「入社前に準備しておくこと」~入社日や書類準備など~元採用担当者が教えます!

元採用担当者が教えます!「入社前に準備しておくこと」~入社日や書類準備など~

この「元採用担当者が教える転職成功アドバイス」シリーズは、以前、採用を担当していた人たちが「転職グッド」の読者だけに教えてくれる必見コンテンツです。中途採用にチャレンジする人が押さえておくべきポイントがたくさん詰まっています。

今回のテーマは「入社前に準備しておくこと」~入社日や書類準備など~です。努力が実り、ついに転職決定!さて、貴方はまず何から始めますか?ここでは入社準備について考えてみます。(退職準備についてはこちらをご覧下さい。)それではどうぞ!

入社日の相談

採用が決定すると、人事と入社日について相談する場合があります。募集の時点で入社日が決定している場合は別ですが、決定していない場合は、現在の会社との調整も念頭において決定することをおすすめします。
注意したいのは、転職先の賞与を受け取るために必要な就業期間です。「あと1日早く入社していれば賞与の対象だったのに…」ということがないように、可能であれば、就業規則を先に受け取って確認してから入社日を決定すると良いでしょう。

保険証や健康診断書などの書類準備

雇用保険被保険者証や年金手帳、健康診断書などの書類を準備することになります。これは転職先から連絡がきますので、その通りに用意すれば良いのですが、新卒の入社と違って、中途採用は時間に余裕がないかも知れません。「あとでいいか…」と後回しにせずに、書類準備はどんどん進めましょう。特に健康診断書類は時間がかかる場合がありますので要注意です。

身だしなみの準備も

新しい門出ともいえる転職先への入社。せっかくですから、社会人として身だしなみも再チェックしてみませんか?前の会社はよっぽど大変だったのかな?と思わせるような、くたびれた恰好で入社することはおすすめできません。髪型、肌荒れはもちろん、ワイシャツやスーツ、鞄、靴などは、新調まではしなくとも、クリーニングに出したり、磨いたりして手入れをすることは可能なはずです。
新鮮な気持ちを外見で表現することは、相手に対して好感度を高くする、最も手早い手段のひとつだと思って心掛けましょう。

意外と大事な体調管理

入社前には体調を万全に整えておきましょう。退職から再就職までに時間があると、ついつい遊び過ぎてしまう…こともあるかも知れませんので、できることなら、1週間前には転職先の通勤に合わせた起床を心がけておくとベストです。また、退職日から時間をおかずに入社となると、前日まで送別会で、疲れた顔で入社することになりますので、付き合いは程々に。
入社直前に、「転んで骨折したため、入社時期を相談させてほしいのですが」というのも実際にある話です。

これから働く業界の研究

同業界で仕事をする場合でも必要不可欠なのが、業界研究です。
貴方の知る業界知識は、あくまでも前就業先からの視点。今度は、新たな就業先(転職先)サイドからの視点、また、その先にいる顧客やエンドユーザーの視点に立つことが必要です。これが別業界からの転職であれば尚更必要となります。転職にあたり職種も変わる方は、新しい職種の勉強も必要ですから、時間があっても遊んでいる余裕はないかも知れませんね。
中途採用は即戦力が基本。入社してから教えてもらえるという甘い考えは許されません。自分の今までの知識・経験がどのように活かせるか、具体的に考えるためにも、必要な工程だと思って勉強してみましょう。

挨拶は転職後、落ち着いてから

転職と同時に、前職で付き合いのあった取引先に、新たな就業先を知らせる挨拶を開始する方もいらっしゃいますが、これについては入社前に急いで行う必要はありません。
主な理由は、入社後に正式な配属が決定することがあるため、また、予定とは違う部署での活躍を求められる場合もあるためです。入社直後は忙しいことですし、少し時間をおいて挨拶のお便りを送っても失礼な訳ではありません。
どうしても挨拶をしたいという場合は、退職の挨拶をして、新たな就業先については落ち着いてからお知らせする旨を盛り込むことをおすすめします。「退職準備について」はこちらをご覧下さい

●転職を考えている方は必見。そのほかの「元採用担当者が教える転職成功アドバイス」を読んでみましょう。

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