[転職体験談] メーカーに転職したNさん(男性) -転職サイトを毎日チェックして気になる求人はすぐ応募

[転職体験談] メーカーに転職したNさん(男性) -転職サイトを毎日チェックして気になる求人はすぐ応募

今回の「転職体験談」は人材派遣会社から資材メーカーに転職をした北海道のR.Nさん(男性)。リーマン・ショックによって大きな打撃を受けた人材派遣会社を諦め、形のある商品を扱う業種を探した結果、めでたく短期間のうちに新しい会社へと転職することができました。そのポイントとは何だったのでしょう。本人に当時の様子を書いてもらいました。

転職を決意した理由-リーマン・ショックで会社が打撃

私は平成14年から平成21年までの約7年間、人材派遣会社の営業職として働いていました。
派遣社員の受け入れ促進を行い受注を取り、人選した候補者の企業見学に付き添い、就業開始後は、派遣社員の様々なサポートや契約期間の延長を企業側に交渉する、といった業務内容でした。
所属していた部署は製造業への派遣がメインだったので、様々な業界の人事担当者や工場長との折衝を通じて知識を広め、それが経済全般や営業職に対する魅力を深める動機となりました。
しかし、平成20年に起きた経済恐慌リーマン・ショックによって派遣業界は大きな打撃を受け、勤めていた会社は全国的な人員整理に踏み切り、優秀な営業職も去っていきました。
私は、経済恐慌が起きる前から度々表面化していた、派遣業界のずさんとも言える実態にも疑問を抱いていて、会社の退職勧奨を機に、次は形ある商品を扱う営業職を経験しようと考え、転職を目指すことに決めました。

転職サイトを毎日チェックし、気になる求人はその日のうちに応募

資材メーカーに転職成功した北海道在住のR.Nさん転職活動を行う上で、転職サイトの利用はとても効率的でした。有給休暇の日数が限られている中で転職を成功させるためには、いかに時間を有効活用できるかという点に尽きます。もちろんハローワークにも通いましたが、年齢的にも若くないので失業保険を当てにするような生活は考えられませんでした。
リクナビNEXTやenジャパン、DODA、マイナビ転職と、地元北海道に特化したジョブキタというサイトに登録。毎日チェックして、気になる求人はその日のうちに応募しました。不明な点のある求人は、企業の電話番号を調べて質問させてもらった事もあります。
結果的に、採用をいただいて就職を決めた会社は、登録をしていないタウンワークからの応募でしたが、転職サイトを毎日チェックする習慣や、1日も早く転職を果たすために行ってきたスピード対応は、間違いなく不可欠なものだったと思っています。

資材メーカーの営業職に晴れて転職

転職を果たした会社は、生花用の各種資材や花を飾るためのカゴや器、装飾用の雑貨類を扱う卸売会社で、ルート営業と新規開拓を担当する営業職に就きました。
前職を辞める際に、次は形ある商品を扱う営業職に挑戦したい、と考えていたので希望が叶った形です。しかし生花業界という未知の分野であることや、商品アイテム数が非常に多いことで、慣れるのには想定以上の時間を費やしました。商品を覚えていくためには、普段から商品に触れる機会を持つしかないと考え、在庫管理や納品、倉庫の整理といった作業にも力を注ぎました。また、お客様である生花店の方々は職人気質の人も少なくないので、営業職としての実績以前に自分がどうあるべきか、ということを見つめ直す機会になりました。
ワンボックスカーに商品を詰め込んで毎月出張しましたが、知らない土地で500円の商品1つから新しい関係が始まることに感謝と嬉しさを実感しました。

R.Nさんからのアドバイス-転職はスピードを意識することが重要

転職活動については、やはり何よりもスピードを意識することが重要だと思います。そのためには目標と計画が欠かせませんが、採用決定日を本来の目標よりも1週間くらい前に設定して、そこから逆算した計画を立てて「絶対にこの計画を崩さない」という覚悟で取り組みました。そして、目標までの1日1日を細分化することで、その日にやるべき事やボリュームが見えてきます。また、活動中はその時にやっている事だけに集中して、メールを見ながらとか他の事をしながらにならないように注意するべきだと思います。
あとは、根拠がなくても自信を持つことは大切だと思います。自信がないと、転職をしてもすぐに迷いが付き纏うようになってしまうからです。自信を持って仕事に取り組んでいけるよう、私は面接で社長や上司になる方と少しでも多く話しをするように心掛けました。皆さまの転職成功を陰ながら応援しています。

「転職グッド」編集部が考える成功のポイント

幸いにも残り少ない有給休暇を使って転職活動ができたNさん。限られた時間の中で「リクナビNEXT」や「enジャパン」などの転職サイトをフル活用。毎日新着案件をチェックし、気になる求人が見つかったら、その日のうちにすぐ応募したとのこと。
前職の人材派遣会社でさまざまな業種の会社を見ているうちに、ふつふつと形ある商品を扱う会社への憧れが芽生えていったようです。
「何よりもスピードを意識することが重要」とおっしゃっているように、なんと有給休暇の消化期間中に次の職場が決まった成功例でした。

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