総務省統計局は2016年8月9日、平成28年(2016年)4~6月期の労働力調査(詳細集計)の結果を公表した。
正規社員は3367万人と前年同期に比べ53万人の増加
正規の職員・従業員は3367万人と、前年同期に比べ53万人の増加で6期連続の増加だった。
一方で、非正規の職員・従業員も1989万人と、36万人の増加で14期連続の増加となった。
非正規の理由、男性は「正規の職員・従業員の仕事がないから」
また非正規の職員・従業員についた主な理由として、
男性の場合は「正規の職員・従業員の仕事がないから」がもっとも多く148万人だが前年同期に比べ9万人減少している。次いで「自分の都合のよい時間に働きたいから」が140万人、「その他」が124万人となっている。
女性の場合は「自分の都合のよい時間に働きたいから」が 350万人ともっとも多く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が328万人、「家事・育児・介護等と両立しやすいから」の215万人、「正規の職員・従業員の仕事がないから」の152万人と続いている。
完全失業者は217万人と前年同期に比べ10万人の減少
完全失業者は217万人と前年同期に比べ10万人の減少だった。仕事につけない理由として、もっとも多かったのが「希望する種類・内容の仕事がない」61万人だが前年同期に比べ6万人の減少だった。
次いで「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」が30万人、「勤務時間・休日などが希望とあわない」が24万人、「賃金・給料が希望とあわない」が19万人だった。
また失業期間では、完全失業者(217万人)のうち「3か月未満」が81万人と前年同期に比べ3万人の減少。
「3か月以上」が126万人と,10万人の減少。このうち「1年以上」は78万人と,4万人の増加している。