世界経済フォーラム(WEF)が2016年(平成28年)10月に発表した男女平等の度合いを表す「ジェンダー・ギャップ指数」2016年版によると、日本の順位は世界144か国中111位と、前年の101位からさらに後退しました。安倍政権の最重要課題のひとつ「女性が輝く社会」の掛け声とは裏腹に、いっこうに改善されない男女の格差が明らかになっています。
詳しくは「ジェンダー・ギャップ指数 2016年版( 男女平等の度合いランキング )」をご覧下さい。
世界から置いていかれる日本社会
「ジェンダー・ギャップ指数」は、経済活動や政治への参画度、教育水準、出生率や健康寿命など4つの分野から算出されており、日本は「経済参画」は118位、「教育機会」は76位、「政治参画」103位、「健康と生存」40位、トータルで世界144か国中111位でした。
特に給与、参画率、専門職での雇用の「経済参画」、女性の政治への参加率、閣僚の地位、行政の長の率の「政治参画」において著しい男女格差が見られます。
この数字はG7の先進国の中ではもちろん最下位、新興先進国のロシア、インド、中国、ブラジルよりも低くなっています。
詳しくは「ジェンダー・ギャップ指数 2016年版( 男女平等の度合いランキング )」をご覧下さい。