読者が面接で経験した、思わず沈黙してしまった鋭い質問、面接で聞かれた変な質問、つい笑ってしまった質問、撃沈してしまった質問の数々と、それに対してどう答えたかを集めた人気シリーズの【第17弾】です。
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【第17弾】面接で聞かれた、答えるのに困った質問、思わず沈黙してしまった質問
派遣会社のコーディネーターに応募をした際に、「あなたは動物に例えるとなんですか?」という質問に困りました。今まで受けた面接でも対策本にも記載されていなかったので、挙動不審になってしまったかもしれません。面接官は質問項目が書かれた用紙を持っていたので、必要事項だったのですが、この質問は困りました。
私は、友人から鳥っぽいとよく言われるので、「鳥に似ている」と答えました。理由は、「巣を作る際に、いろんなところから多種多様な道具を集め使って作るように応用力があります」と答えました。その結果、その面接は通り、二次面接に進むことができました。(女性 28歳 佐賀県 情報通信業)
医療系の仕事の面接を受けたときに、当時私は少し痩せていたのですが、「あなたはなぜそんなに痩せているのですか?ストレスですか?だから転職しようと思ったのですか?」と聞かれ、驚きと返答に困りました。
「現在の勤務の時間が不規則で食事をしっかりとったり、休みを返上して出勤していたので、疲れもあって痩せてきてしまいました。なので転職を考え、面接をお願いしました。」と返答しました。結果は、採用通知をいただきましたが、こちらの希望と相違していたので辞退しました。(女性 29歳 愛知県 現在は専業主婦です。当時は医療関係の仕事でした)
社長さん自ら面接にあたっている会社でした。ほとんどの質問が仕事にまつわるものだったのですが、最後の質問で、「〇〇さんは、運がいいと思いますか?」とそれ以前の質問とは全く違う、唐突な質問をうけ、一瞬とまどったことを憶えています。
少し考えてから「はい、いいと思います。いつもなんだか助けがきます。」と答えました。この質問以前は、社長さんの表情は、正直芳しくない感じでしたが、この質問に答えた後、表情が一変して、にこやかになりました。結果、無事に採用となりました。(女性 24歳 東京都 セラピスト)
「友人からのあだ名は何ですか」という質問です。答えるのにとても困った理由は、私のあだ名は「おっさん」であり、面接で言うのはどうかな、と思ったからです。さらに金融系の少しお堅い会社だったので本当のことを言うか言わないか悩んでしまいました。
きちんと正直に答えました。面接官2人は笑ってくれ、「何でそうなったの」など興味を持ってくれて、話しやすくなりました。その際「そのあだ名でインパクトがあるので、多くの友人ができました」と話したところ、「おおなるほど」と同感もしてくれました。結果、この面接は通り次の面接まで進みました。(女性 28歳 千葉県 PR業)
「最近見たニュースは?」という質問は答えるのに少しおどおどしました。当日はやはりとても緊張していたので、今朝観たニュースを必死に思い出しました。その時はなんとか、答えられました。
「はい、データ改ざんのニュースです。悪いことをしてお金を稼ぐ人も世の中にはいると思いますが、本当にやめてほしいと思っています。」(正確には覚えてないですがこんな感じだったかと)
その後、「なるほど、他に気になったニュースはありますか?」と聞かれたので、「父親が子供に自殺を迫ったというニュースを今朝観ました」と答えました。その時の面接官の様子は「きちんとニュースを観ているんですね」という感じでした。結果的にこの企業から、採用を頂きました!(女性 北海道)
通販会社の事務員の面接に行った時の事です。少し年上の事務の主任が面接をしてくださったのですが、履歴書を渡し、一通り説明を受けた後、「好きなお笑い芸人は?」と聞かれました。
とっさに、当時好きだったお笑いのコンビ名を挙げました。すると「なかなか良いね。」と言われ、後日採用になりました。暫くたって、その真意を聞いてみると「長く一緒に働くなら、ユーモアがあって、自分と同じセンスの持ち主が良いと思った。」とのこと。おかげで5年間こちらにお世話になることが出来ました。(女性 36歳 福岡県 専業主婦)
結婚したばかりの頃、ハードワークな仕事からもう少し余裕を持って取り組める仕事を探していました。そうした中で、ある中小企業の事務職を面接したところ、専務から「それで、ご主人はどんな仕事をしてるんですか?」と聞かれて、ちょっとびっくりしてしまいました。まさか夫の職業を聞かれると思っていませんでした。
「ふ、普通の会社員です」と言いました。「どんな会社なの?」と、聞かれて、「○○の営業です」と答えたところ、「あー、営業はハードだねえ。ご主人は結婚したら家にいてほしいんじゃないの?」と。多分、いつ子持ちになるか分からない既婚者はいらないという遠回しなお断りだったのかと…。
やはり結果は不採用でした。(女性 30歳 東京都 清掃関係)
福祉関係の会社の最終面接で、面接官3人と私1人で、穏やかな雰囲気で面接が進められていました。そんな中で「あなたにとって、今年の色は何ですか?」という質問を受け戸惑いました。
質問に対して「私にとって今年の色は青です。なぜなら私は普段、色では赤を多く選びますが、今年から青を取り入れたところ似合っていると感じたからです。」と答えました。
面接官は答えに対して善し悪しを述べていませんでしたが「そうですか」と頷いていました。面接はその後も穏やかに明るく進められ、結果的に採用していただきました。(男性 23歳 神奈川県 福祉関係)
25歳の転職活動の時に面接で、「お客様先であなたの理想の女性がいました。あなたに好意をいだきご飯を食べに行きませんか?と聞かれたらどうしますか」という質問をされました。
多分以前見えた方でお客様先の女性と何かあって辞めさせられた人がいたみたいで質問をされたみたいです。「私は妻子いる身なのでお断りをさせてもらいます」とお答えをしました。面接官の方も小声で「普通はそうだよね」って言われてたのを今でも覚えています。(男性 36歳 愛知県 製造業の営業)
トイレやバスルームの製品のメーカーの面接を受けた時のことでした。
「あなたは、学生時代なんの教科が好きでしたか?またその理由を教えてください」という質問を受けました。
きっと答えの内容よりも、どのように、どんな風に答えるかを見るための質問だったと思うのですが、少し困ってすぐには答えることができませんでした。
少し考えて「数学が好きです。理由は、必ず答えが決まっているので、それに向けて道筋を立て答えを導くのが面白いからです。」と答えました。
本当に上記の理由で数学が好きなのですが、あとから考えると面接での答えとしては、良いとは言えなかったのではないかと思います。面接官は、これと言ってなんの反応も示していませんでした。
結果的に採用はされませんでした。純粋に聞かれたことに答えるのではなく、質問の意図をくんで答えるべきでした。(女性 29歳 北海道 専業主婦)
転職グッド編集部から
今回は【第17弾】をお届けいたしました。本当にいろんな質問があるものですね。読者の方からの質問アンケートを全部読むと、想定外の質問をされても焦らずにすみそうです。転職活動をしている方は参考にしてみましょう。
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