憧れの「航空業界」はどんな仕事なの?業界の成り立ちと近況、転職希望者へアドバイス [業界研究]

「航空業界」はどんな仕事なの?概要と特徴、転職ポイント [業界研究]

「航空業界」はどんな仕事なの?概要と特徴、転職ポイント [業界研究]

近年、急速に浸透してきた格安航空会社(LCC)によって「航空業界」は新しい時代に突入しました。2014年の日本人海外旅行者数と訪日外国人旅行者数合計は過去最高の3,000万人を突破、成田空港にはLCC専用ターミナル(第三ターミナル)が誕生し、今後さらに飛行機を利用したレジャーやビジネスが増加していくことが予想されています。このページでは、日本の「航空業界」の成り立ちと、LCCの登場によって激変した近況、さらに転職を考えている人向けのアドバイスをまとめてみました。

国内の「航空業界」の成り立ち

国内の航空業界が自由化されたのは、1952年、サンフランシスコ講和条約が発効された時まで遡ります。国が資本金10億円を出資し、日本航空が設立され、日本で最初のナショナルフラッグとして、特殊法人になります。このように、日本航空は日本で初めての航空会社となりました。
一方、ヘリコプターでの宣伝活動を目的とした会社、日本ヘリコプター輸送株式会社が設立されます。後に極東航空と合併し、後の全日本空輸となりました。
その後、日本の民間航空は自由競争時代に入っていきます。1972年、国の方針によって日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、東亜国内航空(のちのJAS、日本エアシステム)大手3社が確立します。
日本航空は国際線と国内線、全日本空輸は国内幹線、ローカル線、近距離国際線、東亜国内航空は国内ローカル線と、一部の国内幹線と、役割をそれぞれが担うかたちを取る時代が続きました。しかし、2004年、日本エアシステムは日本航空と合併し、事実上日本の主な航空会社は、日本航空と全日本空輸の2社となりました。

LCCの登場で戦国時代に突入した「航空業界」

1996年、長らく続いた大手3社(2社)による寡占状態の航空業界に風穴が空きます。旅行会社大手エイチ・アイ・エスの創業者澤田秀雄氏による福岡線を主としたスカイマークエアラインズ(現スカイマーク)が誕生したのです。新規参入航空会社は35年ぶりのことで当時大きなニュースになりました。その後も札幌線を主とした北海道国際航空(エアドゥ)、スカイネットアジア航空(現ソラシドエア)が設立されます。
また、航空運賃が高すぎるなどの消費者意見を反映し、格安航空会社(LCC)が近年ではシェアを少しずつ奪いつつあります。2007年に日本に初めて乗り入れたジェットスター、エアアジア、2011年には全日本空輸と香港の投資会社の共同事業として、ピーチアビエーションが設立されたのは記憶にも新しいですね。LCCの特徴として、格安な代わりに機内での飲食サービスが有料、持ち込み手荷物は自分で収納、貨物に預ける荷物は追徴料金が必要、など様々な制約があります。機内での混乱やケガを未然に防止するため、熱い飲み物の持ち込みを禁止する航空会社もあるくらいですから、機内でのケアを省略することで乗務員を最小限にしてコストを抑えています。
近年では企業のグローバル化が進み、航空会社は以前よりも身近に、そしてニーズの高いものになってきていると言えます。また、全日本空輸は今年、成田からヒューストン、クアラルンプール線を新たに就航、他4路線を増便、日本航空もダラスへ就航など、どんどん路線を増やし、人員の増員を余儀なくされている状態です。
このように、現在は航空会社も増え、人手不足な状況は、航空業界を目指す方たちにとっては有利な時代に突入したといっても過言ではありません。

「航空業界」に転職を考えている人にアドバイス

航空会社には、実際に飛行機に乗るパイロット、客室乗務員の他にも、グランドスタッフ、飛行ルートの飛行プランを考える運行管理業務スタッフ、整備士などの専門性の高い職種の他に、総合職として時刻表を作る部署、機内食や機内映画などの機内サービスを考える部署、なるべく多くのお客様に乗っていただけるよう企業などに営業をかける営業職などなど様々な分野があります。このように、自分に合った職種を一つの業界から選べるのは、航空業界の特徴です。
LCCも業務内容は普通の航空会社と同じなので、職種の種類は変わりません。ですが、客室乗務員やパイロットに至っては、基本的に宿泊代のコストを抑えるため、宿泊せず全部日帰り業務という会社もあるようです。この職種を希望する方で、海外や地方に行って宿泊したい、現地で少し時間が欲しいという方は、勤務体系を確認することをお薦めします。
また、航空業界への転職のメリットは、なんといってもほとんどの航空会社が福利厚生として格安、もしくは無料で飛行機に搭乗することができるということです。休日この制度を活用して国内、国外問わず様々なところに出掛られるのは魅力的ですね。
現在は、人手不足で悩む航空業界。全日本空輸は路線拡大に伴い客室乗務員1,000人の募集や産後復帰の制度を見直したとニュースになったばかりです。今がチャンスなのではないでしょうか。

●そのほかの「運輸業、郵便業」の話を見る

転職体験談(成功・失敗)

  1. 食品専門商社へ転職
  2. [転職体験談] クレジットカード会社に転職したY.Sさん(男性)のケース (内定辞退の話も)
  3. [転職体験談] 美容卸業界から飲料卸会社に転職を決めた愛知県のS.Nさん(男性)
  4. [転職体験談] 実務翻訳者から南の島で念願の広告代理店に転職(沖縄県R.Nさん女性)