歯科衛生士に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人を解説

歯科衛生士に転職-仕事内容や平均年収・給与、向いている人

歯科医師の診療補助や虫歯予防のアドバイスをおこなう「歯科衛生士」。今回は「歯科衛生士」に転職する人向けに、「歯科衛生士」の仕事内容、平均年収・給与、また現在働いている人から「歯科衛生士」に向いている人向いていない人について解説いたします。ぜひ転職活動の参考にしてください。

「歯科衛生士」とは

歯科衛生士「歯科衛生士」は、歯科医師の直接の指示のもと、歯科医師の診療の補助や、虫歯や歯周疾患など歯や歯ぐきの病気の予防処置、歯科保健指導などをおこなう仕事です。
業務は主に3つに分かれており、歯科医のアシスタントとして治療中にさまざまなサポートをする「診療補助」、歯や歯肉の状態の点検や歯石を取ったり、むし歯予防薬を塗ったりする「予防処置」、虫歯予防や正しい歯の磨き方のアドバイスをする「歯科保健指導」があります。歯科治療に欠かせない存在となっています。
なおよくいわれる「歯科助手」との違いは、「歯科助手」は「歯科衛生士」と異なり、国家資格などは無く、医療行為(歯の治療)をおこなうことができません。主に受け付け事務や診療に関する補助業務をおこないます。ただ近年では人手不足もあって、「歯科衛生士」が「歯科助手」の仕事を兼ねている職場も見受けられます。

「歯科衛生士」の仕事は、ハローワークなどでの職業分類は、高度な技術、専門的な技術を要する「専門的・技術的職業」の中の、中分類「医療技術職」に属しています。

「歯科衛生士」で働く人-ほとんどが女性

「歯科衛生士」を仕事としている人はどれくらいいるのでしょうか。
「平成27年国勢調査」(総務省)によると、「歯科衛生士」に従事している人は全国で約10.8万人となっています。男女の割合では女性が約107,900人、男性が約200人となっており、女性が99.81%を占めています。完全に女性の仕事として定着しています。

なお、雇用形態については、正規雇用は約6.1万人、パートアルバイトなどの非正規雇用が約4.7万人となっており、パートが多いのは結婚、出産後の女性が再就職で働いている事の表れといえます。一時離職しても再就職に有利な職業だといえます。

全就業者数 性別 人数
歯科衛生士全体で 10.8万人 女性 約10.79万人
男性 約200人

歯科衛生士全体

「歯科衛生士」の就業場所

全国に約11万人いる「歯科衛生士」の勤務先は、ほとんどが地域の歯医者(歯科医院)で、全体の90.5%を占めています。 そのほかには総合病院が5.1%、や市町村保健センターなどの市町村が1.8%、歯科養成学校等、保健所となっています。また少数ですが近年では企業の健康管理室や介護老人保健施設、障害者診療施設などで働いている人もいます。(出典:公益社団法人 日本歯科衛生士会データ)
「歯科衛生士」の就業場所

「歯科衛生士」として働くには

歯科衛生士歯科衛生士になるためには、短大や歯科専門学校などの歯科衛生士養成機関を卒業し、必要な知識と技術を身につけた上で、毎年おこなわれる「歯科衛生士の国家試験」に合格する必要があります。
試験科目は、歯・口腔を除く人体の構造と機能、歯・口腔の構造と機能、疾病の成り立ち及び回復過程の促進、歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み、歯科衛生士概論、臨床歯科医学、歯科予防処置論、歯科保健指導論及び歯科診療補助論で、試験の受験者数と合格率は、平成28年度の場合で、受験者数は約7,200人、合格者数が約6,940人、合格率は96.0%となっています。 100人中96人が合格しますので、しっかりと勉強をしていれば、さほど難しい試験ではありません。

「歯科衛生士」の平均年収・給与

それでは次に「歯科衛生士」の平均給与、平均年収をみてみましょう。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとにみると、女性は33.2歳の場合で給与が25.7万円、ボーナスが44.1万円万円で、平均年収を算出すると約352万円になっています。

歯科衛生士の平均年収・給与
性別 年齢 月額賃金(手当含む) 年間賞与、その他特別給与額
女性

33.2

25.7万円 44.1万円

※データは「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)をもとに作成
※企業規模計(10人以上)

「業界別の平均年収」「年齢別・男女別の平均年収」も合わせて参考にして下さい。自分の立ち位置がおおよそ理解出来ると思います。

「歯科衛生士」に向いている人、向いてない人

では「歯科衛生士」はどのような人が向いているのでしょうか。実際に「歯科衛生士」で働いている人に「求められる資質、向いている人、向いてないと思う人」を尋ねてみました。転職に当たっての参考にしていただければと思います。

