「インターネット附随サービス業」はどんな仕事?概要と特徴、転職ポイント [業界研究]

「インターネット附随サービス業」はどんな仕事?概要と特徴、転職ポイント [業界研究]

「インターネット附随サービス業」はどんな仕事?概要と特徴、転職ポイント [業界研究]

Googleやアップル、ヤフーなど、今をときめく企業がずらりと揃うIT業界(情報通信業)。中でも「インターネット附随サービス業」は、ウェブを通して商品やサービスを提供している企業が多く、GDP成長率や雇用面でも大きく貢献している産業です。ここでは「インターネット附随サービス業」の特徴や近況、転職あたってのポイントをまとめてみました。

「インターネット付随サービス業」の特徴

「インターネット付随サービス業」は、「情報通信業」の中でもいわゆるIT業と呼ばれる業種で、ヤフージャパンなどのポータルサイト運営、GMOインターネット、さくらインターネットなどのレンタルサーバ運営業、GoogleやLINE(ライン)などのウェブ経由でさまざまなサービスを提供するクラウド事業(アプリケーションサービス プロバイダー)、クックパッドなどのウェブ・コンテンツ提供業など、インターネットに関連した業種を指します。

業界としての歴史はまだ浅く、世界で初めての一般ユーザ向けウェブブラウザNetscape Navigator(ネットスケープ ナビゲーター)が登場したのが1994年なので、まだ20年くらいしか経っていませんが、実質GDP成長率への寄与度が高く、平成17年~24年は33.1%、平成24年~25年は15.5%と大幅に成長しています。

産業の位置づけとしては、「情報通信業」 > 「インターネット付随サービス業」となっており、NTTやNTTドコモなどの「通信業」、テレビ、ラジオの「放送業」、「情報サービス業」、「映像・音声・文字情報制作業」などと同じグループに属しています。

成長を続けるスマートフォン関連

現在のホットな話題としては何と言ってもスマートフォン、タブレット関連でしょう。米アップル社のiPhone、Google社のOSアンドロイドをベースとしたスマホ関連サービスが大きく伸びているほか、最近では腕時計など身につけて持ち歩くことができる「ウェアラブルコンピュータ」、家電や住宅機器とインターネットがつながる「IoT(モノのインターネット)」など、パソコンや電話に限らず、私たちの生活全体にインターネットのフィールドが広がりつつあります。

また新規の株式上場が多いのもこの業界の特徴です。今年もスマホ向けゲームアプリサービス、法人向けインターネット広告関連サービス、コンテンツサイト運営、ビッグデータ関連など、インターネットに付随するさまざまな業種が新興市場へ上場しました。この流れは当面続くと思われ、成長が大きく期待される業種といっていいでしょう。

また気になる雇用状況については、平成25年の「情報通信業全体」の年平均従事者数は192万人で、前年と比べると2.5%の増加となっており、 特に「インターネット附随サービス業」は8.5%もの増加となっています。

若い人にはおすすめのIT業界

特に若い人には要チェックの業界です。業界自体が大きく成長しているため、採用活動が活発におこなわれています。職種も管理職や事務職、営業職のほか、WebデザイナーやWebディレクター、プログラマー、ITコンサルタントなどの募集も数多く目にします。
転職をするにあたってのポイントとしては、IT業自体が歴史の浅い業種のため、経営陣の年齢や就業者の平均年齢が若く、オープンな雰囲気の会社が多い、年功序列ではなく実力主義タイプの企業が多い、成長を遂げているためさまざまな仕事を任されるなどのメリットがあります。
反面、その裏返しで、福利厚生や労働条件が確立されていないことが多い、独自色が強く自分に合っていない会社の場合は働きづらいなどのデメリットもあります。自分の性格が、安定志向の会社を求めているのであれば不向きでしょうし、アグレッシブに働きたい人にはぴったりの業界です。
いずれにしても若い人には人気の業種なので、選考も高倍率になることには違いありません。転職サイトのチェックだけではなく、公式ウェブサイトのみの募集のケースもありますので、気になる企業はこまめにチェックしておきましょう。

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