販売職・営業職に転職-仕事内容や平均年収・給与、販売・営業に向いている人を解説

販売・営業職に転職-仕事内容や平均年収・給与、販売・営業に向いている人を解説

「販売職」には店舗での販売員や店長、企業での営業職(セールスマン、セールスレディ)など特に20代30代の若年層に求められる仕事です。ノルマがきつそう、コミュニケーションが苦手などの理由で近年は敬遠されがちですが、一方で達成感、やりがいをもっとも得られやすい仕事でもあります。今回は販売職・営業職に転職する人向けに、販売職・営業職の仕事内容、平均年収・給与、また現在働いている人から事務職に向いている人向いていない人について解説いたします。ぜひ転職活動の参考にしてください。

販売職・営業職とは

営業職、販売職に転職ハローワークや国の調査で用いられている職業分類の「販売職」にはさまざまな職業があります。
店舗での販売員や店長、商品訪問・移動販売、再生資源回収・卸売などの「商品販売職」、企業での食料品営業職や化学品営業職、通信・システム営業職、金融・保険営業職、不動産営業職などの「営業職」、不動産仲介・売買人、保険代理・仲立人(ブローカー)、有価証券売買・仲立人、金融仲立人、質屋店主・店員などの「販売類似職」などが、広義の「販売職」に当たります。

「商品販売職」は、世の中の「小売業」で働く人のほとんどが該当する職業で、主にスーパーやコンビニ、量販店、飲食料品、ファッション、個人店などで来店したお客さんに商品を販売する職業を指します。一方、「営業職」は企業のいわゆる営業部門に当たるもので、主に相手先に訪問し、自社製品やサービスを販売するセールスマン、セールスレディを指すことが多いようです。

ものやサービスが世の中にこれだけ氾濫している現代では、商品やサービスを作って、お店に置いていれば売れる、会社で待っていれば発注の連絡が来るということはなく、販売職や営業職の人たちがお客さまの潜在的な要望をつかみ取り、おすすめの商品やサービスを選択して、提供するスキルが求められます。企業にとっては売上に直結する重要な部門が販売職・営業職なのです。

大分類 中分類
営業職・販売職
全体の平均年収や給与、解説はこちら
商品販売職
営業職
販売類似職

販売職・営業職で働く人

「販売職」に従事する人は、「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)によれば、全国で約856万人でうち男性が約498万人が、女性358万人がとなっています。この人数はすべての職業の中では「事務職」「専門的・技術的職」「生産工程」に次いで4番目の規模になります。男女比を見てもわかりますが、販売・営業イコール男性のイメージはすでに過去のもので、かなりの人数の女性が従事していることがわかります。

ただ決して先行きの明るい職業というわけではなく、平成19年の調査では約922万人が就いていたのに対し、平成24年は約856万人となっていますので、約66万人減少しています。これはインターネットの普及に伴い、リアルの実店舗からネットショッピングへの転換、省力化が進んでいることの表れだと考えられます。

販売職・営業職で働く人

   男性 女性 合計
販売職で働く人 約498万人 約358万人 約856万人

※「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)より作成

商品販売職、営業職、販売類似職の人数割合

「商品販売職」が約470万人、「営業職」が約341万人、「販売類似職」が約41万人となっています。

   商品販売職 販売類似職 営業職
約470万人 約41万人 約341万人

※「平成27年 労働力調査年報」第6表 従業上の地位・雇用形態,職業別就業者数より作成
※総計の数字約856万人と約853万人が異なっているのは、上記の2種類の調査をもとに作成しているため

販売職、営業職の平均年収・給与

それでは次に販売職、営業職の平均給与、平均年収をみてみましょう。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると

男性の販売店員(38.2歳)の場合、月額給与が27.2万円、賞与が49.1万円となっていますので、年収は375.5万円になります。
男性の自動車外交販売員(38.1歳)の場合、月額給与が34.7万円、賞与が90.4万円ですので、年収は506.8万円になります。
女性の百貨店店員(41.6歳)の場合、月額給与が22.5万円、賞与が43.3万円なので、年収は313.3万円になります。
女性の保険外交員(47.9)の場合、月額給与が27.1万円、賞与が53.8万円なので、年収は379万円になります。

男性の場合 年齢 月額賃金
(手当含む)
年間賞与
その他特別給与額
百貨店店員 42.3 29.8万円 67.4万円
販売店員 38.2 27.2万円 49.1万円
スーパー店チェッカー 37.4 21.9万円 27.1万円
自動車外交販売員 38.1 34.7万円 90.4万円
家庭用品外交販売員 41.5 26.6万円 47.9万円
保険外交員 43.1 50.6万円 49.6万円
女性の場合 年齢 月額賃金
(手当含む)
年間賞与
その他特別給与額
百貨店店員 41.6 22.5万円 43.3万円
販売店員 38.5 20.4万円 26.6万円
スーパー店チェッカー 41.4 18.3万円 21.6万円
自動車外交販売員 30.1 23.9万円 54.8万円
家庭用品外交販売員 40.9 22.2万円 31.6万円
保険外交員 47.9 27.1万円 53.8万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

