「建設業界」の良い点・良くない点(その2)- 働いている人に答えてもらいました!(転職の参考にどうぞ)

「建設業界」の良い点・良くない点(その2)- 働いている人に答えてもらいました!(転職の参考にどうぞ)

「建設業界」に転職を考えている方へ。建設業界は裾野の広い業界で、業界全体の就労者数は国勢調査(2010年)によると約450万人にも及びます。東日本大震災以降、特に建設技能労働者は不足状況が続いており、高齢者(55歳以上)割合が高く、若年層(29歳以下)割合が低いことも懸念されています。
今回は「建設業界」で働いている人(働いていた人)に、業界の良い点と良くないと思う点をアンケートで答えていただきました。前回の「建設業界 良い点良くない点 その1」に続く第2弾です。ぜひ転職の参考にしてください。

建設業界の良い点

ハウスメーカーに勤務しています。お客様の夢と希望をくみ取り、ゼロから世の中に二つと無いマイホームを作るのは遣り甲斐があります。完成後のお客様からのお礼の言葉は本当に嬉しいもので、感動を分かち合う事が出来ます。また頑張ろうと思います。

建設業界の良くないと思う点

人生で一番の高額の買い物ですので、少しでも不備や施工不良が有れば、お客様からの厳しいクレームになります。高額な物ですから、お客様の目も厳しく、報告、連絡の遅れなどで怒られる方もいます。精神的に強く無いと厳しい面も有ります。
(男性 50歳 高知県 建設業)

建設業界の良い点

建設業工事の現場監督をやっています。業務は作業員への指示、工事状況の写真撮影、書類整理です。現場で必要な時に作業をして、あとは、現場事務所にいる事が多いので肉体的には疲れません。現場が終われば帰れるのでほとんど残業がないです。

建設業界の良くないと思う点

時には雨・雪でも外で作業しないとダメなので、寒さ、暑さ対策はしないといけません。夏の舗装工事の作業時は暑くて辛い時があります。現場には鉄筋やくぎなどあるため、ちょっとした不注意で小さい怪我をする事が多々あります。
(男性 35歳 青森県 建設業)

建設業界の良い点

建設業ハウスメーカーに勤務していましたが、 良い点は、やはり人生で一番大きな買物であるマイホームに関して、得することが多い、ということだと思います。自分の勤務する会社で建てるなら、自分が動くことで格安で建設できますし、一般の方だと難しいご近所様の情報入手なども可能ですので、比較的失敗は少ないと思います。また。他メーカーの情報も耳に入ってくるので、自社以外で建てる場合も、有利ではないかと思います。

建設業界の良くないと思う点

建築業界は、まだまだ男社会の世界なので、セクハラとまでは言わないまでも、女性の多い会社と違って、仕事以外の面、例えば、飲み会や旅行など、男性優位ですすめられるイベント事などは、特に年配の男性の多い職場だと、ついてゆけなかったり、しんどいと思う事は、多いと思います。
(女性 46才 広島県 建築業界(ハウスメーカー) )

建設業界の良い点

建設業私が以前働いていた建設関係の業界は、基本的には他の業界と比べて給与が高い業界でした。私は大工の仕事に従事していたのですが、周りの友人達と比べても月に約5万円程は高かったと記憶しています。年齢が若く、職歴も無い方にとっては最初から比較的良い給与を貰えるので良いのではないでしょうか。毎日仕事をしていると嫌でも筋肉がついてくるので健康的でもあると思います。

建設業界の良くないと思う点

この業界は給与は良いのですが、休日が少なく体力的にもハードな仕事だと思います。休日は基本日曜日のみで祝日の休みも盆・年末年始などの大型連休以外ではありませんでした。体力的な面も慣れるまで、筋力がつくまでは非常につらく仕事終わり等はすぐにベッドに入る程過酷な作業でした。
(男性 28歳 北海道 製造業(営業職))

建設業界の良い点

良い点はとても大きな物を創るという工程に関われるので、それが自身の誇りとして何十年と形に残るというところでしょうか。多くの人との協力がないと成しえない仕事なので、その中で働く充実感と建物が出来上がった時の達成感は半端ないと思います。

建設業界の良くないと思う点

とにかく自然災害があったり、手配がうまくいかなかったりで、工程通りに進まないことは当たり前なので、暇な時は暇、忙しい時は残業しても追いつかないくらいになります。
また工程によっては人命にかかわることもあるので、その責任ものしかかって、ストレスはかかりやすい職業になると思います。
(女性 42歳 福岡県 現在は働いていません。前職は建設業で電気設備の設計・施工・監理をやっていました)

