前の会社にて転職を決意した理由(退職理由)と、新しい会社に入社できた(採用された)と思う理由を聞くコーナーです。今回は40歳を前に地元での職場を検討、地元の商工会議所のキャリア採用に転職をした兵庫県の男性(43歳)に話していただきました。
地元での職場を考え、転職活動をスタート
もともと地元に貢献できるような仕事につきたかったのですが、大学卒業時は製造業に就きました。
しかし、40歳に近づくにあたり、わたしと家内の両親の介護の心配もする必要が出てきたこと、これまでの製造業での営業や宣伝広報部門のノウハウが生かせる、かつ地元に貢献する仕事を手掛けたいという思いが募り、転職を考えるようになりました。タイミングとしても今しかないだろうと家内とも相談の上、転職活動を始めました。
地元の商工会議所のキャリア採用に転職
地元の商工会議所のキャリア採用に応募してありがたく、採用してもらいました。自分自身が地元に貢献するにあたり、最適な転職先です。地元企業の活性化のために企業同士の連携を促したり、地元企業の技術を広める活動、さらにはイベント開催などこれまで製造業の営業や宣伝広報部門でつちかったノウハウが活きる仕事に就くことができました。
正直なところ、給与も減りましたし、週末も仕事が入るなど大変なことはもちろん発生します。しかしながら、やりがいという面ではこれからの人生をかけるにあたり、非常に素晴らしいものになっています。
「転職グッド」編集部からのコメント
30代後半から40代になると少しずつ転職でも求められる資質が変わってきます。30代では「即戦力になる能力と将来性」、40代では「リーダーシップ」、前職での実績と、その実績と経験を自社にどう活かしてもらえるか。部下の育成についての考え方などが重要視されます。
また自分にとっても、家庭環境の変化や新たなやりがいを求めて、最後のチャレンジを考える時期でもあります。
自分がこれまでの社会人生活で積み上げてきた経験や技術をあらためて細かく書き出した上で、転職をしようとする企業に対して、自分は即戦力としてどんなことができるのか、また会社にどのような貢献ができるのかを具体的に考えてみましょう。