サービス職に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

サービス職に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

「サービス職」で働く人は、全国で約772万人。地域密着の職場も多く、老若男女問わず働きやすいのも魅力です。その一方で介護や飲食サービスでは、人手不足による労働環境の悪さも指摘されています。今回は「サービス職」に転職を考えている人向けに、「サービス職」の仕事内容、平均年収・給与、またこの仕事に向いている人、向いていない人について解説いたします。ぜひ転職活動の参考にしてください。

「サービス職」とは

「サービス職」「サービス職」とは、理容・美容・クリーニング・調理・接客・娯楽など個人に対するサービスを仕事としている人、居住施設・ビルなどの管理サービスやその他のサービスの仕事をしている人です。
総務省の「日本標準職業分類」では、理容師、美容師、美容サービス、クリーニング職などの「生活衛生サービス職」、調理人、バーテンダーの「飲食物調理職」、飲食店主・店長、旅館主・支配人、飲食物給仕などの「接客・給仕職」、家政婦(夫)家事手伝いの「家庭生活支援サービス職」、介護職員(医療・福祉施設等)の「介護サービス職」、看護助手、歯科助手の「保健医療サービス職」、マンション・ビル管理人などの「居住施設・ビル等管理職」、旅行・観光案内や広告ビラ宣伝、葬儀師,火葬作業員などの「その他のサービス職」の8つに分類されています。
英語のサービス(Service)とは、他人に対する奉仕、役に立つこと。文字通りお客さんの役に立つ奉仕をおこなう仕事といえます。

大分類 中分類
サービス職全体
平均年収や給与、解説はこちら
家庭生活支援サービス職-家政婦、ベビーシッターなど
介護サービス職 施設介護員や訪問介護員
保健医療サービス職-看護助手、歯科助手、動物病院助手
生活衛生サービス職-理容師、美容師、美容サービス職、浴場従事、クリーニング職、美容師アシスタント
飲食物調理職-日本料理、シェフ、パティシエ、給食調理、バーテンダー
接客・給仕職-飲食店長や飲食接客員、娯楽・遊戯・スポーツ施設接客
居住施設・ビル等管理職-マンション・アパート、ビルや駐車場の管理人
その他のサービス職-添乗員、観光案内人、葬儀師、火葬係、アロマセラピスト、ビデオレンタル店員、レンタカー営業所員、カイロプラクター、整体師など

「サービス職」で働く人

「サービス職」を仕事としている人はどれくらいいるのでしょうか。
「サービス職」「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)によると、「サービス職」に従事している人は、全国で約772万人となっており、男女の割合では男性が約251万人、女性が521万人と圧倒的に女性の方が多くなっています。
この数字はすべての職種職業の中では「事務職」の約1,240万人、2番目の「専門的・技術的職」、そして「生産工程職」、「販売職・営業職」に次いで5番目に多い人数で、全体の割合では約12.0%を占めています。

前々回(平成19年)の統計と比べると、就労者数は約31万人増加しており、これは全体でも2番目の伸び率になります。経済の大きな流れでは建設業・製造業などの第二次産業からサービスを中心とした第三次産業へのシフトによるもの、近年の流れでは今後は海外からの旅行客の増加に伴う、飲食サービスや宿泊サービスの需要増によって、「サービス職」の求人ニーズはいっそう高くなると考えられます。

サービス職業で働く男女人数の割合 (単位:人)
(全国で約7,721,700人となっており、男女の割合では男性が約2,508,600人、女性が5,213,100 人と女性の方が圧倒的に多い)

   男性 女性 合計
「サービス職」で働く人 約251万人 約521万人 約772万人

「サービス職」の平均年収・給与

それでは次に「サービス職」の平均給与、平均年収をみてみましょう。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると、男性は理容・美容師(29.7歳)で年収は約307万円、調理士(42.1歳)で年収は約369万円。女性は給仕従事者などの「接客・給仕職」(39.3歳)で年収約256万円、娯楽接客員(35.8歳)で年収約275万円になっています。
実は「サービス職」の給与はそれほど高いものではありません。業界でみると、「宿泊業、飲食サービス業」は全業種の中で最下位(14位)、「生活関連サービス業、娯楽業」は12位となっています。
これはパートタイマーなどの非正規雇用者が多いことが大きな理由ですが、正規雇用(正社員)であってもさほど高くはありません。「サービス業」はこれからの日本において、製造業や建設業に替わる産業として、「医療・福祉」とともに雇用が増えていくことが予想される業界だけに、非生産性、非効率な部分を解決することが求められています。

男性の場合の平均年収・給与

男性の場合 年齢 月額賃金、手当含む 年間賞与
その他特別給与額
理容・美容師 29.7 25.2万円 5.5万円
洗たく工 45.5 24.4万円 18.8万円
調理士 42.1 28.0万円 33.2万円
調理士見習 36.5 23.3万円 19.6万円
給仕従事者 37.1 26.1万円 24.2万円
娯楽接客員 34.1 27.0万円 30.6万円

