「出版業界」に転職を考えている人へ – 業界概要と特徴、仕事内容 [業界研究]

「出版業界」に転職を考えている人へ – 業界概要と特徴、仕事内容 [業界研究]

「出版業界」に転職を考えている人へ – 業界概要と特徴、仕事内容 [業界研究]

インターネットの普及によってデジタル全盛を迎えている現在、アマゾン社の電子書籍デバイス「Kindle(キンドル)」やアップル社の「iPad」などの普及によって「出版業界」は苦境に立たされています。ですが、読者へ届ける手段(デバイス)は変わっても、人々の知識欲は昔も今も変わらないはず。むしろ情報過多の時代だからこそ、編集を得意とする「出版社」の役割が重要になってくるのではないでしょうか。ここでは「出版業界」に転職を考えている人に向けて、業界の特徴や現況、転職へのアドバイスをまとめてみました。

「出版業界」の特徴

書籍や雑誌、教科書、辞典、パンフレット、定期刊行物などを生み出す「出版業」。文芸書やノンフィクションなどの一般書籍から、マンガ、ファッション、実用などのさまざまな雑誌やムック、さらに学習参考書や辞典まで幅広くトータルで扱う大手企業は総合出版社と呼ばれている。中小の出版社では出版分野を絞ったり、学術関係、旅行関係など専門性を高めて勝負をしているところも。企画やライティングといった実務を担う編集プロダクションは個人経営も多く、ひとくちに出版界といってもその規模や内容はさまざまだ。
出版業界の流通は独特で、“版元”と呼ばれる出版社→日販やトーハンに代表される卸売り的役割の“取次”→小売業としての“書店”という構図になっている。

「出版業界」の現況 – 活字離れの影響で苦戦

1996年頃をピークに業界売上は年々減少し、近年では1兆6千億円規模となっている。インターネットやスマートフォンの普及によって加速度的に活字離れが進んでいることは明らかで、もはやこれ以下はないというところまで落ち切った感がある。出版社数も減る一方で、経営体力のないところはここ十数年で次々と看板を下ろした。業界売上は広告収入に左右されるところも大きいため、昨今の景気の回復でどこまで広告収入が上向くかが注目される。
そんな不振の出版業界において健闘を続けているのが大手3強といわれる3社である。「ワンピース」や「こち亀」などのジャンプコミックスや女性誌が持つ強いブランド力をもとに、物販・イベントなど幅広い展開をしているのが集英社。講談社は「進撃の巨人」が一大ブームになったり、池井戸潤氏の作品など時代を映した売れ筋を多く出版している。学習誌や辞典などでお馴染みの小学館は就活学生にも非常に人気であり、最近では「妖怪ウォッチ」が大ヒット。もともとはこの小学館のエンターテイメント部門として分離したのが集英社で、両社が千代田区一ツ橋にあることから2社を中核とした関連グループは「一ツ橋グループ」と呼ばれている。一方、講談社と、そこから分離してカッパブックスなどで一世を風靡した光文社は文京区音羽にあることから「音羽グループ」といわれ、これらが出版界の2大グループを成している。
大手を中心にした最近の傾向としては出版物製作だけでなく、教育やゲーム分野のグローバル展開、ネット通販業務など、自社ブランドのイメージ・商品を活かした新分野進出が活発化している。出版老舗・KADOKAWAと総合エンターテイメント企業・ドワンゴの経営統合に見られるような新たな流れも出てきた。出版業というと編集者をイメージしがちだが、こうした状況を背景に編集以外の仕事に携わる人も非常に多くなっている。もし編集職に限定して就職を希望するならば、大手・中小出版社がごくまれに行う編集部門の中途募集を狙うか、やりたい分野に強い編集プロダクションにアプローチするか、ということになるだろう。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、40歳記者職(従業員数10人以上)の超過労働時間は26時間。決まって支給する現金給与額は53万6千円と他職種と比べて非常に高い水準だ。ただこれらの数字や待遇は大手、中小などでかなり差があるものと思われる。

「出版業界」に転職を考えている人へ

編集者であれ、その他の営業や開発部門であれ、打ち合わせや撮影などの現場仕事、入稿などといった日々の業務にはすべて高いコミュニケーション能力と状況適応力、そして緻密さが求められる。取材では政治家や学者、芸能人に会うこともあり、礼儀作法や細やかな気配り、さらに会話やファッションのセンスも必要だ。日頃から積極的に情報収集のアンテナを巡らせ、幅広い教養や新鮮な情報を得るように心がけたい。企画に意欲的に取り組む“熱い”人材も好まれるが、それだけではなく、読者の需要を見極める冷静さも併せ持っていることが重要な採用ポイント。狭き門ではあるが志を高く持って挑みたい。
記事執筆:ライターT.Kさん

「転職グッド編集部」のひとこと

振り返ればインターネットもテレビも無かった明治、大正時代、菊池寛や武者小路実篤、川端康成など現在の文豪と呼ばれる作家たちは自費で文芸誌を立ち上げ、自分たちの考えや思いを世の中に発表しました。現在の出版業の原型ともいえるもので、今もこれらの流れを汲む出版社は数多くあります。近年のネット全盛時代において、売上が減少している「出版業界」ですが、人間の「自分の考えをもっと知ってもらいたい」「人生を変えるような良い本を読みたい」といった欲求は変わるはずもありません。私たちは、生まれてすぐに「絵本」を目にして、幼少期に「漫画」を読み、青年期に数々の「名作」を手に取り、成長をしてきました。作家や漫画家、ライターが書いた原稿を校正し、編集し、出版して、流通経路に乗せる。それらをおこなっているのが「出版業」です。人格形成にとって重要な影響を及ぼす「本」が今後もなくなることはないでしょう。「出版業」のこれからの健闘を祈らざるを得ません。

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