キャビンアテンダント転職物語〈第9話〉 ついに始まったOJT(実務トレーニング)-最初は小松空港へ

キャビンアテンダント転職物語〈第9話〉 ついに始まったOJT(実務トレーニング)-最初は小松空港へ

「キャビンアテンダント転職物語」は、航空会社の客室乗務員(CA)に転職した女性の笑いあり涙ありの物語です。驚きの採用決定からワクワクの初出社、地獄の訓練を経て、大空に飛び立ち、一人前のキャビンアテンダントに成長していくまでが描かれています。

前回の第8話では訓練所卒業と念願の制服授与の様子が描かれました。
今回の第9話ではいよいよOJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)が始まります。それではどうぞ!

ついに始まったOJT

第9話の始まりです。
厳しい訓練所を卒業した私たちはついに、実機でOJT(実務を通しておこなうトレーニング)が始まります。OJT期間中は同期と2人でペアになり、指導役の先輩と3人で飛行機に乗らせてもらいます。指導役の先輩はその日によって違います。また、訓練中は名札の上に大きな文字で『訓練生』と書かれたバッジをつけなくてはなりません。
『訓練生』のバッジが外せるのは全OJT(10回)が終わってからです。その後は実際の機内で編成内として乗務することになり、本格的な独り立ちとなります。

OJT期間中のしきたり

最初の新人の間は、どんなに小さなことでも報告しなくてはなりませんし、出社したらOJTデスクに行って、デスクの教官から仕事に関する様々な質問をされます。そこで答えられないものがあると、逐一指導役の先輩に報告され、航行中答えられなかった分野について質問攻めにされます。その日のうちにマスターできなければOJTデスクの教官にまた報告され、次回に引き継がれるという、まさに軍隊のように厳しいルールがあります。あのデスクに行くのは恐怖でしかなかったです…。
OJTデスクに行った後は、指導役の先輩にご挨拶し、その日の目標や苦手なこと、ステップアップしたいことを伝えます。その後はその日のフライトのトップであるチーフにご挨拶。自分がOJT何回目かを伝えます。そして、その日一緒に乗務する先輩方全員にご挨拶周りです。私たちの世界は上下関係がとても厳しいので、一人でもあいさつに行かないとそれだけで『できない新人』『常識のない新人』としてみなされます。挨拶はマストです。
もう一つ。面白いしきたりがあります。CAのイメージと言えば、スカーフを首の横にふわふわに巻いたスタイルではないでしょうか。このスカーフのつけ方に憧れていたのですが、なんとその巻き方、独り立ちして半年ほど経つまで禁止です。これは、社則で決まっているものではなく、ただの風潮です。
『新人で仕事が出来ないくせになんちゃってスッチーのようにスカーフを巻くなんて生意気』と思われることのないよう、仕事ができるようになるまでは首の前でリボン結びというのがCAの中での鉄則のルール。くだらないですが、本当に横巻にすると先輩からお呼び出しがかかる…なんてこともありますので、最初はみんなリボン結びです。実は、このほかにも髪型にもルールがあったりと、CAの中でのしきたりがかなり多く諸先輩方に気を遣う毎日でした。

最初のOJTは小松空港!

私の一番最初のフライトは小松空港でした。しかも一泊二日で早朝からのフライト。午前4時に起き、始発もないのでタクシーで空港に向かいます。羽田→小松 小松→羽田 羽田→小松 の三本を乗務した後、小松にステイです。いきなり泊りでの乗務で何を持っていけばいいのか全く分からず、前日は持ち物の確認を何回したことか…。
航行中は、先輩に教えてもらいながら仕事をこなしていきます。特に小松線はフライトタイムが40分ほどとかなり短いフライトになりますのでいきなりスピード感が求められます。
ですが、最初の一回目。どこに何があるのかもほとんどわからない状態で、全てこなすのは無理でした…。「もう遅いから私がやるわ!」と結局先輩に激を飛ばされ…。という結果に。
とにかく新人に厳しいこの世界。私たちの動きはずーっとみられていて、常にメモを取られています。指導役の先輩はOJTシートという評価シートというものを持っています。このシートはとても細かい項目があり、笑顔が出ているか、身だしなみは綺麗かからはじまり、コミュニケーションを取ることができるか、お客様の要望に気づくことが出来るかなどなど盛りだくさんの内容に全て点数をつけられます。これは最終的にOJTデスクの教官に渡され、次のOJTの指導役に引き継がれます。先輩達も実に細かいところをみています。例えばとても忙しくて、きれいに結った髪型も後れ毛が出てきてしまうことがあります。それに気づかないとOJTデスクに報告され、次回のOJT時に髪型を隅々まで見られます。マニキュアが少しでもはがれているだけでもNG。言葉遣いも全て報告されます。常にみられている意識が必要な仕事です。
そして、やっとホテルに着いたと思っても、すぐに部屋でその日の感想、できたこと、できなかったこと、全てをレポートにまとめます。そして次の日のフライトの準備です。朝は4時起きだし、さすがにヘトヘト。これはOJT10回が終わってもずっと続く作業です。どの世界でも新人って最初は本当に大変ですよね。

こんな感じでOJTが10回続いて、ついに独り立ちとなります。
私が思ったのは、前職ではOJTをこなしながら少しずつ仕事を覚えていく、得意先にも顔を覚えてもらうという感覚でしたが、この仕事は違います。1本1本が勝負なので、新人だろうとなんだろうと常に完璧を求められるのです。訓練があんなに厳しかったのも納得ですね。

次回第10話はついに独り立ち。初めて配属されたチームでのお話です。
ちなみに私は一人おもしろいくらいぶっとんだ先輩に悩まされる運命が待っています…。

キャビンアテンダント転職物語(全12話)
第1話 航空会社から合格通知が届いた! 第2話 憧れの制服採寸とついに入社式
第3話 とっても厳しい訓練がスタート! 第4話 教官が恐い!毎日テストで睡眠不足
第5話 怒涛の実践的サービス訓練編 第6話 毎日が叫びまくりの救難訓練
第7話 安全訓練の実践トレーニング開始! 第8話 涙の訓練所卒業!ついに制服授与
第9話 実機訓練で最初は小松空港へ 第10話 独り立ち!新人専門部署へ配属
第11話 憧れの国際線乗務開始! 第12話 国際線デビュー、そして最後に

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