若者就職支援サービス「ジョブカフェ」って何?
ジョブカフェは都道府県が就職・転職を支援するために設置した「しごとに関するワンストップサービスセンター」です。
もともとは生成16年より経済産業省の「若者自立・挑戦プラン」のメイン施策として始まりましたが、現在ではノウハウを民間企業を活用して全国47都道府県設置。自立的に若者への就職支援を実施しています。
全てのサービスが無料、また公共性の高いサービスのため安心して利用できるのが特徴です。
あまり宣伝をしていないせいか(宣伝が下手なせいか)、知らない人も多いのですが、いちど利用してみると、さまざまなサービスがすべて無料で受けられるとあって、転職成功者からも高い評価を得ています。
どんな就職支援をしてもらえるの?
「ジョブカフェ」ではどんな就職支援をしているのでしょうか。
例えば東京の飯田橋にある「東京しごとセンター」のヤングコーナーでは、34歳以下の若い世代を対象とした就職支援サービスを行っています。就職支援アドバイザーによる個別カウンセリングや、セミナー、各種転職イベント開催、履歴書・エントリーシートの書き方、面接のアドバイスまで、就職活動を全面的に支援しています。
そのほかにも、情報コーナーではコンピュータ適職診断、就職活動に役立つ情報閲覧なども利用可能。また併設したハローワーク飯田橋U-35(ゆーさんじゅうご)では、若者向けの求人の公開と職業紹介も行っていますので、情報収集から就職活動本番まですべて無料でワンストップの利用が可能です。
利用方法は(東京都の場合)、1階総合相談受付で、「利用者申込書」に記入し、順番に相談ブースにてしごとセンターの利用方法と、もっとも適したサービス窓口を紹介してくれます。
全国のジョブカフェ 所在地一覧
都道府県 | 名称 |
---|---|
北海道 | ジョブカフェ北海道(北海道若年者就職支援センター) |
青森県 | ジョブカフェあおもり(青森県若年者就職支援センター) |
岩手県 | ジョブカフェいわて |
宮城県 | みやぎジョブカフェ(みやぎ若年者就職支援センター) |
秋田県 | フレッシュワークAKITA |
山形県 | 山形県若者就職支援センター |
福島県 | ふるさと福島就職情報センター |
茨城県 | ジョブカフェいばらき(いばらき就職支援センター) |
栃木県 | ジョブカフェとちぎ(とちぎ就職支援センター) |
群馬県 | ジョブカフェぐんま(群馬県若者就職支援センター) |
埼玉県 | ヤングキャリアセンター埼玉 |
千葉県 | ジョブカフェちば(ちば若者キャリアセンター) |
東京都 | 東京しごとセンター |
神奈川県 | かながわ若者就職支援センター |
新潟県 | 若者しごと館 |
富山県 | ヤングジョブとやま(富山県若者就業支援センター) |
石川県 | ジョブカフェ石川 |
福井県 | ふくいジョブカフェ |
山梨県 | ネットジョブカフェやまなし |
長野県 | ジョブカフェ信州 |
岐阜県 | 岐阜県人材チャレンジセンター(ジンチャレ!) |
静岡県 | しずおかジョブステーション |
愛知県 | ヤング・ジョブ・あいち |
三重県 | おしごと広場みえ |
滋賀県 | ヤングジョブセンター滋賀 |
京都府 | ジョブカフェ京都(京都府若年者就業支援センター) |
大阪府 | OSAKAしごとフィールド |
兵庫県 | 若者しごと倶楽部(ジョブカフェひょうご) |
奈良県 | ならジョブカフェ |
和歌山県 | ジョブカフェわかやま(和歌山県若年者就職支援センター) |
鳥取県 | とっとり若者仕事ぷらざ |
島根県 | ジョブカフェしまね |
岡山県 | おかやま若者就職支援センター |
広島県 | ひろしましごと館 |
山口県 | YYジョブサロン(山口県若者就職支援センター) |
徳島県 | 徳島県若年者就職サポートセンター(ジョブカフェとくしま) |
愛媛県 | ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター) |
高知県 | ジョブカフェこうち(高知県就職支援相談センター) |
福岡県 | 福岡県若年者しごとサポートセンター |
佐賀県 | ジョブカフェSAGA |
長崎県 | フレッシュワーク長崎 |
熊本県 | ジョブカフェくまもと |
大分県 | ジョブカフェおおいた |
宮崎県 | ヤングJOBサポートみやざき |
鹿児島県 | キャッチワークかごしま(鹿児島県若者就職サポートセンター) |
沖縄県 | 沖縄県キャリアセンター |
既卒や第二新卒の方へ
卒業後に就職するタイミングを逃してしまった人や、入社後3年以内に辞めてしまったいわゆる第二新卒の人の中には、「これから自分の人生ってどうなっていくんだろう」「みんなと同じように正社員に就職出来るのだろうか」と不安に思っている人もいるかもしれません。
でも実は、20代、特に20代前半の若手というのは、企業側にとっても、完全な即戦力として働けるほどの経験がないことは理解しており、むしろ入社後にバリバリ頑張ってもらって、大きく成長して欲しいと考えているところが大半です。
実際、厚生労働省がまとめた「平成25年若年者雇用実態調査」のデータをみても、企業が20~30代の中途採用選考で最も重視した点でもっとも多いのは「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」という結果も出ています。
ですのでそんなに焦ることはないのです。むしろ気持ちばかりがあせって、労働条件の悪い会社に入ってしまわないように、正確な情報収集をおこない、新卒とは異なるしっかりとした職業意識や、勤労意欲、若さを前面に出したチャレンジ精神を持つように心がけましょう。今いち自信がない人は、無料の「特性診断テスト」などで、自分の性格の特徴をしっかり理解して、堂々と答えられるようにしておくのも一つの手です。
※「20代の転職」シリーズについてはこちらもご覧下さい。