前の会社にて転職を決意した理由(退職理由)と、新しい会社に入社できた(採用された)と思う理由を聞くコーナーです。今回は新卒で入った自動車部品や精密機器の金属加工会社を早期で退職してしまい、歴史が長く業界でも有名だった医療機器の製造販売している会社に転職をした千葉県の男性(25歳)の方です。
新卒で入った会社を上司との人間関係の悪化で転職を決意
私は、自動車部品や精密機器の金属加工会社に新卒で入社しました。会社の面接での印象が良かったことから入社を決断しましたが、入ってみると雰囲気が悪く罵声ばかりだったので転職することになりました。
仕事に対しては、やりがいがありましたが上司との人間関係の悪化が転職することになった原因だと思います。自分なりに立て直そうとしましたが、一度悪化した上司との関係は修復できなくなってしまい雰囲気も悪くなってしまったので転職を決意しました。
早期退職のデメリットをどう乗り切ったか?
私が転職した先は、医療機器の製造販売している会社です。この会社は、歴史が長く業界でも有名だったので応募しました。どうしても採用されたかったので普段よりも履歴書を丁寧に書き、志望動機もハローワークの職員の方に何度もチェックをしてもらいました。その後、一次の選考結果は合格となりました。合格の理由はわかりませんでしたが、真面目に丁寧に書いた結果だと思います。
続いて面接となり、短期で辞めたことや志望動機など細かく聞かれましたが、全てのことを正直に話し無事採用となりました。面接で採用となったのは、自分が悪く反省していることを強調したからだと思います。誰でも失敗はあるので、開き直って前向きに答えたことも良い結果になったと感じます。
「転職グッド」編集部からのコメント
この方は現在25歳。いわゆる第二新卒での転職です。歴史が長く業界でも有名だった医療機器の製造販売している会社とはT社のことでしょうか?良かったですね。
企業がこんな人を採用したい!と挙げているポイントの一つに「正直さ、誠実さ」があります。人事担当者自身、会社の代表として採用関連を一手に引き受けている訳ですが、自分が「この人と一緒に働きたいか?」と思える人材かどうかは重要な基準ではないでしょうか。
たしかに短期で新卒の会社を辞めてしまったことは不利に働くこともありますが、そもそも転職とは何らかのマイナス要素を含んでいるものです。その点を取り繕ったり隠そうとせず、明るく前向きに答えた方が信用を得ることができます。
近年は「大学新卒者の32.3%が3年以内に退職」というデータもあります。早期での退職は決してあなただけのことではありません。転職にあたってはそのことばかりを気にするのではなく、決して取り繕うことなく、自分の気持ちや考えを正直に、ていねいに話してみましょう。それでもわかってくれない会社なら、縁が無かったとキッパリあきらめて次を探すべきです。