看護師に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

看護師に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

「看護師」は病気やけがの治療を受ける人の診療補助や世話をおこなう仕事です。これからの高齢化社会を迎え、求人数採用数が増えていくと予想され、景気に左右されにくく、生涯に渡って働くことができるのも魅力です。今回は看護師に転職を考えている人向けに、仕事内容や平均年収・給与、また現在働いている人からどんな人が「看護師」に向いているか、向いていないかを答えてもらいました。ぜひ転職活動の参考にしてください。

「看護師・准看護師」は全国で約150万人

「看護師」「看護師」は、日本の職業分類では「専門的職業」に位置づけられている仕事で、国家資格の「看護師」、都道府県知事資格の「准看護師」に分類されます。看護師には看護師長、治験コーディネーター、訪問看護師などの職業もあります。正看護師と准看護師の違いについてはこちらのページに詳しくまとめてありますので後でご覧下さい。

「看護師・准看護師」の就業者数

公益財団法人日本看護協会によると、全国で看護師、准看護師として働いている人は約150万人、内訳は看護師が約114万人、准看護師が約36万人となっています。
看護師の人数自体は、平成17年には約123万人であったのが、ここ10年近くで約27万人も増えています。近年、産業構造の変化などで人数が減っている産業が多い中、いかに需要が大きい仕事であるかがわかります。男女の割合は近年は男性も増えつつありますが、まだまだ圧倒的に女性が多くなっています。完全な女性の職場と言ってもいいでしょう。

  全就業者数 性別 人数
看護師
114万人 女性 106.6万人
男性 7.4万人
准看護師 36万人 女性 33.7万人
男性 2.3万人

看護師の離職率はというと、公益社団法人日本看護協会発表の資料によれば、おおよそ 10~11%、新卒看護職の倍で7.5%程度となっており、首都圏など大都市部で高い傾向が見られます。10%ということは1年で10人に一人が辞めていく計算になります。ただこの数字は「各業界の離職率ランキング」をみても、さほど多いわけではなく、むしろ(変な言い方ですが)平均値レベルです。一部にはハードで退職者が多いイメージもあるようですが、決してそのような事はないことがわかります。

看護師の就業場所

看護師の就業場所としては、一番多いのが病院の約95万人、次いで診療所(クリニック)の約31万人、3番目が居宅サービス等の5.4万人、4番目が介護老人保健施設の4.5万人、以降は訪問看護ステーション、社会福祉施設、一般事業所、看護師等学校養成所・研究機関となっています。やはり病院とクリニックで大半を占めていることがわかります。
看護学校など新卒時の多くは病院に勤務し、その後結婚や出産を経て、地域の診療所(クリニック)、居宅サービスなどへ転職していくケースが多いようです。国家資格を持っていればどこでも通用するのがこの職業の大きな強みといえます。

「看護師・准看護師」の平均年収・給与

「看護師」それでは次に「看護師・准看護師」の平均給与、平均年収をみてみます。「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると以下のようになっています。
ただ看護師や准看護師は、国家資格やそれに準ずる資格ということもあり、一つ一つスキルアップしていきながら、年収を上げていくことが可能なほか、また近年の人手不足を反映して、平均年収の高い職場への転職や住宅補助を設けている自治体や別途手当を支給する病院も多く見受けられます。

看護師の平均年収・給与

女性の場合 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
看護師 38.5 32.8万円 83.1万円
准看護師 49.0 27.5万円 63.6万円
看護補助者 45.1 20.3万円 43.0万円
男性の場合 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
看護師 35.2 33.5万円 84.2万円
准看護師 41.5 29.2万円 65.4万円
看護補助者 37.5 22.3万円 44.0万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

看護師の転職

看護師業界は空前の人手不足、シニア層の増加などで、転職は比較的活発におこなわれています。年齢によっても若年層は病院勤務、結婚や出産を機に自宅近くのクリニックなどに転職するケースも多いようです。
転職の際の需要と供給のバランスの指標となる有効求人倍率をみると、「保健師、助産師、看護師」は2.36倍と完全な売り手(働き手)市場で、2.3社の施設側からの求人募集に対して、1名の応募しかない状態です。反対に言えば、多くの看護師にとっては、条件の良い施設を選ぶ余地があることになります。
参考までにたとえば「事務職」などは0.3倍と、逆に買い手(企業側)市場で、3人に1人程度しか事務職に転職することができなくなっています。

「看護師」に向いている人、向いてない人

では「看護師」はどのような人が向いているのでしょうか。実際に「看護師」で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。
この職業は、職場や診療科目によって仕事内容がバラバラですので、一概に言えないところもありますが、看護という基本的な点では同じだと思いますので、それぞれ参考にしてみてください。

