「求人募集が出される流れ」を知っていますか?元採用担当者が教えます!

元採用担当者が教えます!「求人募集が出される流れ」を知っていますか?

この「元採用担当者が教える転職成功アドバイス」シリーズは、以前、採用を担当していた人たちが「転職グッド」の読者だけに教えてくれる必見コンテンツです。中途採用にチャレンジする人が押さえておくべきポイントがたくさん詰まっています。

今回のテーマは「企業がどのようにして求人募集を出すか」です。転職は人を求める企業がなければ成り立ちませんよね。今回は企業がどのようにして求人募集を出すか、おおよその流れをご紹介します。それではどうぞ!

人を必要とする時とは

新卒採用も中途採用も、大きな意味では、会社の経営維持を目的とすることに変わりはありません。違うのは、新卒の場合は将来的な経営維持のためであり、中途採用は今すぐ、もしくは数カ月以内に人材を欲しているということ。つまり、退職・休職による欠員補充や、業務拡大等のために増員が必要となった場合です。

欠員補充の場合

退職・休職希望の情報が入った時点で人事は行動を開始します。まず退職・休職希望者がどのような業務を遂行していたか、社内に適した人材がいないか、いつまでに人員補充が必要かなどを確認します。(他にも様々な業務がありますが、今回は募集に関する事項のみ紹介します)
補充が必要と判断した場合、申請などの社内手続きと同時進行で、募集方法を検討します。同時進行であるのは、申請手続きの完了を待っていては、人員確保が間に合わない危険性があるためです。
大抵は、付き合いのある求人媒体担当者や求人広告代理店と打ち合わせ、今回の募集がどの媒体を最適とするか検討し、大枠が出来ているところに申請が通り、決定した給与額などの条件を入れていくといった具合です。

増員の場合

事業拡大による増員は、担当部署からの増員申請により人事が動き出します。経営会議などの情報で人事側から部署に提案する場合もあります。『部署にとっての理想の人材』と、『会社にとって必要と考える人材』を調整して、欠員補充と同じような流れで募集を開始します。企業としては拡大する事業をいち早く整えていきたいため、これもスピードが重要となります。

新規事業スタートの募集

新規事業は相当な資金を要することが多いため、大抵は人件費も事業計画に織り込まれています。募集についても事業スタートに合わせて、比較的時間に余裕のある募集をします。事業内容が今までにない異質なものだと、人材紹介会社に依頼するケースもあります。
ただし、新規事業ならではの『予定外の人員不足』が発生することがあるため、急な募集はありえます。そのため、『新規事業スタート』フレーズの募集は、『この間もあったような…』という印象になることがあるのです。

募集が出やすい時期

業界により異なりますが、比較的、1月、3月、9月はどの業界も求人が多いと言われています。理由は以下のようなものです。
【1月・9月】
予想がつくと思いますが、賞与支給後に退職希望者が増えるためです。また、夏季休暇後、冬季休暇後というタイミングでもあります。
【3月】
新卒者が入社してくる前に中途採用を終了させ、4月から始まる新卒者研修に中途採用者も同席させて効率化を図る目的が考えられます。研修は会社にとって体力を使うもの。社会人としてのマナー講習は中途採用に必要ありませんが、社内専門的な研修は各部署へ要請をするため、部署の負担を軽減させるためにも重要なことと言えます。

その他、決算に関わる予算消化・調整などのタミングで募集をかける場合もあります。どちらにしても、人事にとって重要なのは、業績向上のために人材面から行う経営戦略ですから、募集をかけること(募集広告を出すこと)自体には時間をかけたくないというのが本音でしょう。

ここに紹介したのは一例であり、どの業界・職種にも共通するものではありませんが、狙いを定めた業界や企業の研究を始めると、繁忙期や求人の出やすい時期もわかってきます。より多くの選択肢から、これぞと思える転職先を探すためには、やはり研究が必須ですね。

●転職を考えている方は必見。そのほかの「元採用担当者が教える転職成功アドバイス」を読んでみましょう。

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