育児休暇から職場復帰!さてどんな準備が必要? 「女性の転職ノウハウ」

育児休暇を経て職場復帰!さてどんな準備が必要? 「女性の転職ノウハウ」

結婚、出産など女性ならではの仕事の悩みや課題を解説する「女性の転職ノウハウ」コーナーです。今回は「育児休暇を経て職場復帰!さてどんな準備が必要?」についてです。

育児休暇も後半に入ると、職場復帰について考え始めるという方も多いようです。
ようやく慣れてきた育児生活から、更なる生活の変化を迎えることに、憂鬱さや不安も感じてしまいそう。
今回は、復帰後の不安を少しでも解消できるための、復帰準備について考えます。

勤務条件の確認

限定正社員復帰後は時短勤務などを利用することが多く、休暇前と勤務条件が変わる場合がほとんどです。
休暇前に人事部門と細かく話ができれば問題ありませんが、そうでない場合は、早めに連絡しましょう。
勤務条件の確認のために勤務先に出向き、その時点で復帰後の配属が決まっていれば、上長に時間をとってもらえるよう人事部門に希望してみるのも良いでしょう。復帰後に必要な知識がわかり、事前に少しでも勉強できれば不安も軽減されます。

情報収集

デザイナー育児休暇期間が長いと、仕事についていけるか、私の居場所はあるのか、技術面で大きく離されてしまっているのでは…と、心配になります。
手をこまねくより、できる準備はしておきたいもの。
会社のWEBサイトのチェックや、改めて業界研究をしておくのは必須事項です。
事前に配属先がわかっていれば、必要な知識も想定できるため、人事部門に確認しても良いでしょう。
休暇中に発表された新商品やサービス、新たな大口顧客や取引先、組織変更などについて把握しておくと、久々の職場でもビジネストークに参加しやすくなります。
見逃しやすいですが、使用するPCのバージョンアップで、仕様の大幅変更に戸惑うといった話もあります。これも確認しておけば、休暇中に対処することができますね。
「〇〇さんは、〇月から〇月まで休んでいたから、このサービスは知らないよね。」と、親切に教えてもらえるのを待っているようでは、戦力としての復帰は遠のいてしまいますよ。

コーディネートもルーティン化

905おしゃれが大好きで、コーディネートを楽しみたい女性は多いもの。
それでも、復帰後しばらくの間は、コーディネートも決めてしまった方が安心です。例えば、週休2日で休みの曜日が決まっているのなら、曜日ごとに着る服を決めて5日分のコーディネートを作っておく。外勤の日はこれで内勤の日はこれ、という風に、クローゼットに仕切りを作るなどの方法があります。
まだまだ育児に手のかかる時期。自分のことは少しでも時短できるようにしましょう。
『子どもを保育園や実家に預ける、迎えに行く』ことが貴方の担当であれば、靴も歩きやすいものがベスト。担当でなくても、突然の呼び出しに駆けつけるためには大切なことです。
おしゃれを楽しみたい気持ちが強ければ強いほど、育児休暇中にコーディネートを熟考しておきましょうね。

大切な子どもと家庭のこと

マザーズハローワーク育児休暇明けの復帰ということは、当然、育児真っ最中。
「突然の保育園通いに、子どもは慣れてくれるだろうか。」「病気でたびたび呼び出されたらどうしよう。」「まだ断乳できていないのに。」「夫は本当に家事を分担してくれるのかな。」など、悩むママも大勢います。
残念ながら、これらの悩み全てから解放されることは無いため、うまく付き合っていくしかありません。
そのために、育児休暇中から準備が必要なのです。
例えば、『明日から突然保育園に預けられ、夕方までママに会えない』状態でスタートするのではなく、慣らし保育を十分に活用します。大抵は、慣らし保育期間を設ける前提で入園の話を進めますから、心配事があれば、必ずその時点で相談しましょう。
実家や親類に預ける場合も、段階的に預ける時間を増やしていくようにすれば、子どもだけでなく、預かる側の準備も整っていきます。
病気については、呼び出された経験のないママの方が、圧倒的に少ないものです。しかも1日で回復する訳ではないため、病児保育や実家で面倒をみてもらう場合の準備、病児OKのベビーシッターサービスなど、何重にも準備をしておく方が安心でしょう。付き添い入院の可能性もありますから、『いつでも変わってもらえるような仕事の進め方』も意識したいところです。
断乳についても、休暇期間中に何とか準備を進めましょう。まずは日中断乳から~など、お子さんの特徴に合わせて工夫してみてはいかがでしょうか。早くて3日、長ければ1カ月かかることもあるため、早めのチャレンジが良さそうです。

パートナーの協力についても準備が必要です。
昨日まで妻任せだった家事を、翌日から上手くこなせるはずがありません。特に育児面の協力は、思い通りにはいかないでしょう。
休暇中から家事の手伝いやすい整理整頓、動線作りを心掛け、たまにはパートナーに任せて、自分は一人で外出するといった機会を作ると、頭で考えていたように上手くはいかないものだと、パートナーも理解しやすくなります。これについても、段階的に外出時間を増やす方法が使えますね。
※家庭内の細かい準備については、『採用決定!入社までに準備すべきこととは?家庭編』にてご紹介していますので、ご参照ください。

先輩に相談しよう

自分で必要なことを考える、調べることも大切ですが、育児休暇から復帰している先輩がいれば、是非相談してみましょう。就業先ならではの特徴もあるかも知れません。
忙しいはずですから、会わずにメールでも良いのです。貴方の心配事や、先輩が困った、これは準備しておいて良かったと思うことを聞いてみます。
無事職場復帰した際には、真っ先にお礼の挨拶に行ってくださいね。

以上、育児期間中にすべき準備をご紹介しました。
働く喜び、両立の不安、後ろ髪を引かれる育児など、様々な思いを抱えて働くママ。くれぐれも、貴方が無理をして倒れないように気を付けてください。
長く続く両立生活を継続するためには、育児休暇中にしっかりとした体のメンテナンスも大切ですよ。
結婚、出産、育休、職場復帰など女性のライフステージ別にみる「仕事のコツ」」、出産後に役立つ「制度を使って育児と両立!進化する育児休暇制度」も合わせてご覧下さい。

「女性の転職ノウハウ」コーナーは、女性ならではの結婚、出産後の悩みや課題からライフスタイルに合わせた会社の探し方、面接の乗り越え方まで詳しく解説いたします。女性の方はぜひご覧下さい。

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