保育士に必要なスキルと適性、向いている人、不向きな人(第2弾)

保育士に必要なスキルと適性、向いている人、不向きな人(第2弾)

前回の第1弾「保育士に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など」ページでは、保育士の仕事内容や職業分類について解説いたしました。
今回はその第2弾「保育士に必要なスキルと適性、向いている人、向いていない人です。「保育士」とは、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導をおこなう仕事です。実際に「保育士」として働いている人、働いていた人に聞いてみました。経験者ならではの含蓄ある意見、ユニークなアドバイスが集まっています。「保育士」へ転職を考えている人はぜひ参考にして、面接での質問回答の受け答えにお役立てください。

保育士に必要なスキルと適性、向いている人

「保育士」は児童福祉法に専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導をおこなう仕事と明記されています。「保育士」はどのような資質や性格、能力が求められるのでしょうか。反対にどのような人が向いていないのでしょうか。ここでは実際に「保育士」として働いている人、働いていた人に考えを聞いてみました。現場の生の声をぜひご覧下さい。

他人と円滑な関係を結ぶことが出来る能力が重要

●保育士に向いている人は
保育士人とトラブルなく話せる方が向いていると思います。保育士として、第一の前提に子どもが好きでなければなりませんが、ただそれだけでは勤まりません。子どもの保育も大事ですが、同僚や保護者との人間関係が上手くいかず悩んでいる人もいます。そのため、他人と円滑な関係を結ぶことが出来る能力、資質を持っている人が向いていて、長く勤めていける職種であると思います。 保護者との付き合いがありますので、色々なジャンルの情報を持っている人がいいと思います。色んな事に関心を持っているということが必要になってきます。また、事務作業や行事の準備などが非常に多く仕事の大半を占めるので、根気強い人、ピアノや保育の仕方などを勉強して、常に自分を高められる人が向いていると思います。

●反対に保育士に向いていないと思う人は
臨機応変に行動できない人、自分にこだわりが強い人、柔軟性がない人は全く向かないと思います。子どもの行動は大体予測しながら計画し、行動しなければなりませんが、時として子どもは大人が予測できないような行動を起こすことがあります。その時に臨機応変に計画を変更し、柔軟に対処できなければならないと思います。また、こだわりが強すぎる人は周りの同僚と上手く付き合えないと思いますので、基本的に保育とは年齢ごとのグループ行動ですので協調性のない人は場を乱すので向いていないと思います。また、子どもの怪我や病気などの中には緊急的なものもありますので、冷静に判断し、対処できない人は向いていません。

保育士の年齢は年を取っていた方が、保護者の方たちに有利に働くことが多いです。本来は専門的なことを勉強していればいいのでしょうが、子どもがいるかいないか、長く勤めているか勤めていないかで保護者の方の安心感が違うのだと思います。そのため、若いと何も知らないんじゃないの?と思われがちで、仕事しにくい場面も多々あります。また、同様に男性は保護者の方の理解を得られないことも多いです。
(女性 31歳 北海道 元保育士、現在は専業主婦)

1番必要だと感じる能力は視野の広さ

●保育士に向いている人は
保育士私が保育士にとって1番必要だと感じる能力は、視野の広さです。複数の子どもを見ながら、時間や園によってはカリキュラムも気にしつつ、常に体を動かしていなければいけない職業だからです。あとは、冷静さ、社交性、言葉遣いの正しさです。子どもを預かる以上、保護者対応は必須です。たとえクレームを言われたとしても冷静に状況を判断し対応をしたり、正しい言葉づかいで丁寧に対応をするスキルが求められます。普段から保護者の方と円滑に人間関係を築くことが出来る社交性があれば、保護者からの信頼も得やすくなるので、社交性も重要だと思います。また、保育の現場では、スタッフ間のチームワークの良さも園の雰囲気に直結してしまうので、そういう面でも正しい言葉遣いで社交的に振る舞うことのできる資質のある人が、保育士に向いていると思います。

