読者が面接で経験した、思わず沈黙してしまった鋭い質問、答えるのに困った質問、つい笑ってしまった質問、撃沈してしまった質問の数々と、それに対してどう答えたかを集めた人気シリーズの【第8弾】です。
好評だった第1弾、第2弾、第3弾、第4弾 、第5弾 、第6弾 、第7弾 につづいてお届けいたします。
【第8弾】面接で聞かれた、答えるのに困った質問、思わず沈黙してしまった質問
面接会場に入ると、会場の中には3人の面接官がいらっしゃいました。挨拶後、簡単に自己紹介を終え、先方の仕事内容と、自分の将来像などを一通りお話しました。その後、業界の体質として、残業が長いとの話題になり、奥さんはどうしているのかと、いう話になりました。そこで、先方から突然、「奥さんの血液型何型?」と聞かれ、思わず、「えっ?、なんですか?」と、聞き返してしまいました。
その時は、ちょっと意図が読めませんでしたが、「A型」ですと答えました。その後は、ふ~んといった感じで、次にお給料の話に変わりました。後日わかったのですが、業界として、「B型」の女性が、営業として現場に多いらしく、そういう人達の社内恋愛の話題がちょくちょくのぼるのだということでした。結果としては、そこでは、お世話になることわありませんでしたが、これまでに、面接というシチュエーションでは聞かれたことのない質問だったので、びっくりしました。(男性 31歳 東京都 法務関係)
市役所の二次面接で、最後の方にされた質問です。「あなたは自分の前世は何だと思いますか?人間ですか?それとも他の動物ですか?またどうしてそのように思うのですか?3分ほどお答えください。」といったことを聞かれました。
自分は「前世はカンガルーだと思います。何故なら前にしか進まない所が自分と同じだからです。」みたいなことを言いました。
面接官は「真面目だね~」と言っていたので、もっと面白いことを言った方が良かったのかもしれません。
結果的には合格したので、あまり重要な質問ではないかもです。(男性 23歳 福島県 公務員)
金融機関、最終面接の役員面接の場面にて。志望動機等、一般的な質疑応答の後、50代後半くらいの年齢の女性役員から「親御さんから、小さい頃どんな子どもだと言われていましたか?」と質問されました。
新卒採用の面接ではなく中途採用の場面にて、幼少期の質問をされるのは少し予想外で戸惑いましたが、「内気な子、しっかりしているが頑固でもある」など事実をそのまま話しました。咄嗟にありのまま答えてしまったため(それが面接官の狙いかもしれませんが)、前向きさのアピール等はできなかったと思いますが、真面目さや誠実さは伝わったのかと思います。転職場面でも、これまでの仕事の成果やスキル同様、人間性も見られているなと感じた質問でした。結果は採用でした。(女性 31歳 東京都 金融機関)
広告代理店の面談での出来事。通り一遍の自己PRの後の最初の質問でした。一緒に並んでいた3人に対して「人生で最も楽しかった出来事を教えてください」という質問がありました。
一緒に面談を受けていた二人は大学時代のサークル活動とアルバイトに関して答えました。わたしは実家の農業を手伝ってはじめて自分で刈ったお米を食べたときのうれしさを語りました。(男性 42歳 兵庫県 製造業)
介護職の会社での面接で「先輩介護士と一緒に仕事をしていて、これは虐待ではないかと思うことを先輩介護士がしていたらあなたはどうしますか?」と聞かれ、ドキリとしました。
「なぜそのような方法でしたのか先輩に聞きます。」と答えました。「その先輩の答えが理解できなかったらどうしますか?」と聞かれ、「他の職員の方に尋ねます。」と答えました。介護職員の入居者への虐待が、ちょうどメディアでの報道であっていた時期でもありドキリとしました。採用の合否は、採用でした。(女性 40歳 福岡県 主婦)
それまで仕事に直接関係あることや、今までの業務に対する姿勢など、一般的なことばかり聞かれていたのですが、急に「今あなたの目の前にあるペンの特徴を3分間でできるだけたくさん答えてください」と言われて大変驚いたと同時に、どう答えてよいのかと思い一気に緊張してしまいました。
