っているので、「愛嬌と笑顔、頭の回転ならば誰にも負けません。不安だらけです。でもやる気は誰よりもあります。私の強みは誰とでも打ち解けられることです。利益をもたらしたいと思っています。」と自信満々なふりをしてしまいました。
結果的にはポジティブな性格が功をなしたようで採用して頂くことができました。働いてみて思ったことは正直愛嬌だけでは難しいなという所でした。常に努力をしてどんなことでも覚える姿勢がすごく必要でした。
(女性 23歳 千葉県)

●アパレルにはいくつもブランドがある中で、なぜうちのブランドなのか

アパレル業界に転職しようと面接に臨んだ際に、やはり「未経験でなぜこの業種を選んだのか」という質問を受けました。
自分の思い、やる気を話したところ、面接官から「この業界は見た目の華やかさよりも体力面でもきついところがあるが耐えられるか」と言われました。
また、「アパレルにはいくつもブランドがある中で、なぜうちのブランドなのか」も質問されました。さらに、その質問に関連して「ブランドのどういうところが好きなのか、いつ頃から着ているのか」も詳しく質問されました。自分がどれだけそのブランドを愛しているかの確認のための質問が続きました。

未経験でなぜアパレル業界に飛び込もうとしたのかという質問に対しては、自分自身が洋服のコーディネートが好きなこと、さらに人と話すのが好きなことと熱意を伝えました。そしてアパレルが実際のところ体力勝負ということに関しても、過去の経験から耐えられると言い切り、面接官にしっかり伝えました。なぜそのブランドを選んだのかという質問に対しては、自分が昔からそのブランドの服が好きで着続けていることなど、過去の話などを織り交ぜ面接官に伝えました。自分の思いをしっかり伝えた結果、私はそのブランドから採用通達を頂くことができました。
(女性 21歳 神奈川県)

「アパレル業(小売業)」の良い点・良くないと思う点

「販売職」の中でも多くの人が働いているファッション・アパレル販売職にはどのような人が向いているのでしょうか、またどのような人が向いていないと思われるのでしょうか。ここではデパートやショッピングモール、路面店などで実際に「ファッション・アパレル販売職」として働いている人、働いていた人に必要な能力や性格、適職性など現場の生の考えを聞いてみました。
「アパレル関連業」の良い点・良くないと思う点

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