女性の場合の平均年収・給与

女性の場合

年齢 月額賃金、手当含む 年間賞与
その他特別給与額
理容・美容師 30.5 22.0万円 6.5万円
洗たく工 47.4 16.9万円 8.9万円
調理士 44.6 19.4万円 34.3万円
調理士見習 46.3 18.4万円 18.0万円
給仕従事者 39.3 20.2万円 13.5万円
娯楽接客員 35.8 21.8万円 13.6万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

「サービス職」に向いている人、向いてない人

では「サービス職」はどのような人が向いているのでしょうか。実際に「サービス職」で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。

美容師に求められる能力、向いている人は
美容師美容室で働いていますが子供からお年寄りリピーターの方など幅広い年代層の方がいます。美容室に来られる方はリフレッシュしに来られる方も多く、主に話を聞いてあげながら施術していきますので、いくつもの事を一緒にやる必要があります。技術面に関しては正確さとスピードが求められるので、日頃からレッスンをし技術を磨く必要があります。一から習う人にはかなり過酷な練習の日々になると思いますが、髪の毛はその人のチャームポイントの1つでもあるので失敗は許されません。丁寧に仕事をこなし正確に仕上げられる技術を身につけ、お客様との話の話題などを勉強しておくことも大事です。

向いていないと思う人は
美容室に来られるお客様はみんながみんないい人だとは限りません。
話が続かない人もいれば、髪の毛をひっぱられて痛いなどと言われるお客様もおられますので、表情が顔に出てしまう方は不向きかと思います。美容室は鏡が至るところにあるので、他のお客様にまでその表情が見えてしまう可能性もあります。イライラしたりして失敗や技術面に対し雑な部分がでてしまいます。「ちょっとぐらい大丈夫」が通用しないので、細かな作業ができない人も不向きだと思います。
男性女性に関係なく、年齢も自分の親ぐらいの方から、お子様まで幅広い年代層が来られるので、話を合わせないとダメです。日頃からニュースを見たり、リピーターの人なら、以前どのような会話をしていたのか記憶しておかないとダメなのです。技術面だけでなく色んなところに目を配る事ができない方は正直オススメできません。
(滋賀県 女性 26歳)

介護職に向いている人は、
介護職介護職では介護的な知識はもちろんのこと、医療、法律についての幅広い知識が必要となります。
介護職は人手不足のため簡単に就職できるといますが、そんなに甘い世界ではありません。
それぞれ利用者の病気に沿ったコミュニケーション能力や小さな変化に気付く観察力が大切です。
人の為に何かしたいという気持ちは大切にしてもらいたいですが、自分に何ができるのか、自分の強みを介護で生かしていけるのかと考えるとなかなか難しいです。
利用者の対応はもちろんですが、時間も不規則で肉体的、精神的にキツイ仕事です。
しかしやりがいはあります。仕事がないから介護職にしようと思うのではなく、介護がやりたいから介護職に就こうと思っていただければ大丈夫です。

介護職に向いていないと思う人は
他職種の職員と連携して介護を行っていきますので、協調性がない方は介護職に向いてないと思います。あとはコミュニケーションが図れない方は、職員との連携や利用者と会話ができませんので、この仕事には就かない方がいいかと思います。
年齢の差は特に感じませんが、若いと利用者の会話についていけない可能性があります。昔の時代背景を勉強すれば対応は可能ですが、普段話すようにコミュニケーションは図るのは難しいです。
介護職は一般的に女性主体の職場が多いですが、必ず男性の力が必要とされています。しかし細かい所は女性の方が良く気付くように感じますが、男性でもできない仕事ではありません。
(東京都 女性 31歳)
介護職に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性などでさらに詳しく解説しています。

最後に 「サービス職」に転職を考えている方へ

社会のインフラ整備され、経済が成熟してくると、製造業や建設業といった産業から、サービス業で働く人が増えてきます。「サービス職」の魅力は、飲食や宿泊、生活など地域密着の職場が多く、男女はもちろん、年輩の人も若年層や子育て中の人も働きやすいことです。
人の役に立つことにやりがいを感じる人、人が喜んでいる姿を見る人が好きな人は特に向いているでしょう。
その一方で、人的集約業種ならではの非効率な面、生産性の低い部分も否めず、システム化の遅れを、従業員の頑張り(悪く言えば我慢)でカバーしている企業も多く見られます。給与がさほど高くないのも課題です。

雇用者数は増えています。今後は海外からの旅行客の増加に伴う、飲食サービスや宿泊サービスの需要増によって、「サービス職」の求人ニーズはいっそう高くなるでしょう。

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