●反対に保育士に向いていないと思う人は
保育の現場では、子どもの様子以外にも配慮するべきことが非常にたくさんあるので、注意力が散漫な人や、集中力がない人は向いていないと思います。
保育士が少しでも気を抜いてしまうと、大きな事故につながります。また、常に子どもと接するという特性上、ぼーっとする時間など少しもありません。なので、集中力を持続する事がとても大事です。
また、体力のないひとも向いていないと思います。一日中大人と比べて運動量がとても多い子どもたちと一緒に過ごすことは、とても体力がいります。子どもを抱き上げることが必要な時もありますし、また運動会など行事がある保育園だと行事の進行にとても体力を使うので、体力のない人には務まらない職業だと思います。
(女性 33歳 大阪府 専業主婦)

一番大切なのは熱意と責任感があるかどうか

●保育士に向いている人は
技術面では、簡易伴奏の本を見てすぐに弾き語りできる能力が必要です。初級者レベルの演奏で大丈夫ですが、初級者レベルで、同時に歌ってさらに子どもの表情まで確認するのは簡単にできることではありません。練習が必要になります。あらゆる場面で歌がつかわれますし、演奏、歌、踊りを保護者の前で披露することもあるので、最低限の技術に加え、度胸も必要です。
資質面では、一番大切なのは熱意と責任感があるかどうかです。その他、我慢強い、視野が広い、環境や人の変化に敏感、発想が柔和で機転がきく、手先が器用、人の顔と名前を覚えるのが得意、会話が得意、体力に自信がある等が挙げられると思います。ただし、これらは熱意と責任感があれば、不得手でもカバーできます。工夫次第では、子どもの自発性、協調性、思考力を育む教育につなげることも可能です。
また、他人様の子どもを預かり、保育する仕事であるという認識が必要です。気の緩みが子どもに危害を及ぼすこともあるため、どんな立場の職員でも責任感が必要です。

●反対に保育士に向いていないと思う人は
安易に楽しそう、ラクそうと考えている人は向かないと思います。現場は想像以上に激務です。子どもと戯れるだけが仕事ではありません。環境整備、保育の準備、保護者対応、汚物処理等も仕事です。経験者で「仕事が楽しい」と言われる人は、そういった大変さも含めた上で、やりがいや楽しさが勝っているのです。
また、自分のやり方や考え方を他人に押し付ける人も向きません。「全員このやり方でここまでの能力をつける」という絶対的な方針のある現場でない限り、子どもの健全な成長を妨げます。大人が考えもしないことを子どもは考えます。ケガの可能性があったり命が危険にさらされる場合は別ですが、頭ごなしに子どもの考え方ややり方を否定せず、受容し、一緒に考え、納得できる結果に移行させるのが保育の指導です。習得させたいことに対する指導と、自分で考えて行動させる部分の線引きができ、柔軟に対応できる方が望ましいと思います。保護者対応でも、善かれと思ったことが問題にされてしまうこともあります。
(女性 41歳 大阪府 専業主婦)

なんといっても子供が大好きじゃないと務めることができない

●保育士に向いている人は
保育士保育士の仕事は、なんといっても子供が大好きじゃないと務めることができないと思います。何故ならば、子供が泣く時は必ず何かしらメッセージがあるからです。例えば、転んだりして痛くて感情的に泣くこともあります。また、おもちゃを友達に取られたり、思うように使えなかったりして意地を焼き泣いたりすることもあるので、子供が好きじゃないとイライラしてしまい仕事が続きません。
また、製作したり音楽が好きな方は向いていると思います。それは、子供は楽譜がもちろん読めません。ですから、ピアノを弾いたり歌って聞かせて耳で覚えます。そのため、自信を持って折り紙などの製作やピアノや歌が歌えないと毎日の仕事が嫌になってしまうからです。
とにかくどんな時でも笑顔を絶やさず、元気に子供たちと一緒に過ごせる方が向いていると思います。

●反対に保育士に向いていないと思う人は
研究者や学者のような1つの事を追究していて、周りが見えなくなってしまう方には、この仕事は難しいと思います。それは、保護者の方のように自分の子供だけを見ているのではありません。託児所やクラス担任ともなれば、最低でも1人で5人以上の子供たちと接して常に見守らなければなりません。
子供は、自分のしたいように振る舞いますので、《いつ、どこで、何をするのか》わかりません。ですから、この仕事に就いたばかりの新人さんはだいたい1人の子供に振り回されてしまい、収拾がつかなくなることがよくあります。そこで、常に全体を把握して落ち着いて行動できるタイプの方でないとこの仕事は向いていないと思います。
(女性 47歳 栃木県 事務職)

