見られるだけじゃない!「面接官のこんな所をチェックしよう」 元採用担当者が教えます!

元採用担当者が教えます!見られるだけじゃない!面接官のこんな所をチェックしよう!

この「元採用担当者が教える転職成功アドバイス」シリーズは、以前、採用を担当していた人たちが「転職グッド」の読者だけに教えてくれる必見コンテンツです。中途採用にチャレンジする人が押さえておくべきポイントがたくさん詰まっています。
今回のテーマは「見られるだけじゃない!面接官のこんな所をチェックしよう!」です。以前、ご説明した「面接官はここを見ている!」の逆バージョンです。それではどうぞご覧下さい。

見られるだけじゃない!面接官のこんな所をチェックしよう!

面接では、自分がどのように見られているか気になりますよね。ですが視点を変えて、貴方も面接官をチェックしてみませんか?面接官を見れば、まだ知らない会社の実情が見えてくるかも知れません。

面接官の第一印象は?

その面接官は疲れていませんか?笑顔がなかったり、服装が乱れていたり、こっそりアクビをしたり、面接資料が整理されてなかったり…。もしそんな面接官と出会った場合は、業務の引き継ぎ方法や会社の1日の流れ、その面接官の考える仕事のやりがい、それとなくストレス解消法などを質問してみることをおすすめします。
何故なら、その会社は貴方の想定する業務量をはるかに超えている可能性があるためです。
面接は第一印象がとても大事なもの。それは応募者だけではなく、面接官も同じことです。第一印象の体裁をととのえる余裕もないほど厳しい状況にあるかも…という要素を確認する必要があります。今回の募集が、増員か人員補充なのかを質問してみる勇気が必要かも知れません。

面接官は若くても油断しない!

一次面接で面接官が自分よりも若く見える、あるいは面接に不慣れな様子だと、形式的な一次面接であって、採用権限がないと思われがちですが、実は油断できません。業務の説明だけして退室する社員も同様です。
もしかするとその面接官は、貴方が今後、一緒に働くパートナーかも知れません。人員を必要とする部署の責任者が、部下に指示を出して一次面接を任せていることがあります。しかも部署長が信頼する優秀な部下の可能性が高く、採否にかなりの意見を言える立場だと考えられます。
また、本当に若いのでしょうか。年齢とは意外にわからないものです。特に人事は、第一印象が重要であることを百も承知しているため、面接では特に若々しく、好印象で登場する技に長けています。就職イベントに足を運んだ方ならわかると思いますが、どのブースでもはつらつとした好印象の担当者が多いものです。
面接官がどんな年齢でも関係なく、『一緒に仕事をしてみたい』と思わせることができるように心掛けましょう。

隣にいる人はいったい何者?

他の面接官が部署や役職を名乗っているのに、社員証もなく名前しか名乗らずに端に座っている。また、他の面接官と貴方の問答を更に掘り下げようとする鋭い人物がいたら、それは採用(人材)コンサルタントかも知れません。その名の通り、会社の経営面を人事サイドからコンサルティングする専門家ですが、恐れることはありません。むしろ、その会社が採用や人材育成について真剣に取り組んでいる証拠ですから、嬉しい発見だと言えます。
コンサルタントは応募者だけでなく面接官の指導も考えて同席することが多いため、独特の雰囲気を醸しやすいだけです。臆せずに他の面接官と同様、自信を持ってアピールしましょう。

会社の背景も見よう

面接官は、応募者にとって会社の顔。営業社員が会社を背負って営業をするのと同じです。応募者には、面接官を見るのと同時に、その背景を見るチャンスがあります。ここでいう背景とは、面接時に出会う社員や、受付や会議室などの様子です。せっかく入社希望の会社に行くのですから、背景も見なくてはもったいないというもの。
受付の態度やすれ違った社員の対応、会議室が清潔に保たれているか否か、仕事を遂行しやすい環境があるかなど、一瞬でも感じ取れるものは多くあります。配布された会社案内の情報はHPで網羅されているはずですから事前に頭に入れて、その場でしか見ることのできない情報を確認し、自分が入社するに値する会社か、貴方自身も会社をチェックしてみましょう。

面接官や会社に応募者を選ぶ権利があるのと同様、応募者にも会社を選ぶ権利があると考えて、自信を持って面接に臨めると良いですね。

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