前の会社にて転職を決意した理由(退職理由)と、新しい会社に入社できた(採用された)と思う理由を聞くコーナーです。今回は鉄鋼会社の製造部門から、スポーツ用品販売業に転職した兵庫県・男性(26歳)のお話しです。
高校卒業後、地元の鉄鋼会社で製品検査の仕事に
私は、高校卒業後すぐ地元の鉄鋼会社で製品の表面傷・内部欠陥を検査する作業をおこなっていました。製造業です。
約6年半この会社で働いたのですが、特に人間関係などの悩みもなく、むしろ先輩・上司からはとても可愛がってもらい、自由に仕事をさせて貰えた、かなり良い環境でした。
そこそこ地元では大きな会社で、勤務体制も夜勤があったので給料も同じ年齢の人と比べると比較的に多く貰っており大きな不満もなく働いていました。
ただ6年が過ぎると、やはり工場の仕事は単純作業が多く、毎日同じことの繰り返しで、機械相手の変わり映えのない仕事に、自分の中でどこか物足りなさを感じるようになってきました。
私はもともと人と話すことが好きで、趣味であったスノーボードをもっと近くで感じていたいと言う思いがあったので、思い切って自分の好きなことをこれからは仕事にしていこうと思い転職を決意しました。
自分の趣味だったスノーボードを扱う販売業に転職
転職先の会社は、前職とは180度異なる小売・販売業で、自分の趣味でもあったスノーボード・スケートボードなどを取り扱っているアパレルとスポーツ用品のお店です。私自身がスノーボード・スケートボード関する技術・専門的知識に長けていたことが採用された大きな理由だったと思います。
転職してすぐは、前の仕事(工場)との仕事内容が大きく違っていたことから、分からないことや戸惑うことも多くありましたが、だんだん慣れてくると、やはり自分の好きな事でもありましたし、お客様相手の仕事で毎日に変化があり楽しく仕事ができています。毎日同じ単純作業の繰り返しを脱出できたので、新しいことにチャレンジして本当に良かったと思っています。
「転職グッド」編集部からのコメント
製造業の工員から小売業の販売員という180度違い業種に転職をした方です。このような新卒では(自分のやりたい仕事が固まっていないため)比較的、堅実な職業に就いた後、数年後に自分の好きな仕事を見つけて転職するケースも多いですね。この方の場合は特に自分の趣味でもあったスノーボード・スケートボード関連の仕事なので、来店したお客さまへのアドバイスもやりがいを感じているのがわかります。車が好きな人が自動車整備や販売業に就くのと似ていますね。
「好きこそ物の上手なれ」ではありませんが、誰しも自分の好きなことだと、一生懸命に勉強して、知識も技術も向上するものです。好きな事を仕事にしている幸せな例だと思います。
このほかにも「私の退職理由と転職できた理由」に多数の実例を載せていますのでご覧下さい。