間違ったことでも一度は受け入れ一緒に考えることができる人

●保育士に向いている人は
保育士やはり子供が好きで常に子供目線に立って考えられる人が向くと思います。子供は大人の常識は当てはまらず、考えることや行動が自由ですので頭ごなしに否定したりせず、間違ったことでも一度は受け入れ一緒に考えることができる人が向いていると思います。
また表面的な笑顔や態度で接するのではなく、つねに全力であるけれども冷静に子供のことを考えて言葉にしたり行動できたりする人が向いていると思います。また子供と一緒に遊んだりする機会が大変多いので体力がある人も向いていると思います。情操教育としては幼児期の音楽教育も必須なので、ピアノなども多少は弾ける人がいいと思います。

●反対に保育士に向いていないと思う人は
大ざっばで集中力がない人は向かないと思います。なぜなら、子供の行動は大人の想像を超えることが多く、またちょっとしたケガなども多く、年齢によっては全く子供から目を離せない時期もあるので集中力がないと思わぬ事故につながったりするからです。またすぐ感情的になりやすい人も向いていないと思います。子供は周りの大人をよく見ているので、すぐ自分の感情に任せたまま怒ったりすると信頼関係や安心感をなくしてしまいます。親と違って血のつながりがないからこそ、一人一人小さいけれど一人の個人として向き合って接し、信頼や安心感をお互い感じた上で保育することが大事だと思うからです。
(女性 42歳 神奈川県 元保育士、現在広告業)

思いやりをもって人と接する事が出来る人

●保育士に向いている人は
人の為に尽くす事にやりがいを感じられ、思いやりをもって人と接する事が出来る人、そして、何に対しても興味を持ち、プラスに考えられる人、が第一条件ではないでしょうか?
保育士は自分の時間を犠牲にすることも多々あります。遠足や、園外活動の下見、家での製作など、それをお給料がつくから、うんぬんではなく、大好きな子どもの顔を思い浮かべて出来る人ではないと勤まらないと思っています。私は保育士は園内だけが職場ではないと思います。公園に行ったらどんぐりはないか、この遊具は年齢に適しているだろうか、など外でもアンテナを張り巡らせて仕事をしていくのが保育士だと思っています。
色々な事に興味をもち、何に対してもプラスにしていける人は保育士の素質として向いているのではないでしょうか!

●反対に保育士に向いていないと思う人は
時間にルーズな人はとにかく向かないといっていいと思います。園での生活は流れがあります。子どもはその流れにそって生活のリズムを作っていきます。なので、自分自身の生活が乱れている人、一つ一つに対して決められた時間をしっかり守れるということは、当たり前であり、とても大切な事なのです。また保育士になったらたくさん期限つきの書き物や書類があります。
待ち合わせの時間にいつも間に合わない。生活のリズムがバラバラ。決められた期限がいつも間に合わない。
もし、これに当てはまってしまうなという人で、それでも保育士になりたいという人がいたら一つ一つクリア出来るよう生活や自分を見直してみたら良いと思います。
(女性 29歳 京都府 保育士)

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保育士へ転職を考えている人へ編集部から

保育士へ転職を考えている方、現在保育士で勤務先を変えたいと思っている方、最後に大事な点をいくつか。
保育業界はご存じの通り、空前の人手不足で、国家資格を持っていて、実務経験がある人なら、ほとんどの人は再就職には困らないでしょう。
一方で、現役保育士がもっとも改善して欲しいと思っていることの上位は、「給与・賞与等の改善」「職員数の増員」「事務・雑務の軽減」などです。保育所を選ぶ際には、これらの点もしっかり確認するようにしましょう。
またの中途採用面接にあたっては、これまでの実績や経験を聞かれるのはもちろんですが、人格、人となりも重要視されます。上記の皆さんのアドバイスの通り、保育士の仕事は子どもの保育と同じくらい、保護者や同僚との連携が重要で、普段からの人間関係が円滑に仕事を進めるポイントだからです。採用されるには、自分の性格や強み、弱みなどを客観的に把握した上で、面接先の会社の社風に合わせた人物像をアピール出来るようにしておきましょう。
前回の第1弾「保育士に向いている人、向いていない人-性格、能力、適職性など」ページでもまとめてありますのでご覧下さい。

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