転職で気をつけること- 前職の悪口は言わない、自分を過大に見せるのは慎むなど4件

転職で気をつけること- 前職の悪口は言わない、自分を過大に見せるのは慎むなど4件

「転職で注意すべきこと、気をつけること」を紹介するコーナーです。今回は、「前職の悪口は決して言わない」「自分を過大に見せるのは慎もう」「休日日数はあらためて確認して」「書類選考に100回落ちても諦めないで」について紹介いたします。多数のステップを踏む新卒採用と異なり、中途採用の場合は数回の面接で決まってしまうこともあります。いわば一発勝負です。その時に面接官にいかに良い印象を与えられるかどうか、不採用の要因を取り除くかが重要になってきます。
ここでは、転職を経験した人生の先輩から、転職活動で注意すべきこと、気をつけることを挙げてもらいました。また補足で転職グッド編集部のコメントも入れてあります。ぜひ参考にしてください。

前職の悪口は決して言わないこと

転職で注意すべきこと転職先の面接で前職のことを聞かれても悪口を言わないことです。その理由は前職のことを批判することで、採用側は自分の会社も同じように退職する時に非難されるのではないかと思われてしまい、面接時に不利になってしまうからです。
また、悪口を言ってしまうことで採用後、人間関係がきちんと築ける人なのかという心配もされてしまいます。人としての信用も疑われてしまい良いイメージは残らないため、面接時は余計なこと(特に前職の悪口)を言わない方が得策です。
(介護職 女性 30歳 群馬県)

【転職グッド編集部コメント】
「ネガティブな退職理由をポジティブな理由に変換する」でも解説いたしましたが、この方の言う通り、前職の悪口や愚痴を言うのはやめましょう。百害あって一利無しです。
ネガティブな退職理由を説明する時も、ポジティブな理由に言い換えて、面接が明るい雰囲気で進められるように、努力しましょう。

自分を過大に見せるのは慎もう

転職で注意すべきこと転職面接の中で、自身の経験、能力を問われる場面では、自分を過大に見せることは慎むべきです。面接などではつい自身を大きく見せようと、やった事もないプロジェクトリーダーの経験や出来もしない技術など話してしまいがちですが、こう言った話は厳禁です。
万が一、それらの能力や知識を買われて採用された場合には、期待外れな人材のレッテルを張られてしまい、最終的にはやっと就職した会社を去らざるをえない状況になります。
(システムインテグレーター 男性 48歳 埼玉県)

【転職グッド編集部コメント】
その通りです。最初は小さな嘘でも、それを隠すためにまた嘘をついて、収拾がつかなくなった人は大勢います。結果的に自分が苦しくなるだけなので、止めておきましょう。とはいっても、「言葉の言い換え」と「嘘」「過大に見せる」は紙一重のところがあるのでさじ加減が難しいところです。
ただし選考の重要な基準となる経歴や資格、技術、経験などは、どんなに自信が無くても自分の実力なので正確に答えなければいけません(記載しなければいけません)。

休日日数はあらためて確認して

転職希望の会社の休日日数は求人票に記載してあっても面接時に確認した方がよいと思います。その理由は私自身、転職活動時に求人票の休日数を信用していて、採用後に勤務表を見たら4日も少なかったからです。周りの職員もみんな同じ休日数で今回だけでなく以前から休日数は変わらないと話していました。
一人だけ求人票通りに守ってもらいずらかったため、我慢して働きましたが、最終的には納得しきれず一年で退職してしまいました。面接時に休日数や給料の手取りなど大切なことはきちんと確認するべきだと思います。
(介護職 女性 30歳 群馬県)

【転職グッド編集部コメント】
「若者(15歳~34歳)が会社をやめた理由」の1位が「労働時間・休日の条件がよくなかった」ことからもわかるように、多くの人が休日や労働時間、残業を重視しています。
これは採用側の意識の問題ですね。求人の諸条件を実体よりも良く見せようとせず、正確に記載しなければ、従業員との間に無用のしこりを残してしまいます。中には意図的に条件を良く書いているブラック企業的な募集も見受けられます。面接前にその会社の下見に行くなど、書類に記載された条件だけで判断しない方がいいでしょう。

書類選考に100回落ちても諦めないで

ある程度の年齢になると面接はおろか書類選考も通らないことが多いのですが、決して諦めない忍耐力が必要です。人によっては履歴書を100通以上書くことも珍しくはありません。そこで挫折してしまい、条件を落としつつハードルを下げてしまいますが、自分の中で一度決定した条件は死守した方が良いと思います。
ただしやり方(アプローチ方法)を変えることは必要です。自分だけでは如何ともし難い場合には転職エージェントに頼ることをお勧めします。履歴書の書き方や面接突破方法などのノウハウを持ち経験豊かなスタッフにアドバイスしてもらうことで自身の価値を高めることが出来るのです。
(システムインテグレーター 男性 48歳 埼玉県)

この「転職で注意すべきこと、気をつけること」を紹介するコーナーは、この後も続いていきます。次回も楽しみにお待ち下さい。こちらのページに新着を掲載いたします。

また読者の方に「良かったと思ったこと」と「悪かったと思ったこと」を読者に聞いたコーナーも人生いろいろでユニークです。あわせてぜひご覧下さい。

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