[転職体験談] 生保から航空会社の客室乗務員(CA)に転職した女性 – その成功の秘訣は?

[転職体験談] 生保から航空会社の客室乗務員(CA)に転職した女性 - その成功の秘訣は?

今回登場するのは、新卒で生命保険会社に入社するも2年で転職を決意、転職活動中に偶然、昔から憧れていた航空会社の客室乗務員職募集を発見し、超高倍率の中途採用試験を乗り越えて、みごとに転職を果たしたYさん(女性)の体験談。彼女はどのような転職活動をおこなったのだろうか。

新卒で生保に入社するも、2年で転職を決意

私は新卒で生命保険会社に入社しました。様々な業界を受けましたが、ほとんど内定がもらえず、内定をもらった中で一番大手だったからという理由で就職しました。
実際の業務内容は営業活動をしながら、事務職の掛け持ちをしていたため、日々の業務量が大変多く、給料に見合わないため、日々不満を抱いておりました。また、仕事の内容も、そもそも生命保険に全く興味がなかったので、学生の時にもっと企業研究や仕事の特徴を調べてから就職先を決めればよかったと後悔の日々でした。こんなはずじゃなかった。という感じです。
そのような理由から就職して2年ほど経ったころ、転職を決意。やりがいを感じていなかったので、次は自分がやりたいと思える仕事をしようと考えていました。

転職活動で昔から憧れていた客室乗務員の募集を発見

まずは転職サイトに登録。夏頃だったと思います。enジャパンや、リクナビの第二新卒用などを見ていました。なかなか自分の思うような会社が見つからず、興味のある企業のホームページも積極的に見るようにして、既卒の入社募集をしていないかもチェックしていました。その中で、昔から憧れていた航空会社の客室乗務員職が募集されており、ダメ元でまずは受けてみることにしました。
客室乗務員は一種の人気職。エアラインスクールに通ってまで受験する方もかなりいらっしゃいます。私は働きながらの受験でしたため、スクールには通いませんでした。とにかく驚いたことはみなさんの受験時の身だしなみ。受験会場に着いた瞬間、髪型はいかにもCA(キャビンアテンダント)、カラースーツの方も何名か、お化粧もバッチリで今すぐにでも空に飛べそうな受験生たちばかり。私といえば、妹から借りたスーツにポニーテールに普段通りの化粧と地味な受験生で、受かるはずがないと思っていました。そんな私が3次試験まで通り、航空会社に合格できたのです。後述しますが、見た目ではなく、質問の受け答えの内容がいかに大事かと心底思った次第です。

転職後は、ハードな毎日が続くも、やりがいに満足

航空会社の客室乗務員職に転職後、働きはじめると、まずは約2か月にわたる厳しい訓練でした。毎日テストがありますので、寝る時間も確保できません。ですが、自分がやりたいと思って就いた仕事。前職とのモチベーションが全然違い、全く苦になりませんでした。飛行機や英語は好きでしたので、講義もとても楽しかったです。前職の新人研修は居眠りばかりしていたのに…。信じられない進歩です。
年収は下がりました。最初の3年間は契約社員として働くからです。前職はボーナスが高かったため、海外旅行に行ってはブランドバッグを買ったりしていましたが、そんなことはできませんでした。ですが、仕事で毎週海外に行くので、不満に思うこともなく、転職後は全く生活が違うので、思い切って転職してよかったと思いました。なによりもやりがいを持って働くことの楽しさが一番うれしかったです。

転職希望者への成功アドバイス、注意点

先ほど少し触れましたが、一番大切なのは見た目ではなく面接での受け答えだと思います。私は結局CAのような綺麗なアップスタイルを自分ですることが出来ず、最終面接までポニーテール、妹に借りたスーツで行きました。見た目が著しく美しくなければ話は別ですが、そこに重きを置くより、どのように質問に答えるかを熟考することが大事です。実際、試験では身だしなみが完璧でも、ほとんどの方の志望動機が『昔から客室乗務員に憧れていたからです。』というような内容でした。もうほとんど皆がそうでした!
私は客室乗務員になれたら、どのようにステップアップしたいか、何を勉強したいかなどを述べました。
また、質問にしっかり答えられるようになるには熱心な企業研究が必要だと思います。競合他社との比較も大切です。試験でもなぜ他社ではなく、うちの会社なのか。を聞かれました。これも面白かったのがほとんどの方が『昔、機内で御社のCAさんに優しくしてもらってから、御社のファンになったからです。』というものでした。これは、他の会社でも同じことが言えると思います。なぜその会社なのか。その会社にしかない取り組み、強みを理解していないとちゃんとした答えを出すことができません。
私はエアラインスクールに通えなかった分、あらゆる質問を想定して答えられるように毎日熟考するようにしていました。それが成功につながったのだと思います。それはこの業種だけでなく、全ての業種に共通しています。
特に転職の場合、『前職をどのようにこの仕事に活かせるか』は絶対に考えておくべきだと思います。全く違う業界でも、『働く』ことは同じなので、こじつけでも納得できる内容なら大丈夫です。
せっかく転職をするなら、業種が全く違っても、やりたい仕事を選んで受験することをおすすめします。転職後の輝く姿を想像しながら転職活動をすることは、とても楽しかったです。

●この続きは航空会社転職後の奮闘を描いた「キャビンアテンダント転職物語」で読むことができます。ぜひご覧下さい。

「転職グッド」編集部が考える成功のポイント

高倍率の採用試験を勝ち抜き、見事にキャビンアテンダント(客室乗務員)へ転身したYさん。前職の退職理由が、決して前向きな理由ではないだけに採用試験の結果がかなり良かったことがわかります。
彼女から出てきた言葉は「どのように質問に答えるかを熟考することが大事」「その会社にしかない取り組み、強みを理解する」「あらゆる質問を想定して答えられるように毎日熟考」「前職をどのようにこの仕事に活かせるか」など、どれも基本中の基本のことばかりですが、限られた少ない時間の中で採用活動をすることが多い中途採用者にとっては、なんとなく後回しにしてしまいそうな部分でもあります。
「あらゆる質問を想定して答えられるように毎日熟考する」。ここに成功要因が隠されていると言ってもいいでしょう。

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