前の会社にて転職を決意した理由(退職理由)と、新しい会社に入社できた(採用された)と思う理由を聞くコーナーです。今回は、高卒後、勤めた自衛隊にやりがいを感じず未経験の探偵業に転職した神奈川県の男性(29歳)のお話しです。
高卒後、勤めた自衛隊にやりがいを感じず転職
私は高校卒業後、進学するか就職するか迷っていたのですが、とりあえず公務員(陸上自衛官)として就職することにしました。なぜ公務員になったのかというと、公務員になれば、福利厚生がしっかりしていて給料も安定しているので、安泰だと思っていたからです。
しかし、この判断が大失敗でした。予想どおり公務員は給料も高くて、仕事の内容も一般的な中小企業と比べるとすごく楽だったのですが、私にとって、その仕事の内容は全くやりがいのないものでした。
それでも「続けていけば、少しづつこの仕事を好きになっていってやりがいも感じられるようになる」と信じ、しばらくの間は頑張って続けていましたが、結局、やりがいを感じられず、ある日、「このままでは人生が台無しになってしまう」と思い、給料や待遇が悪くても、やりがいのある仕事を見つけるため、転職することを決意しました。
新しい職場はもちろん未経験の探偵業
新しい転職先は、以前の業務と全く関係のない業種で、志望していた企業(探偵業者)に一発で採用されました。入社した後で、採用担当の方に、なぜ実務経験のない私を採用してくれたのかをと尋ねると、その方に「資格をたくさん持っていた事と、会社に入ってから何をしたいのかという目的意識がしっかりしていたから」と言っていただきました。
全く関係のない業種からの転職でしたので、少しでも「その企業に転職したい」という気持ちをアピールするために、以前の職場にいた時から空いた時間を使って勉強をし、国家資格を取得していたのです。入社後は、資格を持っていることや、やる気があることを評価されて、責任は重いけれどやりがいのあるポジションに就くことができました。
結果的に給料や福利厚生の面では、前職より悪くなってしまいましたが、以前は感じられなかったやりがいのある仕事なので、公私ともに毎日楽しい生活を送ることができています。大成功だったと思っています。
「転職グッド」編集部からのコメント
東日本大震災などの自然災害や事故での献身的な支援活動から、敬意の念と感謝の気持ちを持つ人も多い自衛隊ですが、この人の場合は、配属されたセクションが良くなかったのか、もともと自分の適性とマッチしていなかったのか、やりがいを感じず退職をしてしまったようです。
探偵会社の中には厳しい訓練を受けてきている元自衛官や元警察官を優先的に採用するところもあるようです。たしかに探偵業は不測の事態を乗り越えられる精神力、体力、知力が必要とされるのでうってつけかもしれませんね。
このほかにも「私の退職理由と転職できた理由」に多数の実例を載せていますのでご覧下さい。