「医療業界」に転職を考えている方へ。高齢化社会と迎え、医療業界が求められる役割はますます重要になってきています。今回取り上げる医療事務や調剤薬局事務に代表されるバックヤード部分も医療現場にとっては欠かせない存在で、女性にとって働きやすい職場が多いようです。
「医療現場(医療事務や調剤薬局事務など)」で働いている人(働いていた人)に、業界の良い点と良くないと思う点をアンケートで答えていただきました。なお「看護師業界」の良い点・良くない点はこちらのページにまとめてあります。ぜひ転職の参考にしてください。
「医療業界(医療事務など)」の良い点・良くないと思う点
医療事務や調剤薬局業界の良い点
医療福祉の医療事務業です。良い点はまず、自分自身の生活にも役立つ医療の知識を身につけることができるところです。医療費や保険に関する知識はもちろん、環境によっては病気や医薬品についての知識を身につけることも可能です。
また、患者さんたちが笑顔で病院を後にされる姿をみたり、笑顔でありがとうと感謝されることも多いので、非常にやりがいを感じることもできる業種です。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
病院には病気で苦しんでいたり、体調のせいで機嫌が悪い患者さんや、小さい赤ちゃんからご高齢の方と、本当に様々な患者さんがいらっしゃいます。
医療事務はその患者さんたちの窓口となるので、直接感謝もされれば、クレームの受け口にもなります。そのため、患者さんに合わせた対応と細かい気遣い、またトラブルに対応する臨機応変さが求められるので、非常に神経を使う仕事です。その割りにお給料は高いものではないので、経済的に厳しい面もあります。ですので、若い女性やパート労働者が多い業種だと思います。
(女性 31歳 千葉県 医療事務)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
高齢患者が多い病院に勤務しています。医療現場で働いていると、少し体調が悪いときなど、いち早くドクター(院長先生)に診てもらったり、薬を処方してもらったりできます。インフルエンザの予防注射等も、優先して受けられるのも良い点です。
それに何より知識が身に付き、子育てや、介護をするとこになった際に、その知識がとても役立ちます。薬の効能や、病気の種類、体調が悪くなったり、体調が悪い人を見かけたときの対処の仕方が学べます。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
やっぱり亡くなる瞬間に立ち会ったりすることがよくあります。死を考えさせられる瞬間です。あとは、病院と言うだけあり、色んなウイルスや菌が集まる場所なので、どれだけ注意して気をつけていても感染してしまう可能性は、普通の会社で働くよりも高くなってしまいます。
(女性 29歳 和歌山県 医療関係)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
個人医院で医療事務をしていますが、医療業界が良いと感じることは、病気や薬の知識を身に付けることが出来て、また生活に密着していることなので家族へのアドバイスや予防が出来て健康意識が高まることです。医師にも、無料ですぐに相談出来るので心強いです。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
色々な患者さんが来院されるので、風邪やインフルエンザの時期は細心の注意を払わないと移る可能性があるので、インフルエンザの疑い患者さんが帰った後は、うがいと念入りな手洗いをします。また、受付周辺の消毒も欠かせません。
(女性 44歳 埼玉県 医療事務)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
耳鼻咽喉科のクリニックで働いています。体調を崩されて病院にかけつけられる患者さんに、さまざまなお手伝いをさせていただけることにやりがいを感じています。午前・午後勤務で、家事と両立しやすいのもおすすめできる点です。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
病院で働いているので、どうしても患者さんから病気をもらうことが多くあります。ぎりぎりの人数なので、多少の体調の悪さでは休めないのが難しいです。また日曜・祝日は基本的に休みですが。土曜日は午前診療があり込み合うと結局一日仕事でつぶれることもあります。
(女性 37歳 兵庫県 医療事務)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
個人経営の歯医者で助手として働いています。未経験でも働くことができますし、今まで知らなかった医療のシステムや保険証の仕組みについて詳しくなれますので、日常生活にも活かすことができます。また、週の間の休みや歯科医師会への出席による半休が多いので、5日間通して働く事がなく負担も少ないです。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
急な休みや有給が取りづらいです。また、産休制度・育休制度が充実していないため、妊娠したら辞めなくてはなりません。一日の拘束時間が長いので、長時間立ちっぱなしになったり体力勝負なことが多いです。
(女性 25歳 神奈川県 医療事務)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
調剤薬局勤務です。良い点は、患者さんのために力を貸せることや、患者さんに感謝されてありがとうという言葉をいただける点。すごく励みになります。また、勉強することがたくさんあるので、やりがいも十分にあること。女性でも結婚、出産後も働きやすいことが挙げられます。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
サービス残業が多い業界の気がします。一生懸命やるひとほど、面倒な仕事が増えてきてしまうので、適度に力を抜けるひとのほうが結果的に長く続けられる気がする。最近は医療のコンビニ化で軽症でも病院を受診するひとが増えていて、スタッフが疲労気味です。
(女性 35歳 東京都 調剤薬局)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
医療(調剤薬局)の受付事務として働いています。働いている人たちは医療事務の資格を取得している人たちが多いですが、必ずしもその資格が無ければ働けないということではないので、調剤薬局は医療機関で働きたいという方にはうってつけの職業であると思います。子育て中の方や主婦の方でも働きやすいと思われます。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
調剤薬局は基本的に病院の隣にあるので、休日や開局時間は病院によって変わってくるため、月曜日から土曜日までの勤務の所が多く、休日は日曜日と祝日と少ないところが多いです。そして薬剤師が少ないところでは薬局事務が調剤の補助等もするため、仕事量は多く感じます。
(女性 22歳 青森県 調剤薬局)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
高齢社会なのでニーズも多く 自分にあった職種を探しやすいと思います。レジ打ちなどももちろんないので覚えにくいなどもちろんありませんから 自分の今までに生活のなかでしたことを生かすことができるため年齢の幅もとても広いです。優しさや真面目さがあれば入りやすい職場だと思います。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
大変なわりには給料が少ないので辞めて行く人が多いと思います。夜勤なども多いので不規則です。ニーズが多く 誰でも働くことができるので逆に職員の入れ替わりが多いのでなかなか落ち着かない職場が多いように感じます。
人にアドバイスするときは やはり仕事に困らないので資格を取得して歳をとっても続けられるようにスキルアップするのが理想だと思います。
(女性 35歳 岡山県 専業主婦)
医療事務や調剤薬局業界の良い点
病院で医療事務の仕事をしていました。良いと思う点はこの仕事を一度経験すると経験者として転職しやすいことです。正社員よりクリニックのパートの仕事で求人が多いので、結婚したり、出産を経て復帰するときにどに仕事を見つけやすく女性の仕事としてはとてもメリットがあります。
医療事務や調剤薬局業界の良くないと思う点
医療事務を一生の仕事とする場合、大病院でもなければ、昇給は望めないことです。350万程度で頭打ちな感覚です。医療業界では特に資格もなくできる事務職なのでどうしても下に見られがちです。スキルを積みたい方、バリバリ仕事をしたい方は看護師やソーシャルワーカーなど違う道を検討した方が良いかもしれません。
(女性 40歳 東京都 専業主婦)
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