[転職体験談] 求人広告代理店から営業先のお客さんだった損保コンサル会社に転職 – 東京都のN.Yさん(女性)

大学新卒で入社した求人広告代理店でアポなしの飛び込み営業を経験後、損害保険コンサルティング会社に転職した東京都のN.Yさん(女性)。彼女はどのような理由で転職を決意し、またどのようにして転職活動をおこなったのでしょうか。

転職前-ビルの上から下までアポなしの飛び込み営業

求人広告代理店から損保コンサルティングに転職した東京都のN.Yさん(女性)転職前の業界はまずは広告代理店でした。広告代理店ときくと大手電通、博報堂、ADKなどなど華やかで業界人!というイメージがあると思いますが私が大学を卒業して入ったのは、求人広告の営業の会社でした。そこしか受からなかったというのと、転職を最初から視野に入れていたので営業をして人脈を作ってさっさと転職しようと思っての入社でした。

営業の会社のため朝から夕方まで外に出っぱなしです。ビルの上から下までアポなしの飛び込み営業です。名刺集めキャンペーンなどそんなこともありました。
ただ私自身、「求人広告なんて業務内容と給与がよければ人は集まるし、給与が低くてだれもがやりたくないような仕事ならいくら広告費を払っても募集で人が集まらないのに」という風に思っていました。

そんなことを思いながら仕事をしているので、毎日毎日つまらなく、楽しくなく、仕事をしたくなく、幸か不幸かわかりませんが営業の各年代のエースが集まるチームに配属されてしまったため毎日泣いていました。もっと憧れるような人と仕事がしたいと思うようになり、転職活動を始めました。社内にこの人みたいになりたい!と思える先輩がいなかったんです。

転職活動は転職サイト、人材紹介会社、お客様など様々な方法で

転職活動は、私の場合いくつかのツールを使いながら、いろんな先輩のお話しをきいたりしました。
大学のときのバイトの先輩に相談したり、使えるものは全て使わせてもらうといった状態でした。
リクナビネクストに登録、人材紹介会社に登録面談、営業先のお客さんからの誘い、この3つで転職活動をしていました。
リクナビについては他にどんな業界が求人をだしてどのくらいの給与なのかなどを探ってみたり、実際に応募をして面接もしました。が事務経験もなく社会人経験も数カ月という私にとってはどこも雇ってくれるはずがありませんでした。

人材紹介会社の人にこんな会社はどう?どんなことに興味があるのか?など掘り下げて面談をしてもらい相談にのってもらいました。それと並行して、営業先のお客さんから、人が足りないからぜひ入社してほしいというオファーをいただき待遇面などの話をきかせてもらったりもしていました。営業先のお客さんには実際に私の仕事をしている姿を見てもらっているので、それからのオファーだったためとてもうれしく、ほぼ自分自身の中では、こちらの会社(営業先のお客さんの会社)にしよう、この人(誘ってくれた女性の専務)と一緒に仕事がしたい!この人みたいになりたい!と強く思いました。
ということで、いろんなツールを使って他社をみたり、面接をしたりしましたが、先方も私も相互OKという結果がでたのが営業先のお客さんの会社でした。

営業先のお客さんだった損害保険のコンサル会社に転職

転職した業界は損害保険のコンサル会社です。自社でコールセンターを持っていながら委託された業務の電話(ほぼインバウンド業務)をとる、保険の査定事務業務、共済事務業務などアウトソーシング先として複数のクライアントの仕事を請け負っている会社です。
社員は社長を含め3人、わたしをいれて4人でそのほか15人くらいのアルバイトの人で成り立っている会社でした。

転職後は女性の先輩に事務のこと、会社とはこんなところなどなどいろいろな面から教えてもらいました。保険の資格の勉強をしたりと新たなことだったため楽しくて仕方ありませんでした。
これが理想だとすら思っていました。
そこの会社で1年半くらいが経過すると次第に慣れなども出てきて責任ある役職をもらったりしました。が、当時相談できる相手もおらず、同期としてはいったマネージャーが体調不良で退職、アルバイトの教育から管理まですべてを任せてもらったのはとてもうれしかったけど思うようにできず、日々の電話の対応でいっぱいいっぱいでした。1時間のきちんとしたお昼休憩もまともにとれない日々が続くと次第に疲れてきて、そうなってくると私は電話をとるためにこの会社に入ったわけじゃないし、営業がしたいと思うようになり不平不満ばかりがたまっていきました。

転職のアドバイス-とにかく落ち着いて行動することです

転職希望者へのアドバイスや注意点は、
とにかく転職するときは落ち着いて行動することですね。
焦ってもいいことはありませんし、何事もタイミングですから、縁がないところはそれまでだったということなのです。くよくよしても時間の無駄なので、メリハリをきちんとつけることです。自分の強い信念を持っていれば大丈夫ですから。
それと目的をきちんとすることです。
たとえば私はとにかく○○さんと一緒に仕事がしたいと強く思ったので入社を決意しましたと先方に伝えましたし、お金を稼ぎたいからこの会社に入りたい、とかでもいいのです。
明確な柱となる転職理由を一つ作りましょう。そうすれば面接もうまくいくし、話の流れもスムーズに運びます。

文章:東京都のN.Yさん(女性)

「転職グッド」編集部が考える転職ポイント

N.Yさんの場合は、前職の取引先から誘われて転職を決意したケースです。取引先から声を掛けられる(スカウトされる)ということは、日頃の仕事ぶりや性格が認められてのことなので、本人にとってこれほど嬉しいことはありません。
一方で前職からすれば、せっかく育てた人材を引き抜かれた事になりますので、転職にあたってはトラブルにならないよう細心の注意が必要です。「立つ鳥跡を濁さず」はもちろんですが、同業種間の転職であれば守秘義務なども問題、異業種間であってもなるべくなら転職後も前職の人と連絡が取り合える関係を維持できるようにしましょう。

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