[私が介護職に採用された理由] 面接で祖母の介護経験と知識を上手にアピール-未経験のハンデを突破

[介護職に採用された理由] 面接で祖母の介護経験と知識を上手にアピールできた

前の会社にて転職を決意した理由(退職理由)と、新しい会社に入社できた(採用された)と思う理由を聞くコーナーです。今回は携帯電話関連の会社から心機一転、未経験の介護職に転職をした岩手県の女性(31歳)に話していただきました。

お客からのクレームや問い合わせに疲れ、退職を決意

以前は携帯電話関連のお仕事をしていました。次々と色んな新商品が発売され、そのたびサービス内容が変更されたり、販売方法が変わったりとおちつきませんでした。そのたびお客さんからの問い合わせやクレームなどに追われ、仕事に疲れてしまいました。

また、他社との間にお客さんの争奪戦も始まり、雰囲気も悪くなり、嫌気がさしてきました。その時は契約社員だったので、正社員でお仕事をしたかった というのも 転職しようと思った理由でした。

採用された理由は、面接で祖母の介護経験をアピール

現在は介護のお仕事をしています。未経験でしたが、祖母の介護をしていた経験もありましたので、その時に得た知識と経験を面接官にアピールしました。

他にも、やる気だけは感じ取ってもらいたいと思い大きな声ではきはき答えることや、聞かれた質問に対して間を開けず直ぐ理解し、答えるようを心がけました。

また、見た目で面接に落ちることだけはいやだったので、頭の先から爪の先まで注意し、清潔感を感じてもらえるように努力しました。また、面接時、この仕事を始めたらどのように頑張って行きたいのか自分で想像し、うまく答えることができました。

「転職グッド」編集部からのコメント

医療、福祉業界、特に介護職は慢性的な人出不足ということもあり、常に求人募集がおこなわれているところも多いようです。でもだからといって、誰でも受かるというものでもありません。

この方は、携帯電話関連の仕事から、まったく畑の異なる介護職への転職でした。面接では祖母の介護経験で得た、知識や体験談を面接官にアピールして、採用を得たとのこと。未経験ということが反対に良かったのかも知れません。

これからの日本は高齢化社会を迎えます。65歳以上の高齢者人口は3,100万人を超え、日本の総人口の4分の1(25%)を占めるまでになり、2060年には総人口の40%に達すると見込まれています。「社会福祉・介護業界」の重要度は増しており、国もさまざまな施策を打ち出しています。

このことは実際の数字にも表れています。女性雇用者数を産業別にみると、もっとも多いのが「医療、福祉」で 559 万人。この数字は女性雇用者総数全体の22.9%を占めています。10人に2人以上が「医療、福祉」業界で働いていることになります。

これらのことから考えても、「医療、福祉」は未経験の女性の方でも飛び込みやすい業種でしょう。

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