患者に寄り添うことの出来る人

●看護師に向いている人
「看護師」職種は看護師です。
点滴や経管栄養などの看護技術の他、医師の診療・検査の介助や補助、おむつ交換や食事介助・入浴介助等の日常生活支援といった仕事を行います。
知識・基礎看護技術のほかにその人のこれまでの生活歴・人生を思いやり、尊重する力が必要となります。
治療・診療の場を支えるだけでなく、その人自身を支えることが大切です。
病気と向き合う人の心は表に見えているものとは大きく異なり、内では揺らぎやすく常に葛藤しているからです。
どのような考え方を持ち、どのような道を望んでいるのかをくみ取る努力をし、患者様とともに悩み考えることのできる「寄り添う力」、その日一日を精一杯生きる患者様が「今日があって良かった」と思えるよう一日一日できる最善の看護をする意志を持つことが、看護師として大切だと思います。

●看護師に向いていない人
男女に差はないと考えますが、プライドの高い人や他人に助けを求めることのできない方には向かない職種ではないかと思います。看護はチームワークです。患者様によっては異性支援を不快に思われる方もいらっしゃるので、そういったときには他スタッフに交代を依頼できることが大切です。患者様の快・不快はお一人お一人違い、断られたり嫌がられたときは傷つくこともあるかと思いますが、その方の心地よい生活のためには無理に関わり続けず違う場面でできるサポートを考えることも重要になります。
看護師の仕事は多面的で、長時間の拘束にもなり得る心身共のハードワークですので、年齢・体力面・精神面での得手・不得手は出てくるかと思います。年齢的側面や体力に合わせて診療科を定める(自信がある時期は急性期や外科等、ゆとりがほしいときは療養型や施設等)必要があります。無理をして合わない現場にい続けることで、心にもゆとりがなくなり良い看護ができなくなる可能性があり、それはひいては患者様の不利益にもつながり自分の心身の健康も害してしまうからです。自分自身が健康でなければ人の健康を支援することはできません。自分を大切にできることが大切と考えます。
(女性 24歳 東京都)

コミュニケーション能力や自己管理が出来る人

●看護師に向いている人
「看護師」看護師を以前していました。看護師にはコミュニケーション能力や自己管理がある程度自分でできる人が向いていると思います。理由としては看護師という職業柄、様々なタイプの患者と接するからです。患者やご家族は、病気や入院費などいろいろな理由でこちらに当たり散らす方もいます。そのような方々の精神的なサポートをするためにはコミュニケーション能力や適度な常識は必要だからです。また、勤務時間も日勤や深夜とまちまちなため、自分の体調を崩してしまう方もとても多い職業です。看護師を長く続けるのであれば体調管理ができるのは必須と言えます。

●看護師に向いていない人
看護師は急な呼び出しや勉強会及び研究など、勤務時間外にすることがとても多い職業です。そのため自分の時間を大切にしたい人には看護師は不向きだと思います。また、気の弱い人も向いていないと考えます。どちらかというと気の強い方が多い職場なので、精神的に打たれ弱いと何かと辛いと思います。仕事が原因でうつ病になった人も周囲に多くいます。男女比としてはやはり女性の多い職業です。仕事内容に男女差はあまりありませんが、女性だらけの職場は精神的にきついという男性もいました。年齢に関する得て不得手はあまりない印象です。
(女性 25歳 香川県)

「看護師」のキャリアアップ

[看護師の転職] 認定看護師と専門看護師の違いについて「看護師」のキャリアアップとしては、認定看護師、認定看護管理者、専門看護師の3つの資格が有名です。いずれも看護師として一定期間の経験が必要な上、資格ごとに認定審査(筆記)ほか、条件が設けられています。
看護師の指導的立場も担う「認定看護師」、特定の看護分野でのスペシャリストを目指す「専門看護師」とも、看護師のキャリアアップにはおすすめの資格です。職場の助成制度などをうまく活用し、チャレンジしてみるといいでしょう。
認定看護師と専門看護師の違いについてはこちらのページに詳しく解説していますのでご覧下さい。

「看護師」に転職を考えている方へ

「看護師」は人気のある職業です。子どもの頃の読む偉人伝にも出てくるフローレンス・ナイチンゲールに憧れて志す人、怪我や病気の際に看護師に良くしてもらったことがきっかけで目指す人などさまざまですが、人間は本能的に「人に喜ばれること」「人を助けること」に生きがい、やりがいを見出すものであり、その意味では看護師という職業はとても崇高な職業であることは確かだと思います。

一方で、人の生死に携わる職業であるが故に、長時間拘束、心理的ストレス、不規則な勤務体系などに、退職をしていく人がいるのも事実です。
ただし、この職業は、国家資格やそれに準ずる資格と、どこでも働ける技術を身に付けることで、生涯に渡って働けることや、時代の好不況に左右されにくい職業であることから、生涯の仕事として携わることが出来ます。これは他の職業と比べても大きな魅力だといえます。

幸いなことに近年は看護師不足が続いており、各病院やクリニックなども労働環境の向上、給与などのアップを強く意識しているところが多く、条件の良い職場が増えて来ています。もし現状の環境に満足をしていない場合は、転職も一考の価値ありではないでしょうか。
こちらで看護師の転職に役立つ記事をまとめてありますので合わせてご覧下さい。

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