営業職、販売職に向いている人、向いてない人

では「販売職」 「営業職」はどのような人が向いているのでしょうか。なんとなく社交的で友人が多く明るい人、そして少々押しが強い感じの人という感じがしますが、実際はどうなのでしょう。
ここでは実際に販売職、営業職で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。

システム開発会社の営業職に必要な能力は、
転職で注意すべきこと独立系のシステム開発会社で営業担当として働いています。
サービスの提案だけでなく、開発を担当するスタッフに問い合わせたり、お客様側とのスケジュール調整を行ったりするのが仕事です。
職場で重視されているのは、自分の持つ情報を的確なものとし、相手にわかりやすい表現で伝える能力です。
話す相手の意識をひくことも大切ですが、何よりも相手に納得していただくことが営業には求められます。
また、お客様が必ずしも情報分野に詳しい方とは限りませんから、専門用語を相手がわかる表現にかみ砕く必要も出てきます。
単に口が達者というよりは、相手が自然と聞き入る話し方の方が営業に向いていると思います。

反対に営業として入ってほしくないのは、自分の都合や意見を強要したがる方です。
営業は、お客様にサービスの提案を行う立場ではありますが、同時にお客様の課題解決を担う立場にあります。
お客様の置かれた状況や制約条件についてよく知る姿勢なしに、課題の解決を図ることはできません。
「私(我が社)はこういうことができる」「こうすれば解決できるだろう」と先にこちらから切り出してしまうと、別のより良い提案を選べなくなってしまいます。
まずは相手の言い分を聞き、その上で自分が何を提案できるか、開発スタッフに何を尋ねるべきかを明らかにする。その相手本位な姿勢こそが、営業のとるべき姿だと考えています。
(東京都 男性 32歳)

店舗での販売職に求められている力は、
eye7店頭に立って商品を勧める販売員には、複数のことを同時に行う能力が必要です。
例えば一人のお客様に付いて接客をしている最中でも、他のお客様から試着やレジの対応を求められれば、そちらにも迅速に対応しなければなりません。一つの作業に集中してしまうのではなく、常に周りの状況に目を配ることが大切です。他にも、様々な事柄に臨機応変に対応出来る人が向いているでしょう。接客業は常に人との関わり合いです。お客様からの要望もその時々によって変化し、予測不能なトラブルも少なくありません。マニュアル通りに対応することも大切ですが、お客様の立場に立ち、その都度ベストな対応を取れる人が向いています。

反対に販売職に向いていない人は
販売業には接客以外にも、商品管理や品出し、書類作成など様々な業務があります。想像以上に力仕事も多く、セール時や棚卸時には残業時間もかなり増加します。基本的には立ち仕事なので、体力に自信のない人は向いていないでしょう。
また、店内のディスプレイなども自分たちで行うため、流行や世論に疎い人も向いていません。現在はどんなものが多くの人に求められているのか、常にアンテナを張っておく必要があります。男女や年齢の差は、扱う商品によっては出てくると思います。やはりその店の客層に近い販売員の方が親近感を持たれやすいので、自分がその店に合っているのか見極める必要があります。
(埼玉県 女性 27歳)

最後に 営業職販売職に転職を考えている方へ

近年の学生を対象にしたさまざまなアンケートでは、営業職や販売職に就きたくない人が増えているそうです。理由はノルマが厳しそう、人とコミュニケーションを取るのが苦手といった回答が多いようです。
「ものを作って売る」ことはビジネスの基本です。比較的大きな企業に勤務をしていると、担当部門ごとに仕事内容が分かれており、顧客と直接接触しない間接的な部門もありますので、わかりにくいのですが、どちらかが欠けても商売として成り立たないのです。
20代30代の若手の多くは販売職、営業職に配属されることが多くなります。これは、自社製品やサービスの特徴を理解し、顧客や取引先に対して価値を提供し、その対価として代金をいただくという商売の基本を理解して欲しいからです。
販売職、営業職は、顧客のクレームやトラブル、販売ノルマなど辛いこともありますが、一方で自分のことを信用して買ってくれた、一生懸命に考えた提案を採用してくれたなど、仕事の醍醐味、やりがいをもっとも得られやすい職業でもあります。苦労を乗り越え、達成感を感じながら、会社の中核メンバーとして大きく成長していくのです。
また販売職、営業職は、年収の面でも、他の職業より実績が反映されやすいため、インセンティブを含め、比較的高い年収を得ている人が多いように見受けられます。
ぜひ一度は挑戦してみるべき職業だと思います。「販売職に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など」 「営業職に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など」 もご覧下さい。

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