できるだけたくさんと言われて、たくさん答えなくてはと思い、逆に緊張してしまい、数点の特徴だけ答えてあとは止まってしまいました。もっと言わなきゃとか、変わったことを探さなきゃと思えば思うほど出てこなくなり、沈黙が長ければ長いほど焦って半ばパニック状態になりました。面接官の方々は黙り込んで私の動向を見守っているのもまた緊張してしまいました。
結局その会社に採用されましたが、あんな緊張感はもう味わいたくないです。(女性 38歳 東京都 サービス業)
緊張してしまった質問は「他にも数社、同じ業界の企業を受けてらっしゃいますが優先順位は?」です(事前アンケートにどこの企業の面接を受けているかを答えさせられた)。答えるのにとても困った質問は「自分を色にたとえると?」です。
優先順位については、迷うことなく「もちろん御社です!」と答えました。迷いがあると、そんなにいきたくないのかなと思われるのですぐに答えるのが良いと思います。
色にたとえるとは、「私がいることによって空気も明るくなる」という意味をこめて「黄色」と答えました。
どちらも面接官の方の反応はよかったです。はきはき答えるのがポイントだと思います。結果は無事合格でした!(女性 23歳 兵庫県 外資系金融)
東京の大手婦人服量販店への就職を希望し、福岡での面接を受けました。当日は九州各地から多くの人が来ていて、「こんなにたくさん受けるんじゃ私は落ちちゃうかも…」と不安になりました。面接室に入室すると、面接官は強面なおじさんで私はますます緊張してしまいました。突然面接官が履歴書を見て「君、北九州出身なの?」と訊かれました。
当時、私は北九州に住んでいなかったので訊かれたのかな?と思っていたら、面接官も北九州出身ということで、急に北九州の話で盛り上がってしまい、まともな面接はほぼありませんでした。部屋を出て改めて、こんな面接で受かるのかと不安でしたが、合格の通知が届きました。(女性 51歳 大分県 無職)
「うちは若い職員が多いから、あなたはどちらかと言えば年取ってる方に入るけど、生意気な若者たちと一緒に働くことになって大丈夫?」「敬語も使えないような人たちから仕事を教わるようになるけど耐えられる?」と、2次面接の際に事務長に聞かれました。しかもこの日の質問はこれ一つだけでした。
「年下でも先輩は先輩なので、大丈夫です。以前の会社では逆に10歳も年上の部下を持ったことがあります。彼の私に対する態度を参考にしながら頑張りたいと思います。」と答えました。事務長の返事は「へぇ、そう。じゃあ頑張ってね」のみで、採用になりました。今も働いています。(女性 35歳 神奈川県 医療事務)
以前、面接に行った時の事。
面接官 「え!?嘘!!久しぶり!ここ受けるの!?」
私 「え!?・・・よろしくお願い致します!」
面接官 「いいよ!固くならなくて!知り合いなんだから!」
私 「・・・ありがとうございます!(汗)」
どなたと間違えているのか、完全に初対面の面接官でした。これさえもテストなのか!?と思いました。
面接官 「履歴書一応もらっとくね!」
私 「はい!お願い致します。あと、大変申し上げにくいのですが・・・」
面接官 「どしたの??(履歴書開封)」
私 「初めましてと申しますか、どなたかとお間違えかと・・・。」
面接官 (履歴書確認)「・・・失礼いたしました。勘違いでした。(顔真っ赤)」
結果は受かりました。そして現在、私はその会社を辞め、他県に嫁ぎましたが、未だに可愛がってもらっています!(女性 30歳 靜岡県 主婦)
転職グッド編集部から
今回は【第8弾】をお届けいたしました。本当にいろんな質問があるものですね。読者の方からの質問アンケートを全部読むと、想定外の質問をされても焦らずにすみそうです。参考になります。
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