建設業界の良い点

私は建設業でサッシ工をしています。親会社がR社ということもあり、下請けをしている私達の会社は仕事の依頼が非常に多いですので助かっております。またサッシ屋の仕事をすることで自然と手に職をつけることができますので、建設業またはサッシの取り付けに興味がある方はオススメです。

建設業界の良くないと思う点

サッシ屋を含む建設業はその会社にもよりますが、教え方やコミュニケーションの取り方が独特だったり激しかったり、1日で退職する人もいたりしますので、職場環境によっては忍耐が必要なケースが多いです。それと夏は暑くて冬は寒いので正直にきついです。そのため自分自身で体調を崩さないようにしなくてはいけません。
(男性 35歳 東京都 サッシ屋経営)

建設業界の良い点

技術があれば、性別関係なく仕事ができる側面があります。私の場合、男性ばかりの現場に紅一点で仕事をしていました。技量があれば信頼してもらえますし、「女性だから。」というだけで差別される経験はありませんでした。

建設業界の良くないと思う点

元来、男性主体の職場であるため、女性の身体的なニーズに関する配慮は遅れていて鈍感な感じはしました。作業中に天候が悪くなって濡れたり汚れたりしても更衣室などがなくトイレで着替えたりしていました。
(女性 49歳 山梨県 建築業)

建設業界の良い点

仕事は大変ですが建物が完成した時の喜びや達成感はとても感じられます。またモノづくりの楽しさが仕事を覚えるうちにどんどん分かってくるので一度はまってしまえばもう建築の虜になってしまいます。体を動かしたい人にはもってこいのお仕事だと思います。

建設業界の良くないと思う点

工期がないと下手をすれば休日出勤も当たり前になってきます。またウチの場合、基本的に土曜日、祝日は休みではないので自分の時間を優先したい人にはあまりお勧めできません。
現場が変わったりするので起きる時間がバラバラになったり、遠い現場に長期間常駐することも珍しくないので体力的にも大変です。
(男性 20歳 福岡県 建設業)

建設業界の良い点

日ごろ目にする建物や道路など身近なものの構造や造り方など理解できることで、自分や周りの安全を事前に守れることです。現場で監督となり下請け業者をまとめて指示していくことで、物事の判断や周りとのコミュニケーション能力の向上につながるとともに、自分の自信にもなる良い仕事だと思います。

建設業界の良くないと思う点

昔の縦社会の名残が多く残っており、柔軟な対応や発想が難しい面もあり上司が取り入れてくれない会社も多くあると聞きました。地域のつながりが大事である程度協力会社が限られてくることがいい面もあり、悪い面もあると思います。
(女性 37歳 新潟県 建設業)

建設業界の良い点

建設業型枠大工と言う仕事です。外での仕事なので、季節を体で感じられます。作った物が壊されない限り、一生残ります。力仕事なので、筋肉が付いてかっこいい体になります。
髪型など、自由です。基本的に8時から5時の仕事ですけど、終われば早く帰れます。

建設業界の良くないと思う点

外仕事なので、雨の日も雪の日もカッパを着て外で作業します。夏はめっちゃ暑くて倒れそうです。逆に冬はめっちゃ寒くて仕事をしたく無いです。
力仕事なので、筋肉痛などになっても次の日もずっと力仕事で体が痛め付けられます。
工期が無い時はつらい残業が待ってます。日曜日しか休みが無い。ケガをすると仕事が出来ない。工具が高い。
(男性 40歳 石川県 建設業)

建設業界の良い点

人見知りが解消できます。現場監督など以外は体力を使うだけで定時に帰れることがほとんどで時間の使い方を考えやすいです。しっかり勉強して技術を覚えてしまえば、退職するまで使うことができ、なおかつ給料アップなどにもつながります。

建設業界の良くないと思う点

事故による怪我が多い。小さい怪我はとても多い。
基本的に、外での作業なので夏や冬など気温により大変なことがあります。作業の写真記録など面倒なことが多く、しっかりと作業、確認をしないとやり直しになる。しっかりされていないと建て直しもありえるため。
(男性 23歳 東京都)

「建設業界」で働いている人(働いていた人)に、業界の良い点と良くないと思う点を聞きました。こちらの「建設業界」の良い点・良くない点(その1)や、「建設業界の概要と動向、現状」もぜひご覧下さい。

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