介護福祉士と社会福祉士に聞く-福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由

介護福祉士と社会福祉士に聞く-福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由

介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士の就職に関する調査シリーズです。前回は「仕事を辞めた理由と復職したきっかけ」について紹介いたしましたが、今回は以前、福祉・介護・医療分野で働いていて退職した人が、再就職で同業界に復職をしなかった(業界から離れてしまった)理由を尋ねた結果です。
この結果からは、「福祉業界に戻りたいけど条件が合わない」「業界に関わらず現在は働けない」「福祉業界には戻りたくない」などの理由を掴むことができます。データは前回同様、公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「平成27年度就労状況調査」を元に紹介します。

介護福祉士が「福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由」

介護福祉士まず最初は、介護福祉士に「福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由」を尋ねた結果です。
それによると、もっとも多かったのは、「仕事と家庭の両立が難しそうだった」の28.2%、次いで「その他」の26.8%、3番目が「仕事がきつく、体力に不安があった」の24.6%、4番目が「業務の負担や責任が重すぎる」21.9%でした。
また介護福祉士だけの特徴としては、「仕事がきつく、体力に不安があった」の数字が比較的多くなっています。介護福祉士の厳しい仕事内容が伺える結果です。
介護福祉士 福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由

またここには載せていませんが、男女別の回答では、
男性の場合、再就職しなかった理由としてもっとも多いのは「給与・諸手当が低かった」、女性は「仕事と家庭の両立が難しそうだった」でした。やはり男性は収入を気にする人が多く、女性の場合は育児や家事との両立を理由として挙げる人が多くなっています。

社会福祉士が「福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由」

次に社会福祉士に「福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由」を尋ねた結果です。
もっとも多かったのは、「その他」で31.8%、2番目が「仕事と家庭の両立が難しそうだった」30.9%、3番目が「業務の負担や責任が重すぎる」17.3%、4番目が「無回答」17.2%でした。
社会福祉士だけの特徴としては、「業務の負担や責任が重すぎる」の比率が高めになっています。国家資格の社会福祉士を取得して働いてみたものの、仕事の負担や求められる責任が苦になって辞めた人が多いことがわかります。
社会福祉士 福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由

また男女別の結果では、社会福祉士の場合、男女ともその他と無回答で半数を超えており、特に目立った特徴はありませんでした。

福祉・介護・医療分野に再就職しなかった理由
  社会福祉士 介護福祉士
仕事にやりがいがないと感じた 5.8% 6.8%
仕事に適性がないと感じた 8.1% 6.4%
給与・諸手当が低かった 14.5% 20.3%
正規職員としての採用がなかった 4.9% 4.2%
昇進等、将来の見通しがなかった 7.3% 6.3%
社会的な評価が低いと感じた 8.3% 11.2%
夜勤や休日出勤など不規則だった 12.4% 20.3%
業務の負担や責任が重すぎる 17.3% 21.9%
仕事がきつく、体力に不安があった 14.9% 24.6%
仕事と家庭の両立が難しそうだった 30.9% 28.2%
自分の能力を伸ばすゆとりがなかった 7.4% 7.4%
その他 31.8% 26.8%
無回答 17.2% 20.0%

福祉・介護・医療分野への復帰意欲

次に「福祉・介護・医療分野へ復帰したいと思うか」についての調査です。
それによれば社会福祉士、介護福祉士ともに「条件があえば働きたい」がもっとも多くなっています。
この「条件があえば」というのは、前回の記事の3番目の質問「現在の職場を選択した理由」から読み取ることができます。
社会福祉士の場合は「やりたい職種・仕事内容」「能力や資格が活かせる」「正規職員として働ける(可能性がある)」が多く、介護福祉士の場合は「通勤が便利」「やりたい職種・仕事内容」「労働時間・休日、勤務体制が希望に沿う」が多くなっています。
福祉・介護・医療分野への復帰意欲

福祉・介護・医療分野への復帰意欲
  社会福祉士 介護福祉士
是非働きたい 13.8% 9.0%
条件があえば働きたい 52.0% 46.6%
働きたくない 11.7% 19.6%
分からない 18.0% 20.7%
無回答 4.4% 4.1%

最後に 編集部から

転職アドバイス高齢者の増加にともない、福祉、介護分野の仕事はいっそうニーズが高くなってはいるものの、一方で、仕事の厳しさや給与の少なさなどから、離職する人も多く、慢性的な人手不足状態になっている現実があります。
一度は資格を取って仕事に就きながら、現在は福祉業界から離れてしまっている潜在資格保有者が多いこともその一因でしょう。行政はもう一度業界に戻ってきてもらうための施策を矢継ぎ早に打ち出していくべきではないでしょうか
前回の「仕事を辞めた理由と復職したきっかけ」もぜひご覧下さい。
また
「介護福祉士の仕事内容や平均年収・給与、向いている人」
「社会福祉士の仕事内容や平均年収・給与、向いている人」
「精神保健福祉士の仕事内容や平均年収・給与、向いている人」
「福祉・介護のしごと別に有効求人数、求職者数、求人倍率を公開」もどうぞ。

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