「歯科衛生士」に向いている人
歯科衛生士現在、歯科衛生士として働いています。歯科衛生士として歯科医院で働くためには、コミニケーション能力が必要です。
ただ淡々と仕事をする訳ではなく、患者さんとの会話の中で生活習慣や食生活等の色々な情報を得て、治療や歯磨き指導に活用する必要があるからです。
歯科の治療は直したら終わりではなく、継続的に予防をしていく必要もあるため、患者さんとのコミニケーションを密に取り信頼関係も築くことでスムーズに、継続的に治療がすすむからです。
手先の器用な人も歯科衛生士に向いています。
小さな口の中の掃除をしたり、見えない所の歯石を取ったりするので、手先が器用でないと確実に歯石がとれなかったり、患者さんを傷つけてしまう可能性があります。

反対に向いていない人は
大雑把な人はあまり向きません。看護師さんは患者さんの命を預かりますが、歯科衛生士は患者さんの口の中を預かります。そのため、大雑把でなんでも適当にしてしまう人は向いていません。
今、歯科衛生士は男女ともに取れる資格で、働く職場も多くあります。ただ、昔は女性限定の資格だったため、ほとんどが女性です。これまでは女性のみの仕事だったため、男性の参加は環境的に難しい気もします。
年齢的には専門学校、大学を卒業した20代前半が多く、結婚出産で一度職場を離れて戻ってくる30代もけっこういます。40代50代になると、老眼で目が見にくいなどの理由で歯科医院での仕事は離れ、別の職場で働く人が多いです。
(女性 28歳 愛知県 歯科衛生士)

「歯科衛生士」に向いている人
歯科衛生士専門学校での実習、歯科衛生士としての実務を含め感じたことは、ドクターとの意思疎通、連携作業がほとんどで、甲斐甲斐しく補助をする事が多かったと感じています。
患者さんの口腔内が良くなる様に考えて指導したりすることも大事だと思います。もちろん患者さんと笑顔で会話する事は基本だと思います。
またドクターにより診療方針は様々ですので、学校で習った事と違うこと、患者さんの利益にならないと感じても、ある程度はドクターに従う事が出来なければ向かないと思います。
仕事が終わってからの受診も多く、夜遅くまで働けるという事も大事な条件ではないかと思いました。

反対に向いていない人は
歯科衛生士として8年従事しましたが、向かないと思う要素としては、ドクターから高圧的にものを言われて、我慢できず態度に出てしまう人です。
またグローブはしますが、患者さんの口腔内に手を入れますので衛生面が気になる、さらには麻酔をするのも日常茶飯事、注射針の処理、歯を抜く事もありますので、血液に対して感染したら怖いなどと感じてしまう人は難しいと思います。そのような人にとっては大変な職場です。
環境面ではとにかく女性だらけの職場なので、女の人とのコミュニケーションが苦手な方には厳しいと思います。ほとんどの歯科医医院はお昼に2時間位休憩があり、拘束時間も長いですので、遅くまで働けない、お子さんがいたりすると大変だと思います。(出産後は夕刻で帰宅できるパートとして勤務する人が多いです)
(女性 39歳 新潟県)

「歯科衛生士」の仕事は
医療用語を分かりやすい言葉で表現し直して話せること。話が上手く褒めるのが上手な人が向いています。
あとは、先生の動きや患者との話から、次に何が必要かを考えて、先に器具の用意が出来る観察力も必要です。
患者1人に対してかけられる時間は一般的には20分程度で、行動を素早く、要領よくしないと次の患者さんを待たせてしまうので、テキパキした行動力も大事です。

医療技術職と医業関連職の分類

「医療技術職」は、医師、歯科医師、獣医師のほかにも、多くの職業があります。人の生命に直接関わる医療の仕事は、高度な技術と専門性が求められるため、そのほとんどは国家資格が必要となります。

中分類 小分類
医療技術職 診療放射線技師
臨床工学技士
臨床検査技師
理学療法士
作業療法士
視能訓練士、言語聴覚士
歯科衛生士
歯科技工士
中分類 小分類
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師 医師
歯科医師
獣医師
薬剤師
保健師、助産師、看護師 看護師、准看護師
保健師
助産師
保健医療職 栄養士、管理栄養士
あん摩指圧師、はり・きゅう師
柔道整復師
その他の保健医療職

「歯科衛生士」に転職を考えている人へ

転職アドバイス全国には約68,000件の歯科医院(歯科診療所)があります。みなさんの住んでいる町でも数多くの歯医者さんを目にすることでしょう。「歯科衛生士」の約9割は、地域の歯医者で働くことになります。
「歯科衛生士」の国家資格は合格率約96%と比較的取得しやすい上、結婚出産後も地域の歯科医院で再就職がしやすいため、女性には人気の仕事です。
転職にあたっては、医療系転職サイトや地元の求人誌、ハローワークに情報が集まっています。地元密着の好条件求人を見逃さないように随時チェックすることが重要です。

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